goo blog サービス終了のお知らせ 

ふわり・舞う・毎日

気持ちに余裕がないと、心の泉が枯れちゃうもんね。

冬の陣

2007年12月02日 | フォ撮りある記
夜道を走っていて、「明るい」と感じたらもう冬の証。
札幌ではまだほとんど雪は積もり残っていないが、旭川に向けて走っていて、岩見沢に入ると途端に道路端の雪が目立つようになっていた。
山道に入れば半月にも関わらず稜線がくっきりと見える。
すべては雪という白い反射板の成せる業だ。
冬場に空が晴れれば、放射冷却現象によって気温がぐんと下がる。
それでもまだ厳しいというほどではない、氷点下6~7℃の世界で、今シーズン初の車中泊をした。

先日、穂和の誕生日にうちの母が寝袋をプレゼントしてくれた。
これまで、私には高校のキャンプで買った寝袋があったが、1つしかないため車には積んであっても使ったことがなかった。
けれどもさすがに昨年シーズンのように氷点下20℃近い場所で車中泊をするなら、使った方がいいよね、ということで穂和用に寝袋を買うことを考えていた。
そこへもらったプレゼント。
さっそく寝袋の効果を試してみましょう、とばかりに今回、いつもの布団を敷いてその上に寝袋を敷き、念のためにと軽めの掛け布団も用意した。
結果は、「寝袋万歳」。
さすがはアウトドア用品、その実力は期待以上だ。
まず、肩口と足元から冷たい空気が入ってこない。
それに潜り込んでから温まるまでが早い。
今回程度の気温なら、うっかりすると汗をかくほどだ。
「もうこれで美幌峠(前回氷点下20℃で車中泊をした場所)も怖くない!」と二人して大喜び。

さて今回の行き先は、久しぶりの旭山動物園。
私自身は冬季営業の期間に行くのは初めてだった。
まだ、名物の「ペンギンのお散歩」は始まっていなかったが、冬毛に変わった動物たちや、冬を喜ぶ北国の動物たちの楽しそうな姿に会うことができた。
天気予報よりも天気が下り始める時間が早くて、ちょっと暗めな中での撮影になってしまったのは残念だったけれど。
これまで動物たちの子供が生まれるのは「春」、というイメージが強かったのだが、どうもそうとは限らないらしい。
エゾシカ、チンパンジー、オランウータン、ニホンザル、皇帝ペンギンなどがそれぞれ小さな子供を連れていて、愛らしい姿を見ることができた。


野生のエゾシカには何度も出会っているけれど、こんなに小さな仔を間近で見たのは初めて。
首も鼻も短くて、まるでイラストに描かれた鹿のような感じ。


ニホンザルの子供はお母さんにしっかりと抱えられて。
でも子供は寒くてもじっとなんかしていてくれない。


皇帝ペンギンの仔はふかふかの産毛にくるまれて、親鳥よりも体格が良く見えるほど。
「アンタ、本当に私の子?」……と言っているかどうかはわかりませんが。

雪と結露と低コントラストに阻まれて、ピントが甘いのはご愛嬌(言い訳)。

和な景色

2007年10月21日 | フォ撮りある記
土曜日。
予報通りの雨模様だったが、そろそろ紅葉も降りてきてるころだろうと、支笏湖へ。
湖の沿いの山は樺類が多いから、あまりカラフルな紅葉にはならない。
だから楓やナナカマドのある休暇村のあたりを見に行こう。
昨年見た風景からそう思って行ったのだけれど、実は湖沿いの山もけっこうきれいに色付いていた。
昨年の気候―ダラダラと暖かい秋だった、ということと、自分たちの行ったタイミングの問題だったのかもしれない。
オコタンペは深すぎる霧に包まれていて、ほとんど湖面も見えず。
それもまた一興。

札幌市内に戻って、穂和が以前に気が付いて秋になったら行ってみようと決めていた「平和の滝」へ。
先客で、カメラをラップでぐるぐる巻きにして防水加工をしたおっちゃんがいた。
気持ちはわかる。
ウチのカメラも防水仕様ではないから、雨は大敵。
でも雨に濡れた紅葉もいいものです。
だから無理やりにでも持ち出してしまう。
それにしても、なぜ紅葉と滝はこんなによく似合うんでしょうねぇ。
どちらも日本以外の国にもあるものなのに、「和」を感じてしまうのはどうしてだろう。



