ちょうどいい時間始まりで観るものがなくて時間で選んで、って失礼な動機での鑑賞だったので最初のうちは、え、お笑い芸人さんよりやっぱり主役はイケメンさんでお願いしたいかも、とか軽い気持ちで観ていたけど、実家のリンゴ園とお笑い芸人になりたい夢の間で揺れる主人公の心情が丁寧に描かれていて最後まで飽きずに観ることができた。
昨日観たオールスターな「みをつくし料理帖」とは対照的に地味なキャスティングながら田中要次さんや山本學さんなどベテラン陣が脇を固めていたのも印象的、林檎と神輿が練り歩く奉納祭の様子も興味深くてご当地映画としても見応えがあって、ご当地映画といえば以前はこういう作品は有楽町スバル座で観ていたことを思い出したりして、映画館の思い出を呼び覚まされた作品でもあった。
あらすじ
長野県にある農家の跡取りの実。彼は母親の死後、父親とふたりでりんごを育てる一方で、週末になると東京へと通い、お笑いライブに出演していた。実は、母の死後笑わなくなった父を笑顔にしたいと考えており、遂に父にステージを見せる日がやってくるが……
87分
監督
八木順一朗
キャスト
竹内一希
田中要次
田中永真
橋本小雪
鉢嶺杏奈
島田秀平
小野真弓
三浦貴大
爆笑問題
山本學
新宿武蔵野館3 18:35～観客30人程/85席
