神の国

 私
 は
 神
 だ
 が、君は誰だ?

絶叫系小説 「神の国」  第六話 後に「池畑牛乳店の惨劇」と呼ばれるところの胎動たる輪舞

2013年09月19日 20時24分01秒 | 全自動創作

 

 承前

 

 ※

 

 かつて吉川ベルクローチェと呼ばれ、その後は田所ダボ太郎とも呼ばれ、一時は吉川と田所が混在したりしなかったりし、そして今、新たに吉川オートクチュール退蔵と呼ばれ始めている彼は正に今、意味の分からないこの男に引かれるままに薄汚れた廃ビルの非常階段13階踊り場にいた。

 吉川をここまで連れてきたその例の男、仮にアイスコーヒーズボ山とするが、そしてここで衝撃のお知らせになるのだが「アイスコーヒーズボ山」というのは仮でも何でもなく直撃でこの男の本名なのであるが、というかそもそもそんなふざけた姓氏などあり得るのかという鋭い世論の声に対抗する為に私は次の事実だけを簡略に伝えるが、何故わざわざ簡略になどと偉そうなことを言うかというとつまり、私は今、借金の返済問題などの処置でとにかく忙しいのだけれども、まぁとにかく、アイスコーヒーズボ山は自身の本名をこの様にする為にわざわざ日本国籍を捨て、いったんウルグアイ人になっていた。ウルグアイ人になり、ウルグアイとかはもう全般的にやりたい放題なので、やりたい放題の国なので、国というかもうこれは何だろう、何なんだろう、何と言えばいいのだろう、私はウルグアイをどう言ってやればいいのだろう、っていうかウルグアイって何? 的な風情、といったものの詩的表現というかそれを言う、ってかよく考えるとその点を言うつもりはないし、読者諸氏に対し私はそこまで親切ではないから、お前らそれぐらい自分で考えろと平気で突き放すのだが、突き放したら突き放したでちょっとこれどうにも心配になってくるじゃないですか。嫌われるんじゃないかなとかが。嫌われるんじゃないかなとか、陰で悪口言われるんじゃないかなとか。だから、あの、

 とにかく、すいませんでした。

 それで、話が戻るがアイスコーヒーズボ山は吉川を廃ビルの側面を蔦の様に這う非常階段13階の踊り場までつれてきたのである。第六話はここから始まる。

 ※

「君」
「はい」
 
 吉川は無言で非常階段を登り続け、踊り場で突然止まっては振り向き、呼びかけるアイスコーヒーズボ山に戸惑いながら応えた。

「あそこに牛乳屋が見えるだろう?」
 
 アイスコーヒーズボ山、いちいちアイスコーヒーズボ山と言うのもなんだか大変だし、読者諸氏もきっと煩雑に思われるだろうから以下、アイスコーヒーズボ山のことをズボり川と呼ぶことにします、それで、そのズボり川はそう言って向こうの方を指すのだが、残念ながら非常階段のある廃ビルの四方八方はこれまた無駄に高い廃ビルたちに囲まれており、周りは裂け目の様なほんの僅かな隙間があるだけで見通しの様なもの、眺望と言ったものは全くなかった。なかったというか、廃ビルと廃ビルの間は裂け目ぐらいしかないから、非常階段の踊り場から手を伸ばすと隣の廃ビルが余裕で触れてしまうので、見える見えないの世界ではなかった。なかったし、ズボり川も「あそこに小汚い牛乳屋の看板が見えるだろ?」とか言いながらすごい勢いで前方を指さしたのだが、隣の廃ビルとの間に指さすほどのスペースが、だからないから、信じられない勢いで指を隣の廃ビルの壁に垂直にぶち当てており、突き指がどうしたとかの次元に時局は留まらず、端的に申し上げて右手人差し指の第二関節が目一杯破砕骨折を為し、指先が90度直角に折れ曲がり、引き裂けた断面の肉からは速やかに血が滲み始め、堰を切った大水の様にその量を増していた。
 とても分かり易く言うとやり過ぎて指の第二関節から向こうが本体からファラウェイしかけとった。どうにかこうにか肉だとか皮膚だとかが、その両者の紐帯になっていた。第二関節から向こうがズボり川の本体から宇宙遊泳状態だった。そしてその切断面からは、夥(おびただ)しい鮮血が心筋ポンプ経由で噴き出していた。

