続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「鵞鳥湖の夜」(2019中国=仏/ブロードメディア・スタジオ)

?《『薄氷の殺人』でベルリン映画祭金熊賞を受賞した中国の気鋭、ディアオ・イーナン監督が放つフィルムノワール。警察官殺しを犯した裏社会の男と湖畔の娼婦がめぐり合い、危険な逃避行を繰り広げていく様を描き出す。イーナン監督が研ぎ澄まされた演出で創出したサスペンスとアクション、魅惑的な闇と色彩が渦巻く映像美に目を奪われる一作。》

これは気になっていながらも、ちょっと気取ったというか、スタイリッシュ志向の予告編からなんとなく映像倒れの作品のような気がして足が遠のいていたけどいよいよ今週の木曜日で終わるので思い切って観てみだけど、全然違ういんしのうで、やっぱり観てみないとわからないと改めて実感!

一歩も足を踏み入れたくないような猥雑な場所での、できればお近づきになりたくないような危ない人たちが繰り広げる物語なんだけど、音の拾い方や映像の切り取り方が面白くて最後まで飽きずに観ることができた。

最近は韓国映画の方が観る機会も多いけど、やはり中国映画も捨てがたいというか、あの「黄色い大地」や「紅いコーリャン」などの名作何第五世代とすると今は第六世代といわれていて、特徴的なのは急変する中国社会を描いたものが多いとのことで、この作品の舞台も武漢の“城中村”という都市化途上地域で、行政の網から漏れた無法地帯ならではの足を踏み入れたくない様子が生々しく感じられた。

あらすじ
2012年、中国南部。バイク窃盗団の幹部チョウが揉め事に巻き込まれ、誤って警官を殺してしまう。お尋ね者になったチョウは、自分に懸けられた報奨金を妻と息子に残そうとするが、逃亡中の彼の前に現れたのは妻の代理のアイアイという見知らぬ女だった。


111分

PG12

監督
ディアオ・イーナン

キャスト
フー・ゴー
グイ・ルンメイ
リャオ・ファン
レジーナ・ワン

ヒューマントラストシネマ有楽町2 18:00~観客5割程/62席


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