こんばんは。
今頃、保健所からこんな物が送られて来た。

お袋がコロナ陽性で入院した際、かかった治療費を公費負担にするにあたって、
申請書を出せとのこと。
もう9月も終わりという時に何を今頃と思うが、手が回らない事情も分かるので、
昼から市役所へ走り、書類を揃えて郵便ポストへ投函した。
その後、セブンで一息

ロカボドーナツに代わり、ロカボバターケーキが新登場。

思いのほか味が濃厚で美味かったのだが、ロカボと言っても
もともとがカロリーの高い菓子なので、糖質50%とはいえ
204カロリーもある。
コーヒーはもちろんブラックだが、そうそう手を出して良い物なのかね・・
甘いものを食べて、少し脳の働きも活性化してきたし、夕方まで、
まだ時間がたっぷりあるので、久しぶりに
「八幡堀」
を、見に行って来た。



平日で小雨もパラつく天気ということもあり、人影はまばら。
但し、非常事態宣言も解除になり、明日以降は人も増えるだろう。


鬼平犯科帳のエンディングで流れる映像は、このアングルかな。
ところで話はだいぶ遡るが、去年の春に初めて福岡県の太宰府天満宮と
柳川を訪れた。
阪急交通社が、Twitter利用者向けに新大阪~博多間ひかり指定席利用で、
往復チケット¥5,500というバーゲンプライスを打ち出したので、これは
福岡観光のチャンスと、即購入したのだ。
そのかわり、早朝深夜の列車指定で新大阪発着なので、滋賀の田舎から
始発に乗って終電で帰る強行スケジュール。
夜21時にまだ博多駅に居る時は、ホンマに帰れるんかとビビってたな(笑)
旅全体の話は後日に譲るとして、
柳川に着いたら、まず一番に行くのは川下り。

西鉄柳川駅で、西鉄の太宰府・柳川観光切符を見せると、無料送迎バスで
船着き場まで一直線。
お時間のある方は、ここからは動画で
田舟に乗って柳川の景色を見ていた時、ふと
「八幡堀に雰囲気が似てるなぁ」
と思っていたら、思いがけなく船頭さんの口から
「近江八幡」
という言葉が出た。
「えっ!私 近江八幡からきたんですよ」
一同ビックリ。
聞けば、今の近江八幡の礎を築き、八幡堀を掘削した豊臣秀次の家老
「田中吉政」

関ヶ原の合戦や石田三成捕縛の功を認められて、筑後国柳川城32万石の
国主となり、柳川でも用水路を掘削して、近江八幡と同じような街造りを
行ったそう。
共通点はそれだけではない。
船頭さんの説明によれば、戦後に水運も廃れ、利用価値を失った柳川のお堀に
生活排水やらゴミが流入して、川底にはヘドロが堆積。異臭を放つドブ川に
なってしまったことから、行政は堀を埋め立てることにしたのだが、地元の有志
が保存に立ち上がり、紆余曲折を経て現在の姿になったとのこと。
これそのまま、八幡堀にも当てはまる。
八幡堀も、埋め立てられる寸前だった。
しかし、やはり有志が立ち上がって保存活動を展開。
地元はむしろ埋め立てを望んでいたと思うが、説得を続けて徐々に理解者を増やし、
最後は行政が方向転換して、保存に向けた大規模な浚渫を決定。石垣の修繕や遊歩道の
整備なども行って、現在の姿がある。
いやホントに、今 二つの堀が当たり前のように存在しているが、
ハッキリ言って奇跡だろう。
近江八幡市と柳川市が姉妹都市になっていないのが不思議だ。


しばらく来ない間に、新たな観光スポットも誕生。
感染症対策を万全にした上で、また観光客が戻って来てくれるといいな。