エアフィックスのトマホーク。P-40Bのバリエーションだがちゃんと英国仕様になる。と言ってもデカールとピトー管だけだが。E型以降はハセガワを何機か作ったが、B型は随分形が違うのが良く判った。
キットの出来は普通。胴体のアンテナ、主翼の機銃が一体モールドなので最初に切り取って穴を開けておく。機首回りはそこここ合わないし主翼を付けると隙間も出来る。ゲートが太くて慌てて切り取ると、しまったとなる部品も有る。尚、翼の後ろは大変薄く出来ていて嬉しかった。華奢な足回りがしっかり組めたのにも感心。
毎回気になるのがキャノピーのモールドで、特にこれは本物もキャノピーの端が胴体に重なるのでキットのままでは段差と言うか不連続な線が物凄い事になる。ここは一念発起、削ってみたが枠を落とすと風防の糊代は無くなりそうになるし,天蓋の後ろのフレームは無くなるしで要らぬ手間が掛かった。型作って絞れば、うまく作れればだが、もっとすっきりした姿になると思うがフレームのマスキングがきちんと出来るようになるのが先か。次の課題としよう。
切り取ってしまった機銃とアンテナは金属線で再生。変な形のピトー管も切り出せそうに無かったので0.5mmのパイプに芯を入れて半田細工。単純な芋付けよりも丈夫に出来る。もう少し細くしたかったが私の腕と目ではこれが限界だ。
下面色の指定はベージュグリーンとなっていたが、カーチスではライトグレーを塗っていたはずなのでそのように。上面のダークグリーンもクレオス#330できつめにしてみた。例によってデカールだけは上等だった。