この分なら、まだあと一週間くらいはきれいな色付きが楽しめそう。
今度は晴れの紅葉・黄葉が撮りたいな。

星降る夜に

2007年10月07日 | フォ撮りある記
大雪山国立公園めぐりをしにでかけた。
2週間前に訪れて、期待以上の姿を見せてくれた糠平湖のタウシュベツ橋。
もうかなり下まで来ているという情報の黒岳の紅葉。
紅葉の名所として知られる天人峡。
これは外せないでしょう、の美瑛の青池と朝霧。
先月のロケハンで紅葉がいいかも、と思っていた日新ダム。
以上が今回の最初に予定していたメニュー。
途中で天人峡が旭岳に変わったり、日新ダムが望岳台に変わったり、三国峠で止まったりと変更と追加はあったけれど。
雨の予報がズレてくれて、本当にきれいな紅葉に出会うことができた。
さすがに有名どころはどこも人でいっぱいだった。


↑十勝岳登山口に当たる望岳台より、大雪山系を望む。
夕方で、陽が陰ってしまっていたのが残念だったけど、それでもすてきな裾模様を見せてくれた。

美瑛の朝霧を待つために、廃止されたバス停で眠ろうとしていたときのこと。
ふっと空を見上げると満天の星が輝いていた。
月は細く、そのすぐ下にはまるで月のアクセサリーのように輝く金星が。

よく昭和初期を舞台にした小説などで、「月の明かりを頼りに山道を歩くと」という表現に出会うことがある。
横浜に住んでいた頃の私は、その描写を読んでもどこかピンと来ないものがあった。
「月って、そんなに明るいか?」と。
キャンプなどで街明かりのない場所へ行く機会は何度もあったけれど、それを実感した記憶もなかった。
が。
北海道に来て、「月は明るい。満月でなくても、影ができるほどに明るい」ということを実感した。
札幌市内の公園でも、周りを木に囲まれて街灯の明かりが届かない場所なら充分に体感することができる。


↑古い写真ですが、月の明かりだけで撮った1枚。撮影場所は近所の公園。

そして今日。
さすがに月は細すぎて影はできなかったが、代わりに星が明るかった。
満天の星が、私の立っていた暗いバス停をほんのりと明るませている。
しばらく、寒さを忘れてただただ夜空を見上げてしまった。

今回の大雪山国立公園めぐりの詳細も、きっと穂和氏がUPしてくれるものと思います(←最近当てにしすぎ・笑)
先々週の道東めぐりの写真整理すらできていない自分にはしばらく無理なので、どうぞそちらでお楽しみ下さいませ。

今回ぐるりしたエリアの地図
右下の糠平湖から始まって、真ん中より少し上の黒岳、旭岳(大雪山)、左下の十勝岳まで。


にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ

青に会いたくて

2007年09月10日 | フォ撮りある記
先週の夜。
たまたまつけたテレビ番組で、積丹の海が映っていた。
そういえばしばらくシャコタンブルーに会いに行ってないね。
そんな話になって、週末の行き先が決定。
日曜なら台風一過で晴天が、と期待したものの、予報より前倒しになってしまった天気は朝から曇天。
島武意海岸では小雨まで降り出す始末。
それでも神威岬の門が開く時間にはどうにか持ち直して、久しぶりに神威岩の見える突端まで行くことができた。
天気が良ければねぇ、もっと見事なシャコタンブルーなのにねぇ、と嘆いても仕方ない。



新しいカメラになってから初めて来たというわけで、今や立ち入ることのできない念仏トンネル(※)を光学ズーム最大で撮ってみる。


↑一番奥の、海から突き出した岩の右側当たり、岸壁下部分にトンネル入り口があります


↑光学18倍最大ズームでこんな感じ。

ピンポイント天気予報では、小樽方面の方がまだお天気が望めそう、と神威岬を後にする。
次に目指したのは、オタモイブルー(これは私の造語です。でもシャコタンブルーとは違う色あいの、きれいな蒼なんですよ)。
途中で土砂降りの雨に遭遇しつつ、それでも着いた時にはきれいな青空が。
喜び勇んで車を降りると、こんな看板が。



ここには駐車場から先に道が2つあり、1つは海岸へ下り、1つは切り立った岩壁沿いに先まで行ける。
昭和の始め、岩壁の先には遊園地があったという。
そもそも私がオタモイ海岸を知ったのも、ANAの機内誌に昔の写真とともに紹介されていたのを読んだからだった。
その後数回ここを訪れているが、まさか道が閉鎖されているとは。


↑左側に見えるのが、遊園地の名残。右側の赤い柵の中に、2階建ての竜宮場が建っていたという。こんな絶壁の上に……!

