goo blog サービス終了のお知らせ 

夢草紙

徒然に...

まりも

2008-07-27 | Weblog
ま まあるくて
り 凛とした心
も 持ちたいな

尖る心、
丸くなれ。

介護日記(情熱)

2008-07-07 | Weblog
関東は今朝から大雨洪水注意報。
我が家でも、
玄関に、勝手口に、お風呂場に、
父のおしっこ洪水被害が!

トイレのある場所が、
すっかり分からなくなってしまったらしい(;-_-)=3
今夜から、犬用のシーツをいたるところに
敷き詰めなくては。

夜通しウロついていたせいか、
私が出勤で家を出る頃は、ベッドでうつらうつら…
「行ってくるね」と軽く握手をしたら、
眠いせいか、手が暖かい…
「お父さん、手があったかいね。」
と言うと、
「痴呆熱があるから。」

…?(゜□゜;)エッ!
「痴呆熱??!」
父は自覚しているの?
自分が痴呆症だということを…
一瞬、切ない気持ちになったのですが、
隣で母が、
「情熱があるから、って言ったのよぉ」

痴呆熱…情熱…

聞き間違え。
情熱があると、すぐさまに答えられるところが、
さすが文学者。
痴呆熱と言った言葉が、
耳の遠い父に聞こえなくて良かった(汗

後で、母と大笑いしてしまいました。
「痴呆熱って、どんなのだよ~あはは~」って。

辛いことが多いけれど、
笑いも生まれるんだね。
「痴呆症」。

よし!
今日のキーワードは「情熱」!
情熱を持って仕事に取り組もう!

ねがいごと。

2008-07-07 | Weblog
ね 願うのは
が 家族の健康
い いつまでも
ご 今年も吊す
と とりどりの短冊


今日は、たなばた。
皆さんのお願いごとが、
夜空を渡って、叶いますように…

せんぷうき。

2008-07-06 | Weblog
せん 扇子をあおぎ
ぷ  風流に
う  歌を詠みます
き  季節を愛でて


扇子を持つ手首を
しなやかに運ばせて、
うなじの美しい浴衣の女性が、
夏を涼む…

ああ、それが、私の目指したい
理想の夏。

しかし、そうはいきません。
クーラーの壊れた私の部屋では、
ユニクロのTシャツに短パンで、
扇風機は、「強」。
おデコ用アイスノンを頭に巻き、
少しは涼しくなるかもと、
エンヤのCDを流しつつ、
楳図かずおの漫画を読んでいる。

居間に行けば、
相変わらず、すぐに素っ裸になっている父に、
いらいらと怒りながら、オシメをはかせ、
Tシャツと半ズボンをはかせ、
「とりあえず、寝な!」
と、捨てゼリフのように言い放って寝かしつけ、
また自分の部屋に戻るとき、
地球温暖化は私のせいではあるまいか、と
反省している…


皆さんは、
地球に優しく、
人に優しく、
夏を過ごしていますか?

介護日記(夢と現実)

2008-07-06 | Weblog
花の金曜日、
事務室メンバーでの楽しい飲み会がありました。
美味しいものを食べ、
美味しいお酒を飲み、
楽しいおしゃべりに、
楽しいカラオケ…

うきうき千鳥足で帰宅し、そのままバタンキュー(死語?

明くる朝、目が覚めると、

便器にオシメがつっこんであり、
部屋のいたるところにウ○コが散乱、
ここのところ、やたらと衣服を脱ぎたがる、
すっ裸の父がボーっと立っている、現実。
うっかり父のウ○コを踏んでしまった時の、
激鬱感。

夢から覚めた現実は、
あまりにも切ない。

認知症の家族を抱えている方は、
皆そうなんだろうな。

しかし、ウ○コの始末をする度に、
もうこれ以上、怖いものはない!、と
思えるようになったのは、
さりげなく、私を鍛えている父のおかげだろうか。

乗り越えて、乗り越えて、人は強くなる。
きっとそうだ。そうなんだ。

ウ○コは、神!(2ちゃんねる風

かぶとむし。

2008-07-03 | Weblog
「か」 風まかせ
「ぶ」 ふきとぶもよし
「と」 とどまるもよし
「む」 無理せずゆこう
「し」 白い綿毛のように

ガチガチになっていたら、
つかれちゃうよ。
力をぬいて、
ほわほわと、
風に流されてみるのも、
いいんじゃない。


気を張りすぎて、
少し疲れちゃった自分のために、
今日は書きました。
お店ではもうカブトムシやクワガタが売っていますね。
できることなら、昆虫は、
「買う」よりも「捕る」ほうが、いいかも、です。

すいか。

2008-07-03 | Weblog
「す」 「好きです」と
「い」 いつか言いたい。じぶん
「か」 から。

思えば、自分から告白したことがない小心者の私。
いつかは、勇気を持って「自分から」伝えてみたいなぁ。
スイカのように、真っ赤になって。(//-//)

