続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「ラストエンペラー」(1987伊=英=中国/東北新社)

《「ラストタンゴ・イン・パリ」「1900年」で知られるイタリアのベルナルド・ベルトルッチ監督が清朝最後の皇帝・溥儀の生涯を映画化し、1988年・第60回アカデミー賞で作品賞をはじめとする9部門に輝いた歴史大作。溥儀の自伝「わが半生」を原作に、激動の近代史に翻弄された彼の人生を壮大なスケールと色彩豊かな映像美で描き出す。「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」のジョン・ローンが成長した溥儀を演じ、「アラビアのロレンス」などの名優ピーター・オトゥールが少年時代の溥儀を導く英国人教師役で出演。坂本龍一が甘粕正彦役で出演したほか音楽を手がけ、日本人として初めてアカデミー作曲賞を受賞した。オリジナル全長版は218分。》

日本公開が1988年1月ということは、あれから30年以上経っているので久しぶりに観られただけでも感激というかジョン・ローンやピーター・オトゥールが出てきただけでゾクゾク!

公開当時に観た時も紫禁城や中国清朝の時代再現、豪華な衣装などに圧倒されたけど、今では絶対に撮れないような映像に改めて圧倒されたというかそれこそIMAXなどの大きなスクリーンで観たいと思った。

後半これでもかと描かれる終戦に至るまでの日本が行ったことの描写はあまり目にしたくないけど、忘れてはいけない負の歴史として記憶に留めておかなくてはいけない貴重なシーンで、文化大革命の頃の中国の時代再現も見どころ。

1960年代といえば、ジョン・ローンが女装のスパイを演じた「Mバタフライ」も文革の頃が背景だったと思うと、エンペラーをやったらスパイをやったり、大忙しだったんだ、とか思ったりして、繰り返し観た大好きな「Mバタフライ」もまた観たくなった。

「ギルバート・グレイプ」から始まった12ヶ月のシネマリレーも今回で6作目、全部観たいと思いながらもまだ2作しか観てないけど、デレク・ジャーマン監督の「カラヴァッジオ」やデヴィッド・クローネンバーグ監督の「裸のランチ」も観直してみたいかも。

☆あらすじ☆
1950年、ハルピン。ソ連での抑留を解かれ母国へ送還された大勢の中国人戦犯の中に、清朝最後の皇帝・溥儀の姿があった。手首を切って自殺を図った彼は、薄れゆく意識の中、波乱に満ちた自身の半生を思い起こしていく。
※映画.comより

キャスト
ジョン・ローン
ジョアン・チェン
ピーター・オトゥール
坂本龍一
リチャード・ブゥ
タイジャ・ツゥウ
ワン・タオ
イン・ルオチェン
ビクター・ウォン
デニス・ダン
マギー・ハン
リック・ヤン
ウー・ジュンメイ
ケイリー=ヒロユキ・タガワ
イェード・ゴー
池田史比古
リサ・ルー
高松英郎
立花ハジメ
チェン・カイコー
コンスタンティン・グレゴリー

監督
ベルナルド・ベルトルッチ

原題  The Last Emperor

163分

PG12

新宿武蔵野館1 17:10~観客7割程/128席





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