神威岬の念仏トンネルといいオタモイ遊園地跡といい、地形を作り替えてしまう自然の力には逆らえない。
それでも支笏湖にある苔の洞門の奥側の道や念仏トンネルはもう二度と開放されることはないだろうが、オタモイ遊園地跡は一時的な措置のような感じがする。
復旧を期待しつつ、海岸で波と戯れるカモメとオタモイブルーをカメラに収めた。





帰り道にはこれまた久しぶりに小樽の「なると」で鶏肉を頬張ってから、帰宅。

※念仏トンネル
海岸線に切り立った岩壁ばかり続くこの地では、潮の引くのを見計らって海岸にある岩を渡るしか道がなかった。
それでも波に飲まれる事故が後を絶たないため、岩にトンネルが掘られることになった。
掘削機などない時代。
人の手で岩を掘り進むのは困難を極めた。
岩の両側から掘り進んだものの、反対側から来る掘削隊の位置がわからない。
そこで相手の位置を掴むために、お互いが念仏を唱えながら作業をしたことから、念仏トンネルと名がついたという。
トンネル内はカギ状に曲がっていて昼間でも陽が入らない。
けれどそこから見える、神威岩に沈む夕陽は絶景…らしいが、私は行ったことがない。
多分、半永久的に開放されることはないんだろうな。

碧緑湖

2007年09月04日 | フォ撮りある記
タイトルはどこかの湖の名前、ではなく。
天気がよかったので、久しぶりに支笏湖へ(9/1土曜)。
オコタンペ湖、ポロピナイキャンプ場、休暇村とお決まりのコースを廻りつつ、そういえばこっちの道って来たことないね、と歩いた脇道から、思いもかけないきれいな支笏湖の姿を発見。
今までもう何度も行っているはずの支笏湖に、こんなきれいな場所があるなんて知らなかった。



写真だけ見たら、どこか山奥の秘湖のようですが、



実はこんな感じでちゃんと開けた場所から見下ろせます。



碧緑の湖面を、一艘のカヌー。
乗っているのは明らかに白人系の人と子供と大型犬。
自分もあの湖面に降りてみたい!とばかりに手漕ぎボートを借りに行ったが、借りられたのはペダル式のスワン号。
しかも、行きたいと思った方向は流れが速くて底が浅いからと、船着場のおっちゃんにあっさりと却下されてしまった。
それでもふだん道路からしか見ていない湖の上に行けば、違った景色が見えて楽しかった。

夜、たまたまメールをした友人が、実は明日東京に帰ることになった、という話を聞いて急遽会おうとお誘いをかけることに。
同じ関東圏出身で年も近くて、なんといっても仕事と絡まない貴重なお友達だったので、とても寂しい。
でも帰る前に、短い時間だけど会えて本当に良かった。
すっかり秋の気候の北海道から、まだ残暑の東京に帰って、身体を壊さないように元気でいてね。

月を食む

2007年08月29日 | フォ撮りある記
昨夜は皆既月食。
札幌で見られるのは22年ぶりだとか?
先週、その情報を聞いてはいたけれど、完全な月食の時間が19時20分頃と早かったので、仕事もあるし間に合わないだろうと諦めていたのだけど。
皆既月食から通常の状態に戻るまでには思ったより時間がかかるようだったので、完全ではなくても欠けている状態は見られそうだ、と、仕事が終わってから、ダンナの指定した場所へ直行する。



↑まだ月食状態(20:10)。
赤く見えているのは、地球の大気に太陽の光が反射して照らされているからだそうです。



↑左下から、少しずつ本来の月が見え始めました(20:24)。
1枚目より暗く見えますが、左下の白い部分が、直接に太陽光が当たっている部分。



↑月のハーフ&ハーフ?(20:47)



↑月食終了(21:30)。
満月さんお帰りなさい。



↑おまけ(21:25)。
ファインズーム27倍で遊んでみました。
本当は、画像荒れ荒れ覚悟で、デジタルズームを最大にして遊ぶつもりだったのが、操作を間違えていました。
この日記を書いていて気が付いた。
道理で画像が思ったほど荒れていないわけだ。
この最後の写真だけクリック拡大可能です。