 ズボり川は指先を全く意に介さずに説明を続ける。

「あそこに見えるのがそう、今回君に一仕事してもらう、池畑牛乳店と言うわけさ」

 前述の通りズボり川が指さす方には隣の廃ビルの鮫肌なコンクリート壁しかなく、視界ゼロなわけだから、視界ゼロ地点なわけだから、そこは視界がゼロ地点なわけだから、池畑牛乳店などというものはこれっぽっちも見えないし、血飛沫とかも凄いし、あと普通、多少なりとも止血するなりなんなりして出血の勢いを弱める努力が為されそうなものだが、まぁ、完全にストレートに人指し指の第二関節が破砕骨折を起こし指が90度曲がり、かつ一切動じない人間というのに吉川はこれまで一度もお目にかかったことがないから、こういう場合、事態がどの様な推移を見せるのが常道なのか分からないんだけれどもとにかく、流血を弱めるなり叫ぶなり何か動きがありそうなものなのだが、ズボり川の場合は流血がどんどんと激しくなり、一体君の体には何リットルの血が流れているのかと思う程になってきていたが、全く動じることなくカリフォルニア州沿岸の眩しい日差しみたいな笑顔を吉川に向け続けていた。
 
 この出血がどれほど凄かったかというと13階の非常階段踊り場から流れ落ちるズボり川の瀧の様な血はたまたま下の廃ビルと廃ビルの間を子連れで歩いていた斑猫の一家3匹が落下する血圧で、大量の丸太が流れ落ちる華厳の滝で無謀にも滝行を試みた人、みたいになって死んでいたそうである。あ、話を戻す。

 彼は急に険しい表情になると吉川の耳元に口を近付け、辺りを伺ってから慎重にこう囁いた。

「全て計画通りだ。決まったことを決まった通りに、頼む」
「・・・と、いいますと?」
「殺れ」
「は」
「あの池畑牛乳店の連中を、殺るんだ」
「は」
「いいか、全員だよ。間違いなく全員、確実に、殺るんだ、殺るんじゃ、殺るんじゃぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああ!


 何で君はそうやかましく叫ぶのか。

 というかその前に、まず君は何処の何を指さして喋ってるのか、と、あと、君の血はもうとっくに君の体積以上流れ出てるんだけどその仕組みはどうなっているのか、の都合3点がもの凄く気になるのだが、ズボり川の殺気なのかそういう押しの様なものに押される吉川は何と返答してよいやら分からずとにかくズボり川が指さす、指さすというか、形としては隣の廃ビルの壁に人指し指の第二関節がどん詰まってそっから先が90度折れ曲がっている状態を見詰めた。指先からは引き続き本当に信じられない量の血が流れ落ち続けている。しつこいが下を歩いてた猫の一家が死んだぐらいだからこれはもう本当に凄い。

 何と返答していいか分からないし、と言って質問できる雰囲気じゃないしで、前にも後ろにも進めなくなった吉川はそのまま無言で血液噴出ゼロ地点を見詰め続けた。どうしようもないから見詰め続けた。難儀な話だ。

