入門式道院長法話 11月
合掌
本日入門されましたお二人には、誓願文のとおり修練での約束、拳士としての心構
え、決意を確認しました。金剛禅の教え、技法、教育システムによって自己変革を生
涯続けていただきたいと願います。さて、お二人の自己紹介にもありましたとおり、人はそれ
ぞれに悩みや、思い、苦しみを抱え、また背負い生きています。ダーマによって生か
されている自覚を人は持つことが出来ます。生かされていることを知れば、これらの
苦や自らの問題、障害、悩みは、生かされているからこそ因縁によって起こっている
ことが自覚できるのです。苦しみと思えば辛くなりますが、この先の幸せや、明るい
未来の為と思うことで、乗り越えられるという勇気がわいてきます。是非乗り越えら
れる気を養って頂きたいと願います。また、道院は、少年部から高齢者まで年齢差の
ある方々が集う世の中の縮図であります。道院の拳士は家族であり、拳士の数だけ生
き方が学べます。豊富な経験談は、大小は有りますが、参考になることばかりです。
入門した方は拳技の修練に偏りがちになりますが、金剛禅の教えを中心に置き、
易筋行と平行して心体を同時に磨くこと、鎮魂行を行うことにより、人としての生
き方、誓いを心に刻み、宇宙(ダーマ)との一体感を体感して欲しいと願う次第です。
本日入門された拳士は、先輩拳士を敬い、先輩拳士は、新入門者を侮らず、互いに乳
水の如く和合し、金剛禅運動に邁進してゆきましょう。 終わります。
合掌再拝
10月1日(月)入門式を執り行いました。 横山拳士(社会人)が正式に入門しました。八王子陵北道院副道院長からのご紹介での入門です。皆さま宜しくお願いします。
11月5日(月)入門式を執り行いました。 藤野拳士(社会人)・白岩拳士(社会人)2名が正式に入門しました。両方共、心の強さを磨く為の入門です。皆さま宜しくお願いします。
「このように個々の目標に向けて自ら努力される方々が増えています。現役拳士の皆さま、金剛禅の教えと技法である少林寺拳法で、心も身体も磨き続けて行きましょう。」
先週少年部の昇級試験での宿題で感心させられた以下ご紹介しよう。
小学生 2年 MS
「なぜ少林寺拳法を習おうと思ったか」
ぼくは、えいがでジャッキーチェンやブルースリーを見て、カンフーにきょうみをもちました。そして、少林寺をしり自分もれんしゅうして強くなりたいと思いました。 強くなったらかぞくや友だちに何かあった時にまもってあげることができるからです。だけどぼくは、けんかやたたかいはきらいです。友だちとけんかやたたかいをすると、けがをしたりいやな気もちになるからです。 少林寺をはじめてから、学校でけんかをすることがへりました。ぼくはおとうさんとおかあさんから、強くてじょうぶな体にうんでもらいました。これから、いっしょうけんめい少林寺のおけいこをうけて、強い心と体をつくりジャッキーチェンやブルースリーのようなかっこいいおとなになりたいと思っています。
「少林寺拳法の拳士としての心え」
しせいやたいどをきちんとする。
とし上の人にへんなことをいったりしない。
とし下の人をいじめたりしない。
心を強くすることが拳士の心えです。たとえばいじめてる人や、いじめられている人がいたらいっしょにいじめたりしないで、「やめなよ」とかこえをかけるのは強い心だとおもいます。
あいさつをきちんとすること。ありがとうやごめんなさいをきちんと言うこと。わる口やあいてがいやに思うことを言わない。うれしくなることばを言う。
ふくそうやかみがたをきちんとすることはあいてに、たいする、れいぎのきほんだと思います。
以上
大変良い内容でした。