日の出公園ノススメ

2007年07月18日 | フォ撮りある記
早咲きのラベンダーが見頃ということで、出かけることになった。
いつも通りに夜出発で、まずは南富良野にほど近い金山湖へ。
着いた3時ごろにはすでに空が白み始めている。
日が昇るまで一休みをしてからいざ出陣。
人けのない湖畔に紫のラベンダーが絨毯のように咲き誇っている。
ここがこんなに素敵な場所だなんて知らなかった。

満足できるまで撮った後、私たちのお決まりになっている、上富良野町の日の出公園へ。
中富良野には全国的に有名なラベンダー畑を持った観光農園がいくつもあるのだが、私にとってはダンナの出身地でもある上富良野の方が馴染み深い。
先日の三連休には、中富良野にある有名農園を目指して、お隣市の芦別まで車の渋滞が続いたという。
推定30キロの渋滞。
聞いた話では、江別市(札幌のお隣)を朝9時半に出た家族が、着いたら17時近くになっていて、結局目的地だった農園を諦めたというケースもあったらしい。
夜中なら3時間ちょいで着く距離であることを思うと、ぞっとする混雑ぶりだ。
富良野市に入るまではせまい山道だけに、一度ハマったら抜け出すに抜け出せないのだろう。
毎年のことながら、すごいものだ。
それに比べて上富良野は、今回のように南富良野方面に用がなければ旭川回りでも行ける。
札幌からなら旭川まで高速も使えるし、旭川から国道を下って富良野方面に走れば、途中で美瑛の丘に寄ることもできる。
その、上富良野にある日の出公園(地元での通称、田中山)は、通称の通り、小さな山がそのまま公園になったような場所。
中富良野のように広大な畑、というイメージとは違い、山の斜面にラベンダーやひまわりなどのお花がところ狭しと育てられているという印象。
もちろんメインはラベンダー。
早咲きもあるが、遅咲きがメインとなっているので、本当の見頃は7月下旬から8月初旬。
早咲きが濃い紫なのに対して、遅咲きは薄い紫なので、観光写真のラベンダーを見慣れていると少し物足りなさを感じるかも知れないが、それはそれで淡い美しさがある。



7月中旬の今回は、早咲きのラベンダーと満開のひまわりが元気に咲いていた。
汗をかきかき、右に左にカメラを向けながら山の上まで登ると、色とりどりの花越しに上富良野の町が一望できる。
さらに撮り撮り駐車場(無料開放)まで下ってきて、最後の楽しみはやはりラベンダーアイスクリーム。
実はこの公園に夏季だけ出ているお土産屋さんのひとつは、ダンナの幼馴染であるSさんがやっている。
だからもちろんここへ行けば顔を出すのだが、ラベンダーアイスを頼もうとした私たちにSさんがオススメと言って教えてくれたのが「ふらの牛乳とろとろプリン」。
「とろとろ」の名前に惹かれてさっそくいただくことに。
小さな牛乳瓶のような器に入ったプリンは、バニラビーンズがいい香り。
プリン生地は確かに、ツルン、ではなく、とろりと滑らか。
ものすごく柔らかいクリームチーズのような感じ。
甘すぎない上品な美味しさで、ペロリと平らげてしまう。
アイスもいいけど、プリンもいいかも、と思う。



だいぶ陽も高くなってきて、さてどうしようかというところで、Sさんが、お客さんから聞いた話で、十勝岳の高山植物がちょうどきれいに咲いていると教えてくれた。
十勝岳は私の大好きな「白銀荘(詳細は過去の日記へ)」より車でさらに上ったところにある登山口から登れる。
初心者から上級者までそれぞれに楽しめる登山コースがあるのだが、今回は山登りの装備など一切ない状態だったので、一番近い安政火口までの1.2kmを往復するだけで下山した。
登山と言えば、高い木の茂るハイキングコースのような山道か裸の岩山しか知らない私にとって、自分より背の低いハイマツの続く道は不思議な感覚だった。



寝不足で山道を往復すれば身体もだるくなる。
十勝岳を下りた後は地元のスーパーで、ダンナお気に入りの上富良野豚サガリを買って、一路帰宅の途に着いた。
さてと、今年はもう一回夏の間に富良野に行けるかな。
次に行く頃は、金色の田んぼと小麦畑が見られるかな。