 ※

 その状態で二人が静止したまま二度目の太陽が昇っている。
 横を見ると二日前と何一つ変わらぬ状態で、西海岸的なお仕着せがましい笑顔を吉川に向け続けながら毎分170リットルの勢いの血液を噴射し続ける、ズボり川がある。庭園の池の真ん中に立つ彫像じみた様で一切変化無く静止する彼。いや、一カ所変わっていて、たった二日だがズボり川の髭は何故か呪術師みたいに延びまくっていた。あと、よく見たら腕毛も凄く伸びており、毛足が10センチ程度だろうか、オランウータンの腕みたいになっていたし、あと、もっとよく見たら複数の耳毛が扇状に直毛で伸び続け2メートルぐらいになっており、耳に孔雀の羽を大量に刺した人みたいになっていた、あ、二日前と変わってるの一カ所じゃなかったですね、ごめんなさい、でもとにかく、それ以外は何一つ変わらず、ズボり川は二日の間静止し続けたのだし、吉川は吉川で返答のしようがなかったからとにかく指先を見詰め続けていた。双方がそうして人倫の極北で静止する中を、地球は回り月も回り、太陽も銀河の中心に対し回転をし、その銀河もまた何かを軸にして回り、その軸は軸で次の軸に対し回りと言う風な回り回った二日間が、実に遠慮がちに横切ったのである。

 その異常なスナップ写真的静寂を先に破ったのは吉川で、極めて簡潔に一瞬だけ、ズボり川の方をチラと横目にした。彼は、当たり前だがズボり川の耳毛が伸びすぎて孔雀の羽みたいになっているのを目撃し、当惑して視線を血流ゼロ地点に戻した。念の為に言うがこの二日間、ズボり川の流血量に一切変化は見られず、毎分170リットルを守り続けている。

「知らん間にこの人、耳から孔雀の羽みたいなのが大量に出とる」

 吉川の頬を汗が伝った。

 森閑として在るズボり川。
 内心を乱す吉川。

 勝負はあったようなものだ。
 無力感に駆られる吉川は、ズボり川の折れ曲がった方の指先、壁に精神病の勢いで打ち付けられ、骨は完全に砕け、指の腹側の肉と皮膚だけで辛うじて繋がり無惨にもダラリと垂れ下がるその指の先、指の、駄目になった方の指す先、つまりは真の意味での指先の示す方、爪の果て、地の終わり、地の終わりは関係ない、爪の果て、に、ほとんど無意識に視線を走らせていた。その時。その、爪の果てが指す場所、そこにそれは、橙色に染まる朝焼けの世界で、鈍く火照っていた。吉川は目を細め、そして、見開いた。

「・・・あった」

 吉川がこの根比べの様な48時間強で始めて上げた声がこれである。
 あった。ズボり川の折れ曲がった指の指す先。廃ビルと廃ビルの隙間が表の道路と交わるその先。薄暗い非常階段の踊り場から光を求めるように伸びたズボり川の爪の延長線上。道路をバスが横切るのが見える。そのバスが過ぎる。やはり現れる、煤だらけの看板。

「あった」

 幾分語気を強めて、吉川は言った。
 あったのだ、確かに。その先に。「池畑牛乳店」と書かれた薄汚い看板が、爪の果て視線の先に、確かにあった。

「ありましたよ! 池畑牛乳店の看板、ありましたよ!!」

 吉川はズボり川を見て何が嬉しいんだか破顔して言った。
 その瞬間、ズボり川はまるでネジを巻かれた時計の様に突然動き出したのだが、その第一声はまことに不合理としか言いようがない。

「見えた? って、っった、痛っった痛っったえ、何これえ、え、あ、これ、え、あ、指これ、何、何で何が、え、これあの、血、え」


 48時間ぶりに動き出したズボり川は何がどうなるのかと思いきや突然パニックに陥った様に叫んだ。
 そして、折れてない方の手で何か違和感を感じる自分の側頭部の辺りを手探りにすると、孔雀の羽の様に伸び果てる己が耳毛を掴み、しならせ、視界に入れた。それを見止めた彼は顔は恐怖に歪めて再び叫んだ。


「ほんでこれ何よ、え、あ、え、え、え、え、これあ、え、羽? 孔雀? な、孔雀の羽? ほんで何ででで、あの、これあの、え、生えてる? 耳から? え、羽生えてる? それはそうとぎゃああああああああああああああああああ血があああああああ血が血が血がとにかくすげぇというかあのこれ、あのおおおおおおお夥し過ぎるやろおおおおおお出血の量がおびただあああああゆっつううううううびいいいいいいいいいがああああああああああ!!!」

