発売当時小池さんの箱絵に釣られて、何機目になるのか、買ってしまったP-40。いつもの事で、袋を開けて、あー又P-40なんだよなで、仕舞ってしまい幾歳月。色からつい、地中海かアフリカと思っていたら太平洋だった。思い込みは恐ろしい。
タミヤのラッカー、77番(ドイツアフリカ軍団色)が小池さんの塗った色に似ていたので、塗ってやるかと再開。尚、ハセガワはクレオス44番、タンで塗れと言っている。これ、箱絵に比べると明るめだが、きっと塗ればそれなりに、らしく見えそうではある。下面は手持ちのRLM76を使ったが、クレオスのそれとは色味は違うと思う。
キットはハセガワ スタンダードで、主脚の小カバーの角度(前から見て「ハ」の字。キットのままだと逆「ハ」になる。)に気を付ける位で特に問題無く組める。はずではあったが、キャノピーを閉めるのにヘマをしたようで苦戦した。閉めるつもりでまとめてから収めればよいのに、後ろ、前、真ん中とやってしまった。
さて、塗ってはみたがタミヤのこの色が完全艶消しのせいも有り何とものっぺりした姿に。箱絵を参考にめりはりをどうするか考えた。なんて、大層な事のように書いては見たが、要は墨入れ等しただけ。ただ、溶剤系を使うとやり直しが難しいので、名人が墨入れはタミヤのウエザマスを水で溶いてやると書いていたのを思い出し、水溶性の色鉛筆でやってみた。黒は強すぎると思いペイニーズグレーを使ったが、なかなか良い感じに。パネルの色味変えに水溶きウエザマスも使ってみたが艶消し塗面に少し色が残る塩梅が溶剤系程ではなく使い易かった。1m離れると気が付かない位のウエザリングになった、かな。
昔のハセデカールなので国籍マークの白がアイボリー。嫌って、ストックから流用した。。そろそろ、頼りの綱の玉手箱が底を付きそうなのだが、これだけ物が溢れてるように見える模型業界なのに国籍マークだけのデカールは殆ど売っていない。困ったもんだ。
実機の写真を見ると、もっと、しらっちゃけて、かさかさ風ではあるが、思うに、日差しが強すぎて露出オーバー気味になってしまったのだろう。模型はこの位が好みだ。ちょっと変わった色のP-40N、なかなか恰好がよろしい。