Sさんのホームページはコチラから

※7、8日に野付半島&知床に行ってきました!の記録は追々←写真の整理ができていないため。

バラリルレロ~♪

2007年07月01日 | フォ撮りある記
朝目覚めたら外は快晴。
ダンナを遅刻ギリギリに送り出しておきながら、自分は「写真を撮りに行くぞ!」と出かける自分勝手妻の私。
自分ひとりが楽しむんだから公園などの無料の場所へ、と考えて出たクセに、向かった先は「ちざきバラ園」。
以前から通りがかりに看板だけは見ていて、いつか時期に行きたいものだと思っていた場所。
下調べなしで出発していたので、どんなところか下見だけでものつもりで案内板に従って車を走らせる。
と、小樽も真っ青な急坂を上っていった先に、何やら数台の車の列が。
狭い道だし、後続車もいるし、もうUターンはできない。
入口まで下見に、のつもりが誘導されるままにバラ園の駐車場に入ってしまう。
その上入口には「満開」の文字が。
心の中で穂和に謝りつつ、中へ。

昭和40年代には地崎さんという人の個人庭園だったというこのバラ園。
札幌の中心部を一望できる山の中腹にある5500坪の土地に、400種4000株のバラ。
6月~8月と、9月~10月、年に2回楽しめるように時期をずらして育てているらしい。
奥には広い芝生とちょうどいい木陰になる大きな木も植えられていて、お弁当を広げている人たちもいた。

バラ満開の日曜日。
人もすごかったけど、さすがにバラも見事でしたよ。
あたり一面、甘くていい香り。
これも撮りたい、あれも撮りたいでカメラ片手に右往左往。
去年、秩父別町の「ローズガーデンちっぷべつ」に行ったときもそうだったが、バラの品種は実に多くて、ただでさえ憶えの悪い私にはとてもじゃないが憶え切れない。
聖火、希望など日本語の名前から、プリンセスサヤコ、プリンセスダイアナなど人の名前を使っているもの、そしていかにもお花、という名前まで。
花と一緒に立て札を写真に収めておけば、後から見てもわかるとは思っても、ついつい目の前の花に夢中になって忘れてしまう。



そんなノーメイク、地べた座り込みの怪しげな姿を、前に職場にいたIちゃんに見つかってしまったのはちょっと恥かしかったけど、いいお天気にたくさんのバラを撮れて大満足。
次に行ったらローズソフトクリームを食べなくちゃ。
帰り道、バラ園への車の列は20台を超えていた。

入園料 大人500円、子供300円
入園時間 5月1日~10月15日までの9:00~17:00
参考ページはコチラ

鳥撮り

2007年06月04日 | フォ撮りある記
鳥を撮ろうと狙ったわけではないのですが。
えりも岬で朝を迎え、海から厚い雲に入り込むまでのほんの数分間だけ朝陽を狙い(出てきた瞬間は見事にベース型の太陽だった)、海岸沿いを道東方向へ。
特に決めた目的地はなかったが、とりあえず湖にでも、と地図に載っていた湧洞湖、長節湖へ。
と、車の窓から外を眺めていたら、牧草地のような緑の草原の向こうに、足の長い鳥の姿が。
「ツルだ!」
叫んで車は急停車。
見間違いかと思いつつバックして戻ると、確かにいる、頭の赤い2羽のタンチョウヅル。
タンチョウと言えば釧路あたりで、真冬の雪の上で白い息を吐きながら求愛行動をしているというイメージだったので、まさかこんな緑の中にいるとは想像したこともなかった。
地元のおばちゃんに聞いてみると、どうやらこの辺りには真冬にタンチョウの姿はほとんどなく、春から夏にかけて子育てをしにやってくるらしい。
確かに「湖」と名前はつくものの、湿原といっていい環境で、人の行ける場所からも離れた安全な草むらがたくさんある。
それにしても、暖かくなったら北へ向かうと思っていたタンチョウが、地図上では南下にあたる場所で見られるとは、驚いた。



この木何の木気になる木~♪のハルニレ(豊頃町)に着いた時は雲ひとつない晴天。
ぼちぼちと戻り方向に車を走らせながら、静内に戻ったころには夕暮れ近く。
走りなれた国道を北上していると、冬にはカラスとカモメがたくさんいた河原に、またしても見慣れない鳥の姿。
「サギだ!」。
白いサギの親と若鳥が川でエサを取っている。
ピントは全く合わないボケ写真ばかりになってしまったが、鳥好きの私にはたまらない光景だった。
冬のオオワシといい今回のサギといい、静内近辺は野鳥の宝庫なんだなぁと実感した。
きっとまだまだ新しい出会いが期待できるんだろうな。


↑豊頃町のハルニレ。右下の人影はダンナ。この木の大きさ比較のために登場?