 

 錯乱状態で頭を激しく手すりに打ちつけ、放水銃の様に血を噴出する指を腕ごとぐるぐる振り回したズボり川は、そのまま「いやじゃああああああ」と叫びながら非常階段を掛け上がろうとし、二段ぐらい上がったところで耳毛が廃ビルと廃ビルの間に挟まりバランスがおかしくなったのか、急にきりもみ状に横っ飛びをしてそのまま非常階段から転落した。
 上から見下ろした吉川には、13階から転落し、弾けた血で大きなヒトデの様な形を描き出している今さっきまで「ズボり川」であったらしき物体が目に入った。

 吉川を静寂が包んだ。
 しばらく静観した吉川は、やがて独り言ちた。

「男が一人命を懸けたんだ。彼の意志を継ぐのは、自分だ」

 
 
 (つづく)



速記録・699669

2013年09月03日 22時29分05秒 | 速記録

 

 ◎少年色のメルヘン

 追伸 点火したバルサンを奴の口に突っ込み、両耳、両鼻の穴、へそ、ケツ、尿道をダクトテープで塞いでみたら、風船みたいに膨らんでフワフワと空の彼方に。

 (20121217)

 

 ◎奇人より奇人の皆さんへ

 まず君たちは「私はマトモだ」という病気なのだということを知りなさい。

 (20121217)

 

 ◎奇人より奇人の皆さんへ2

 人は魂を持たない。それは努力して獲得される。人というものの宇宙的存在意義というのは、魂を結晶化させる為の一種の誘引器だ。私たちは全部で三種類の食 物を摂り、所謂「魂」と私たちが呼んでいる物質を濾しとって体内に結晶として蓄える。身も蓋もない言い方をすれば、これが私たちの全てである。

 或いは、「来るべき善き者」の前触れ、孵卵器の一種だと捉えても良い。つまり私たちは、救われないのだ。救われる者の為に救われないのだ。私たちの血が来るべき善き者の寝台となり、私たちの臓腑は彼らの安楽椅子となるだろう。 (耶蘇から息子たちへの聖訓)

 ※

 よくお聴きなさい。何度でも言うがあなた方はもうずっと長い間、ひどく混乱している。何代にも渡ってひどく混乱し続けたものだから、とうとう混乱していることが当たり前になってしまった。(シモンよりペテロへ第13の声明)

 (20121218)

 ※

 つまり実相として、狂っている人間以外は全員が狂っているのです。 (パウロによるベルベル人への説法)

 施しについてもう一度よく考えなさい。あなたが十分に摂り、もう不必要になったものを他人に差し出すのは施しでも何でもないのだということをよく知りなさい。あなたが必要とする糧を分つことが施しなのです。偽りの施しで自らを安楽させる猿は強欲な蛇よりも救い難いのです。

 蛇は自らを蛇と知りまたその残忍さをも自覚しますが、偽りの施し偽りの善に汚染された猿は、自身の義人なるを信じ続けながらその実、鬼畜の所業を続けるのです。私たちの言う悪魔と言うのはこの様な連中であるのです。彼らとは他ならぬ私たちであり、彼らとの戦いとは私たち自身との戦いであるのです。

 すると一座の中から聖アンデレが進み出でて私たちの救い主の膝元に跪くと、皆の意見を取り纏めこの様に言った「主なる盲目の魚に謹んで申し上げたい。どうぞ私たちの過ちを正し然るべき罰を与え給え」すると義き人は悲しそうに首を振りこの様に言った。「イスカリオテだけが私の話を聴いたのだろう」

 一方その頃、イスカリオテのユダはレイバンのグラサンをかけ、プライベートビーチに寝転がってトロピカルドリンクを飲み、現地人の娘のパイオツをミーモー ミーモーしながら「神よ私を罰して下さい」と嗚咽して絶叫していた。主はそれをご覧になり「善き哉」と仰られた。(8人のヤコブと15人のマギ)

