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ふわり・舞う・毎日

気持ちに余裕がないと、心の泉が枯れちゃうもんね。

ぶらりコンカリ

2009年05月23日 | 日常雑記
小劇場に足を運ぶなんて、何年ぶりだろう。
横浜に住んでいた頃には自分が役者をやっていたこともあって、小劇場には縁があった。
札幌に越してきてからは一度だけ、仕事先の人のお友だちが出演してるとのことで観に行ったことがあるけれど、それっきり。
久しぶり、の小劇場はJR琴似駅すぐ近くの「文化劇場 コンカリーニョ」という場所だった。

けれども今回はお芝居を観に行ったわけではない。
目的は、アート・マーケット。
先日の芸森アートマーケットに出店した際にその存在を知った、コンカリのアートマ。
どんなところなのだろう、と、えいみを穂和に預けて興味津々で出かけてみた。

会場は、駅から連絡通路を通っても行ける、ビルの1階。
なのだけれど、バスターミナルなどとは反対側の出口、いわゆる裏側のせいなのかイマイチわかり辛い。
レンガの喫茶店のすぐ裏、メディカルクリニックの入ったビルの1階、と言えば地元の人はわかるだろうか。

会場は、劇場の舞台部分となるフロアと観客席となる階段の下の部分を使って、お店が並んでいる。
入ってすぐに全体を見渡せるほどの小ぢんまりとしたスペース。
そこにはたくさんの個性的なお店が並んでいた。
どこもみんな、声をかければ気軽に応じてくれる気さくなオーナーさんばかり。

「アート・マーケット」とは言っても、別に有名な絵画や彫刻を高額で展示即売しているわけではない。
「手作り市場」と言った方がわかりやすいかも知れない(じゃなきゃ、私らが出してみようかなぁなどとは思えないわけですよ)。
布小物、小さなお数珠、アクセ、はんこ、毛糸に雑貨にトールペイントなどなど。
カレーのお店やカラーセラピーのお店もあった。

先日の芸森アートマでお隣のブースだった「豆数珠」のあべさんも出店をしていた。
特徴のある作品を見てすぐにわかったのだけど、例によってあべさん自身がお店にいない。
会場のどこかにいるのだろうと思って見渡すと、布小物屋さんの前でオーナーさんとお話をしている。
さっそく声をかけてしまう。
布小物「布遊館」の由希子さんは、初対面の私が割り込んでいっても嫌な顔もせず話に入れてくれた。
布遊館さんは実店舗やwebショップなどはなくイベント出店のみ、とのことで、札幌や近郊で行われる様々なアートマやイベントの情報をたくさん教えてくれた。


↑しかも、写真まで借りてしまった(笑)
こちら由希子さんの作品。
和柄の布で作られた作品は写真のかわいいポーチの他にも、前掛け、ヘアアクセ、お財布、バッグ、キーケースなど多種多様。
型紙無しで作るから、どれもまさに一点ものばかり。

そして、もっとたくさんのお客さんに来てもらうためにはどうしたら良いか、などと話し始めたら止まらない。

いっそ劇場の外側のスペースでもやれたら、通りがかりの人も入りやすいのにね。
駅とか駅前スーパーに、ポスターを貼らせてもらいたいね。
出店者さんが手分けしてチラシを配ってみたらどうだろうか。
……

運営を取り仕切っているのは実質的には代表のKさん一人、と聞いて、それは手が廻らなくても無理もないと納得。
でもこれだけ常連さんの多いアットホームな会場なんだから、いっそ出店者さんに協力を仰ぐのも方法だと思う。
そんなこんなをあべさんや由希子さんとおしゃべりしていてつい夢中になってしまい、予定を大幅にオーバーしての帰宅となった。

やっぱり「足で稼ぐ」って大事ね。
家に引きこもっているのも苦にはならない性格だけど、たまに外に出ればそれだけでも楽しい。
その上今回は貴重な出会いとたくさんの情報も手にすることができた。
せっかくのお休みに、半日以上も子守をしてくれた穂和に感謝。

(コンカリ・アートマの次回開催は2009年7月18日です。
お近くの方はゼヒ。)