蝶か蜂か

2007年05月27日 | フォ撮りある記
手抜きではありまっせん。
でも今さらのように、フォ撮りある記おさらい編?

13日(日)。
兼ねてからの計画通り、上湧別町のチューリップ公園へ。
天気予報は外れてくれず、曇りどころか朝から雨模様。
何度見直しても当日中に晴れる見込みはなく、14日は晴れる予報になっていたことから、急遽予定を変更。
雨でも楽しめる場所、ということで、網走まで足を延ばして「網走刑務所博物館」へ。
到着したのは14時。
パンフに載っていた「監獄食」のオーダーストップは14時半。
受付の人に聞いて、敷地内の奥へ走る走る。
お風呂や獄舎を再現した建物内にある食堂で、とてもリアルな囚人マネキンと一緒に監獄食をいただいた。
実際に囚人たちが食べる頃には冷めていました、という注意書きがなければ、こんなに美味しい食事をしていたんだ、と誤解をしそうになる内容。
メニューは(今どきならヘルシーと喜ばれそうな)麦入りご飯、秋刀魚の塩焼き、お味噌汁、切干大根の煮付け、きゅうりと春雨のサラダ。
網走刑務所は食事の美味しいことでは有名だったらしいが、納得。
以前に来たときには時間切れでゆっくり見物できなかった博物館の他の展示を、と思いながら敷地を廻るが、またしても時間切れ(写真撮りすぎ)。
まだ見残してます。



網走湖で夜の月を撮れるか、という望みも雨に絶たれ、wakaさん夫婦とおしゃべりをしつつ、ゆっくりと温泉に浸かっておりましたとさ。
(寒かったし、温泉は幸せ)。

14日(月)。
網走を出発するときにはまだ雲の残る空だったが、上湧別町は形のいい雲が浮かぶ晴天。
チューリップは……まだ2分咲?程度。
公園整備をしていたおじちゃんに聞くと、例年なら15日から20日頃に満開になるのだけれど、4月以降の寒の戻りがきつかったせいで、今年は1週間くらい遅れているとのこと。
例年通りなら、読みはどんぴしゃだったんだけどなぁ。
またしても満開に会えず、残念。
それでも早咲きはきれいに咲いていて、ぽかぽか陽気も手伝って春気分満開になれた。



時間はまだ少し早い、どこか帰りに寄り道を、と最後に目指したのは滝上町。
チューリップが遅れているなら芝桜も遅れて、むしろちょうどいいくらいかとも思ったが、こちらもまだ早すぎました。
でもマクロで撮れば満開風?
写真マジックです(嘘)。



次週リベンジ、と思っても、さすがにそう毎週は無理。
来年、ですな。自然が相手では、諦めも肝心。

23日(水)。
ラジオで「滝野すずらん公園のチューリップが満開」と聞き、早速出発。
ところが、う~ん、満開にはまだ遠かった。
同じ札幌市内でも滝野は山にあるせいか、かなり時期がずれるようだ。
これまでこの公園には、アシリベツの滝など無料で入れるところにしか行ったことがなかった(駐車場は有料)。
今回は目的がチューリップだったので、子供の広場などのある有料区域へ。
黄色、クリーム色、白のスイセンが満開だった。
子供の広場は自分がはしゃぎまわりたくなるようなアスレチックやトランポリンなどがたくさん。
森林散策コースやキャンプ場など、もっとあちこち探検してみたい。
お花もまだまだこれから入れ替わりで色々咲くようだし。



飛び回るのに忙しいと、日記が遅れる。
カメラを片手に蝶か蜂かと花から花へ。
さて、次は6月頭のスズラン(平取町)と、よさこいソーランだ!!
余談だが、今年はよさこいソーラン開祖?の北海道大学チーム「縁」が出ないらしい。
未成年者の飲酒問題で、辞退になったという。
「縁」が見られないのはすごく残念。
大学生にもなればお酒やタバコをやりたくなるのはわかるけど、さ。
ダメなものはダメ、なんだよね。