 (20121219)

 

 ◎秘密通信倶楽部

 私、身寄りのないおばあちゃんをダンボールに詰めて川に流す社会奉仕活動をしております。

 いいですか皆さん。もう残り数回、ほんの数回紅白歌合戦を見たら私もあなたもジジィやババァなのです。これは明らかな事実です。私たちはほんの一瞬だけし か生きないのです。ことの重大性をもう少し真剣に考えてみてはどうだね? 脳溶けるまでふざけろ! 脳溶けるまでふざけろ!! 脳溶けるまで生き残れ!

 私は只今より入滅する。さらばじゃ。

 

 追伸 さらばじゃ

 

 追伸パートⅡ 身寄りのないおばあちゃんをダンボールに詰めてサラエボに送り続ける運動もしています。

 第三次追伸大戦 サラエボから身寄りのあるジジィを輸入してくるビジネスにも手を染めています。

 四次元空間からの追伸 こちら四次元こちら四次元、アローアロー、日本の身寄りのないババァの皆さん、お元気ですか?こちら四次元、私は元気ではありません。通信終わり。

 おまえら全員散れ!!解散。 追伸 寝ろ

 

(20121219)

 

 ◎怨節

 私の原子力発電と言うものに対する態度と言うのはきわめて明白なのであって、①原子力発電事態の是非というのはちょっと分かりません。なので何も申しません。ただし、原発賛成ということは(これは米軍基地問題についても思うのだが)そいつの家の庭に放射性廃棄物を埋めても良いということにはなる。

 ②東京電力と言うのはきわめていい加減な企業であったしきわめていい加減な企業であるし資本主義の原則、即ち「劣者の淘汰による人類の進歩」に照らしても速やかに解体されるべき企業でうある。から、東電擁護してる奴等は上記~のどれかが見えてないんじゃないかと思う。

 ③原子力発電の電気は安いとか、そんなに人の良いことを言うべきではない。原子力発電の地元対策費などは電気代に含まれているのだろうか? 今回の事故の保障費は電気代に含まれているのか? だからあなた方は騙され易いのだ。安い電気の代わりに「税金」の伏流から私たちは原発に幾ら払ってる?

 ④原発を止めたら電気がなくて困る、と言う方。しばらく原発止まってましたけど、私は何も困りませんでした。あなた方だって何も困らなかったでしょ? 企業が困りましたか? その、企業が困るとは何ですか? 企業の、お金持ち連中の財布に金が貯まらなくて困るという、そういう話でしょうが。

 ④また、町工場だとかそういう電気を沢山使うような所が困ると言う方。それは中小企業なり産業なりと言うものを国としてどうしたいのか、と言う問題なのであって、そのことと原子力発電とは何の関係もないだろうに。色々なことをごちゃごちゃにして議論を逃げるな。

 ⑤それでも私は別に、原子力発電を否定しない。別にやるのならやってもらってもいい。私は私の家の庭に廃棄物を埋められたらちょっと困るから、是非やって下さいとは言わないけれども、(そんなこと考えてみりゃおかしな話だが)どうしてもというのなら別に好きにすればよろしい。

 ⑥それでも。それでもそれでも、東京電力と言う会社の在り様はないだろうが。彼らは私たちを騙した。彼らは絶対に事故は起こらないと言った。その一点で 私たちを丸め込んだ。丸め込まれた私たちが馬鹿だった。だから、次からは騙されない。自身でも「それは起きない」と妄想し続けた。夢遊病者だ。

 ⑦話がおかしいのだ。彼らは事故を起こしたのだ。社会に莫大な損害をもたらした。会社の存続が不可能な程の損害をもたらした。なのに彼らは潰れない。どころか人並みの給料は当然に出ると言った。これは話がおかしいだろう?

