単座のついでに複座も行ってみるかで作っても出来てしまうぞ、これは。この頃のハセは、多分油が乗り切った時期なのだろう。
ルークのTF-104G。ハセガワのNATO TF104Gは味気ない塗装ばかりなのでどうしようか考えた末、一番104らしいルークに有った西独空軍訓練部隊の無塗装にした。
写真を眺めるに、訓練費節約のため 米空軍での訓練に変更するに当たり手持ちの機体の塗装を剥がし最低限の米軍仕様としたように見える。 従って、省くまでも無く、貼らなければいけないマークは少ないのが嬉しい。当然、寄せ集めのマーキング。長年この道楽にはまっていいれば、あれここにレスキューアローが、あっちに射出座席のデカールがという状態になっている訳で何とかまとまった。
ガイアの黒サフェを塗って気休めくらいにラプロス#2800(クレオスのエメリーペーパー。航空会社でアクリル窓の磨きに使ってい る。)撫でてからこれまたクレオスのファインシルバーを吹いたのだが、やはり下地仕上げが足りなくて梨地風。ここは暇な爺さん、もう一度ラプロス の#4000で軽く水砥ぎを10分位したら結構綺麗になった。尾部はクレオスファインシリーズのアイアンとかで塗り分けたが下地が銀になったせいかあまりコントラストが出ない。苦肉の策で昔から有るふき取るメタルカラーをドライブラシ風に使ってなんとか違いが判るように。残りの大部分は、つい目に付いてしまったクレオスメッキシルバー(旧製品)を吹いてしまったものの、塗りあがりは大変きれいなのだがアルコール系だからラッカーのクリアコートが駄目、おー困ったぞ。ままよ、とタミヤの水性クリアを吹いたが何も起こらなかった。良かった。
機種下面の合いなど、単座よりも組みつけ精度はよい。良いとは言え、やはり、5分割のキャノピーは鬼門で、揃えて貼ったつもりが最後になると微妙にずれていた。この次はもうちょっと慎重にやろう、と言うか、ついでに作るのは止めておこう。でも、ついでのおかげで2機揃い踏み写真が撮れた。これはこれで、見ものではあるな。