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ちょっと寄り道

ゆっくり読みました。

木皿泉著
【さざなみのよる】
43歳という若さで亡くなった小国ナスミ。
彼女をとりまいていた家族、友人、会社の同僚。
その後の時間の流れの中で彼女とのエピソードで話はすすんでいきます


喪失から希望の話。

大きな事件が起きて話しが進むわけではないけれど日常の暮らしのなかでナスミとの関わりや思い出は常にさざなみのようにそれぞれの心にひきつがれていく。

私も両親は亡くなっているけれどことあるごとに思い出しますし〜
それは楽しいこともあればつらいことも〜

悩んで答えが見つからない時はこんな時はなんていうんだろう思う時があります。

そんなふうに亡くなっても人の心の中で繋がっているということ
ポチャンとさざなみは沢山の人の心に静かにひろがっていく。
そんな本です。
ベッドで寝る前にツラツラ読んでて2ヶ月くらいかかってます(笑)
途中で子供だった?
孫?彼?友達?
沢山でてきて前に戻って調べる。



オマケですが〜
富士商店というお店をやっていて、一富士二鷹三茄子から
姉は鷹子、次になすびにしようということに決まったけれど、なすびはあんまりだからとナスミという名前にしたそうです。
私はみてませんが
富士ファミリーというドラマになって小泉今日子さんがナスミ役をやったそうです。
そう聞くとナスミのイメージがはっきりした気がしました。

さざなみは漢字で書くと
【漣】と書くようです。
木皿泉は
御夫婦脚本家の名前です。





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