 ⑦間違った会社は潰れるのだ。これが、あなた方お金持ちが私たちみたいな貧乏人を踏みつけても良い「ほぼ唯一の根拠」だ。彼らは間違わず、故に金を掴む。彼らに言わせれば私が貧しいのは私が何かを間違えてるからなのだろう。私は納得しないが、別にそう思っていただいてもいいと思う。

 ⑦じゃああなた方がしくじったら、私たちと同じことにならなければ話がおかしいだろう?私たちはしくじったら責任を取るんだ。家を取られ仕事を失い、路 頭に迷うんだ。路頭に迷えと言ってるんじゃない、彼らが路頭に迷わないで済むのになぜ私たちは路頭に迷うのかということを訊いているのです。

 ⑧それは貴族制度だろうが。学歴社会だの資本主義社会だの都合のいいことを言いなさんな。実相は貴族制度なんだろう? ある階級の人とある階級の人がいて、ある階級はある階級の、下部構造なんだろうが。それならそうと言いなさい。私たちはあなた方に取り合うのを止めるから。

 ⑨一言で言って卑怯だ。誰が責任を取ったのだろうか? あれだけの事故を起こして、責任者はおりませんといって、そういっている会社の「良心」に依存する自浄作用とやらを信頼するお人好しがあなた方だ。それは、言葉が悪くて申し訳ないが、世間知らずか、さもなくば考えの足りない馬鹿だと思う。

 ⑩最後に。私の言っていることを突き詰めれば必然的に行き着く点について述べないのはずるいと思うから、東京電力社員の子供は人並みの生活をするべきか? というデリケートな問題にお答えします。私は彼らは倒産した企業の子供達と同じようにならなければおかしいと思う。

 ⑩それはつまり逆でも良い。子供については、養育者の社会的経済的事情に左右されず、一定の生活を為す権利がある、と言う風に国や政治が定めても良い。 言いたいのは、東電社員の家庭とその他の企業の家庭というのは平等に扱われるべきだし、平等でないならば、それはおかしいだろうと言う話だ。

 ⑩1000年に一度と声高に叫びたい事情で倒産した町工場の家族。拠り所なく倒産した企業の社員の家族。なぜ彼らはそうなり、JALなり何なり、所謂 「大企業」とやらの家族はそうはならないのだろう。どちらかに揃えるべきだ。そうでないなら、人類皆平等などという歯の浮いた台詞を二度と言うな。

 ⑩資本主義なのか社会主義なのかをはっきりしてくれ、と、私は言っているのだ。金持ちと貧乏人がいて、貧乏人を踏みつけるときにはおいコラ資本主義だと言い、金持ちが怪しくなれば公的資金の殻に逃げるというのは、これはだから、尋常じゃないでしょうがよ。

 ⑪おまけ・馬鹿の一つ覚えみたいに「電気が足らん電気が足らん」と言う向き。電気が足りないんじゃなくて作れるだけの電気で社会を編もうという発想はな いのか。原発に注ぎ込んだ金を他の発電方法に投資していたらとは思わないのか?きっと心が綺麗な人なのだろうから、詐欺などにご用心。

 (20121221)

 

 ◎セフィへの福音36章は名言の宝庫

 見世物を見ている時、あなたもまた、見世物から見られているのだと言うことをよく覚えておきなさい。いいですか、闇を覗き込む時、闇も、あなたを見ているのです。(セフィへの福音36-72)

 (20121223)

 

 ◎キャンプでみんなと是非どうぞ

 燃えろよ燃えろよ 池田よ燃えろ 信者を集めて 日蓮騙れ

 (20121224)

 

 

 

◎ 詠句

 チャゲが来た 飛鳥とばあさん 大騒ぎ   (20121222)

 お前らが 全員爆発 楽しいな

 明日からこの病院は広域指定暴力団に認定されます

 お宅のお子さんが通ってらっしゃる幼稚園、昨日たまたまwikipediaで調べてたら、広域指定暴力団に認定されてましたよ

 広域指定暴力団・国境なき医師団

 広域指定暴力団・グループホーム陽だまりの家 (20121223)

 「除染かな?」 じいさんばあさん 大騒ぎ   (20131229)