[ソウル 13日 ロイター] – 韓国ソウルで、超高層ビル「ロッテワールドタワー」の建設が進んでいるが、下層部分ですでに開業しているショッピングモールやレジャー施設で客足が大きく落ち込み、賃貸料の引き下げに追い込まれている。
背景には、304人の死者を出した昨年のフェリー転覆事故以降、韓国で安全性に過度に神経質なムードが高まっているという事情がある。
隣接するモールで建設の不備が発見されたり、水族館からの水漏れや、複合型映画館のスピーカーによる振動といったちょっとした問題にも安全性への懸念がクローズアップされている。
地上123階、高さ555メートルの「ロッテワールドタワー」は2016年に完成予定で、完成すれば世界で6番目の高さとなる。
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