続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「異端の鳥」(2018チェコ=スロヴァキア=ウクライナ/トランスフォーマー)

?《ホロコーストの生き残りである作家イェジー・コシンスキによる同名小説を映画化したドラマ。ナチスから逃れるためひとりで疎開した少年が、幾度も迫害されながらも、たくましく生きる姿を映し出す。新人ペトル・コラールが主人公を熱演するほか、ステラン・スカルスガルド、ハーヴェイ・カイテル、ジュリアン・サンズら演技派俳優たちが共演する。》

これは、映画絡みの友人から観るなら覚悟した方がよいと言われていたので、かなり緊張しての鑑賞だったというか、もうファーストシーンから強烈で心が折れそうになったけど、最後まで観たご褒美をもらえたようなラストに救われた思いだった。

ウド・キアやハーベイ・カイテル、ジュリアン・サンズなど最近あまりスクリーンでみることのなかった俳優さんたちを観られたのも大収穫!

ナレーションや字幕説明など全くないので、解説を読んでいないと最初のうちは時と場所がよくわからなかったりしたけど、後半になって明らかになるナチの蛮行の無惨さはこれまでのホロコーストと同様だけど、原題にもなっている、“ THE PAINTED BIRD”を思わせるシーンにはどの時代にも通じる不気味さを感じて背筋の凍る思いだった、トラウマにもなりそうな役柄を演じきった子役の少年に拍手!

あらすじ
ホロコーストから逃れるために疎開したものの、預かり先の叔母を病気で亡くした少年。彼は天涯孤独となったため、ひとりで旅に出ることに。彼は行く先々で“異物”とみなされ、周囲の人間たちから迫害されながらも、なんとか必死に生き延びようとあがき続ける。


原題 THE PAINTED BIRD

169分 

R-15

監督
ヴァーツラフ・マルホウル

キャスト
ペトル・コトラール
ステラン・スカルスガルド
ハーヴェイ・カイテル
ジュリアン・サンズ
バリー・ペッパー
ウド・キア

TOHOシネマズ川崎4 18:05~観客8割程/150(75)席



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