ででむし。

2008-06-23 | Weblog
で 天道さまに
で 照らされて
む 虫 花 人は
し 丈夫に生きる


お天道様(お日様)が恋しいなあ。
と、思っているのは、
人間だけじゃないのかも。
雨の日は、ででむし(でんでんむし)や、
小さな虫たちはどこで雨宿りしているのかなあ。

亡くなった祖母は、
家族の誰よりも早く起きて、
毎朝、山から昇り始めたお日様に向かって、
パンパンっと拍手を打って拝んでいたそうな。
「今日も一日よろしくお願いします」って唱えながら。

この間、たまたま早起きができたので、
祖母のまねをして、自分の部屋から朝日に向かって
パンパンっと拍手を打って、拝んでみた。
心がすうっとすると同時に、
「おばあちゃんて、なんて心が澄んでいた人だったんだろう」
って思えた。

どしゃぶり。(介護日記)

2008-06-22 | Weblog
なぜ、慈悲深い、仙人のような父を、
叱らねばならないのだろう。

「今日は、どしゃぶりの雨だから、
いつもの散歩はお休みね。」
あれほど念を押したのに。

母は近所の葬式に出かけ、
私がうたた寝をしていた隙に、
父は傘を持って、パジャマのまま、
(おそらく腰のあたりは白いオムツがはみだしていただろう)
散歩に出かけてしまった。
どしゃぶりの中。
傘のさし方さえ、もう忘れてしまっているのに。

気が付いたときには、
家にいなかった。
いつもの散歩コース(ほんの300mくらいだが)ならば、
間もなく帰ってくるはずだ。
帰る家が分からなくならない限り。
私はじっと待っていた。
よほど迎えにいこうか迷ったが、
腹も立てていたので、
「少しくらい濡れたっていいわ!
濡れなきゃ、わからないんだからっ」
パジャマのまま外へ出てしまったことなど、どうでもいい。

じっと待っていた。
雨はどんどん酷くなる。
バケツをひっくりかえしたように。
いよいよ、
いよいよ「帰れなくなっているのでは」
という不安が頭を占め、
合羽を持ってサンダルのまま外へ飛び出した瞬間、
ずぶぬれになった父が、そこに立っていた。

「あれほど今日は、どしゃぶりだからって言ったのに!
散歩に行くときは、ちゃんと(私か母に)言って行ってよ!」
線が切れた。
しばし無言で、タオルで全身を拭き、
淡々と父の濡れた服をぬがせ、
急いで風呂に湯を貯め、「ゆっくり体を温めなさいねっ」と、
もう、優しいんだか優しくないんだかわからないような口調で扉を閉めた。
おしっこではない。
脱がせたオムツが、雨でずっしりと重い。
「いっそのこと、早く足が立たなくなって、歩けなくなってくれればいいのに」
我ながら恐ろしい考えが、出た。
いや、最近は、こう思うことが増えているのは、自覚している。

どしゃぶりの雨の音を聞きながら、
どしゃぶりのように泣いた。
自分の部屋で。

ひとしきり泣いたあと、
そろそろ父を風呂から出さなくては’ゆでダコ’になってしまう、
と思っていたら、’ゆでダコ’の絵が頭にふっと浮かんで、少しだけ可笑しかった。
新しい服と、オムツを用意して、
もうすっかり見慣れた裸の父を、バスタオルでくるんだ。

「今日はどしゃぶりだからって言ったの、
忘れちゃったの?」
と、さっきの線切れたときの荒げた声と違い、
聞き取りやすいように、ゆっくりと父に聞くと、
小さく、恥ずかしそうに「うん」とうなづいた。


父の記憶は、5秒と持たない。
一旦、不安で興奮し始めると、
落ち着かせるまでには、大変な苦労がいる。
夜中は眠りながらも手足をバタつかせて、まるでゾンビだ。

そのくせに、寝付くまで足を揉んでやっったりしていると、
「悪いな~。疲れたらいつでも止めていいからな。」
と、変わらない優しいままの父が、いる。

行動こそは、今までの父と激変してしまったけれど、
中身は、変わらない。

悪霊が取り付いた体ならば、
何かお祓いでもして、悪霊退散させるのだろうけど、
アルツハイマーは、そうはいかないから、厄介だ。

近い未来、
認知症に対して、優れた効き目のある薬ができるという。
しかし、
認知症になろうが、ならなかろうが、
家族との最期は、
雨上がりの虹の橋のように、
「絆の橋」が架かるような、優しい気持ちで迎えたい。
父とも。

そら。

2008-06-20 | Weblog
若者を
散らせし空は
今も青
特攻隊の
悲劇背負いて


空をテーマに、
今日は短歌を。


B29(戦闘機)が空を覆っていた時代を生きた人にとっては、
青空は悲しい記憶を含んでいる。

平和であることのありがたさを、ひしひしと感じる梅雨の晴れ間です。