こんばんは。
昨日は「敬老の日」だったが、私が働く施設では、お昼に赤飯が出たぐらいで
特別な催しはなかった。
コロナ禍で、ここ2年ほどは「敬老会」や「納涼会」等の催しが軒並み中止に
追い込まれている。
さらには、施設から歌声が消えてしまった。
大声を出すとコロナ感染のリスクが高くなるとの理由で、利用者さんに一番人気の
歌うレクリエーションも自粛中なのだ。
一応、ワクチン接種は終わっているが、いつまでこの状況が続くのか・・
ところで、本来「敬老の日」は9月15日だった。
兵庫県のとある町で、老人を敬う会を9月15日に開くようになったのが
由来と聞いている。
祝祭日にはそれぞれに由来があり、それを無視して政治家の都合で日を変更するなど
あってはいけない。
先人を愚弄するハッピーマンデー制度は、今からでも止めてもらいたいと思う。
9月20日の「敬老の日」は、政治が動かしたものだが、
私の趣味的には、9月20日は
「バスの日」
これは、京都で初のバス営業が始まった日で、記録にも残っているから
こちらは、正真正銘の記念日だ。
ここから先は、私の趣味である「鉄道・バス」話。
滋賀県のほぼ全域(甲賀・湖西地域は除く)をカバーする
近江鉄道バス
西武グループなので、レオのマークがある。(後ろのバスは旧塗装)
写真に写っているバスは、三菱ふそうの新型エアロスター。
最近、ポツポツ見かけるようになった。
昔の近江鉄道バスは三菱ふそうの車両が多く、私が子供の頃は、貸切にも使える
リクライニングシートを備えた、ふそうのワンロマ仕様のバスが遠く京阪三条駅まで
頻繁に走っていた。
ところが、詳しい事はわからないが、江川卓氏のドラフト交渉権込みで、西武が
福岡のクラウンライターライオンズを買収して、江川氏との入団交渉を継続する際、
三菱の関係者も深く関わっていたのだろう。結局、江川氏の入団交渉は失敗に終わり
それ以降、西武バスは三菱ふそうのバスを一切買わなくなった。
当然、子会社の近江鉄道バスも右に倣えで、西武ライオンズを後援する
日産ディーゼル(現UDトラックス)しか入らなくなった。
しかし、西武グループの総帥 堤義明氏が株の不正取引で失脚して経営者が代わると、
それまで三菱ふそうを買わなかった西武バスが、急にエアロスターの爆買いを始めた。
現在、車両の多くを西武バスの中古車で賄う近江鉄道バスにも、いずれはふそうの
中古車も入るだろうし、整備ノウハウやら三菱ふそうディーラーとの繋がりも
必要だろう。
私は、個人的に三菱ふそうのバスが好きで、ふそうのバスに関わりたいと思って
三菱ふそうのディーラーに勤めたこともある。
バスというのは一応カタログはあっても、そのまま売れることはまず無い。
バス会社によって仕様が全く違う、完全オーダーメイド品なので、バスは
「バス部」という専門部署が対応する。
やはり、ディーラーの中でも別格のエリート部署だ。
私の希望は叶わず、トラックの「キャンター」や「ファイター」を売る日々だったが、
たまに、「ローザ」というマイクロバスの商談や、官公庁向けに大型バスの商談を
バス部の人と一緒にやった時は嬉しかった。
私は、三菱ふそうのリコール隠しの前に転職したが、もしあのまま居たら
精神を病んでいたと思う。
道路交通法が変わり、過積載の罰則が強化されてから、ユーザーのニーズが
ゴロッと変わった。
それまでは、過積載をしても壊れない頑丈な車体と、燃費は悪くても
力のあるエンジンが求められ、ふそうのトラックは、そこが評価されていた。
しかし、あの改正以降ユーザーの関心は、いかに最大積載量を確保できるかに
移った。そのことは、ふそうトラックの長所が短所になるということを意味する。
あのリコール隠しは、車体の軽量化に失敗した事実を認めたくなかった
三菱自工(以下 自工)の、くだらないプライドが起こしたものだ。
しかし批判の矢面に立たされるのは、自工の連中ではなく
ディーラーの営業マンやメカニックだからね。
結局、三菱自工はユーザーの信頼を失ったまま、トラック・バス部門はダイムラーに買収された。
外資系だからリストラも容赦がない。
私がお世話になった先輩方も、ほとんどリストラされた。
常にトップセールスを誇り、激務のあまり脳出血で倒れるも、奇跡的に復活して
ディーラーを支え続けた方も、例外ではなかった。
その話を聞いた時は、ショックで寝られなかった。
あの事件以降、三菱ふそうのシェアはダダ下り(当然ですが)
でも、三菱ふそうのバスは、今でも好きです(笑)
そんなことで、思い出話も含め、多くの方には興味のない話を書いたが
今後も鉄道関係は記事にしたいと思う。
最後に、最近撮った動画でも
昔、西武鉄道を走っていた車両が、いろんなカラーで走ってます。
【近江鉄道】万葉あかね線 2021初秋