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夢草紙

徒然に...

こおろぎ。

2008-09-11 | Weblog
「こ」 言の葉で
「お」 思いを交わす
「ろ」 ロマンスよ
「ぎ」 君は在りしの絵巻の源氏


夜ごと秋の虫たちが、耳に優しく鳴いています。
といっても、虫たちは愛を告げるため、必死に鳴いているのかもしれませんが。

源氏物語の時代では、「みす」という「ついたて」を挟んで、互いに顔を合わせずに「歌(短歌)」で恋心を交わしていました。
顔の見えない相手と、メールで心を交わすメル友…今の時代も、そのドキドキ感溢れる魅力は変わりませんね。
恋しい人をわが身に向かせるため、暗闇の中、より魅力的な声を出して「みす」の向こうにいる恋しい相手にアタックしている「こおろぎ」も、同じかも。

心は、声や言葉を通して、相手に伝わります。
だからこそ、こおろぎのように清んだ、元気のある声で、丁寧な言葉で、思いを伝えたいものです。

あさがお。

2008-09-05 | Weblog
「あ」あいさつを
「さ」さわやかにして
   きんむする
「が」がっこうじむの
「お」おとめよわれは

ハンドルネーム「おとめ」と名乗るには、
恥ずかしいお年頃になってまいりました(o-_-o)

そして、今日、また一つ歳をとりました。

今朝、母と一緒に作った朝顔のカーテンが、
見事に満開。
おめでとう、おめでとう、と
私をお祝いしてくれているようでした。

秋茄子(あきなす)。

2008-08-26 | Weblog
「あ」 愛してる
「き」 君の為なら
「な」 悩んでも
「す」 素敵な料理
    作ってあげたい

今夜はマーボー茄子を作りました。
ナスのカレー、ナスのお漬物、お味噌汁の具…
茄子はいろんなお料理に対応できて、素晴らしい!

どんな環境にも、柔軟に対応できる、
おナスのような、人になりたい!

百日紅。

2008-08-26 | Weblog
「百」 百年も 共にあなたと すごせたら
「日」 日々はしあわせ
「紅」 紅色のほほ

夏の桜とも言える百日紅(さるすべり)の花が、今、見頃です。
百日紅の花言葉は「雄弁」「愛敬」「活動」「世話好き」だそう。

私も、もっと「お世話好き」になりたいな。*

ゴーヤ。

2008-08-26 | Weblog
先日、カリスマ主婦、anneちゃんから教えていただいた、
「ゴーヤの佃煮」を作ってみました。

鮮やかだったグリーンのゴーヤが、
煮詰めていくほど、
地味~な色になってしまったのですが、
お味のほうは、とっても美味でした!
(でも、もう少し煮詰めたほうが良かったのかなぁ?)

蚊。

2008-08-24 | Weblog
父の介護のため、
母は、市の教育委員を今月末で辞めることとなった。

昨日、黒塗りの市長車が我が家に来た。
「約10年間のお勤め、本当にお疲れ様でした」
と市長自ら、ご丁寧にも挨拶に来てくださったのだ。

10年前、やはり黒塗り車で市長が来宅し、
委員の依頼をされたときは、
「そんな大役、できませんよー」
とお断りしたのだが、市長があまりにも深々と下げるもので、
押しに負けて、引き受けることになったのだ。

卒業式・入学式の式辞、市の大会等の祝辞、
教育委員会での会議…。
あるときは教育委員長となり、
教育長よりも身分が上という立場になったり。
(市長の次に偉い身分)
母の任務は大変だったけれど、
元国語の教員であった父の支えを借りて、
深夜まで長い挨拶文や議題を考え、
なんとかこなしていった。

その父が病んでしまい(この時はまだ軽症)、
母ひとりで仕事をこなしているうちに、
自信もついたのか、
仕事が楽しくなってきた矢先であった。

’家をあけられない'ほどに病んでしまった父の介護に、
悩みぬいた末、母は辞める決意をした。

10年間の苦労、学んだこと、楽しかったこと。
10年前と同じく深々と礼する市長に、涙する母…
その母が、ふと、市長の頭を見ると…

「蚊がとまっているー!!」

なんと市長のツルピカ頭に、
蚊がとまって血を吸っていたのだ!
母の涙は、その場で種類が変わった!

「ど、どうしましょう…まさか、頭をペチリッと、
叩くわけいかないし…(汗)」
意を決し、
母「し、市長さん、頭に蚊が…(汗)」
市長「おお、蚊か。血を吸う蚊はメスなんだよね~」
と、笑いながら頭をひと撫でした。

なんとも、博学で、おおらかな市長さんである。
だからこそ、この大きな街を治める'長’であられるのね、
と、母の話に感心していた。

ハ○頭に、蚊。
それを叩く母。
なんともギャグのような光景を、
生で見たかったワタクシでした。

 *****

母よ、お勤め、ご苦労さまでした。
お父さんの介護は大変だけど、
一緒にがんばろう、ね。

父に金メダル。

2008-08-22 | Weblog
"今日の父に、
金メダルをあげたい!"


父がデイ・サービスに行くことになり、
今日がその初日だった。(週に一度)

母と私は、
対人恐怖症で重度心配性の父が、
どれだけデイに順応してくれるか、
とても心配をしていたのだけれど、

なんと!"20歳、若返って帰ってきた!"

歌声明るく、朗らかに、
お肌ツヤツヤで帰ってきた!

今までの、私と母が胃に穴が開くほどの心配は
いったいなんだったんだろう、くらいに!

本当に、本当に、安堵した今日。
夕飯は皆でビールで祝杯。
この上なくビールが美味しかったこと!

ただひとつ、心配なのは、
'若返りすぎ'たのか、

「どうも、(担当の)若い介護士さんが私の手を引いてくれているのを、
他の介護士さんが、ヤキモチを焼いて見ているようだったんだよね。
なんか、視線が'俺に言い寄ってた'」と。

たしかに、父は昔、俳優にスカウトされた経験を持つ「元イケメン」。
頑張れば高橋秀樹にも似ているし、
笑点の司会をしていた円楽さんにも似ている(円楽さんってイケメンだったっけか?)
いや~、父の自意識過剰に、ひれ伏しました。
「お父さん、モテるのはいいけど、
お母さんを忘れちゃだめだよ(^-^;)」
と、言っておきましたが…。
(母は、「デイの日くらいは、私のこと忘れたっていいわよ、あはは」
と、笑っておりました)

昔から(もちろん独身時代から)
女性には硬派だった父が、今頃、
女性に目覚めてしまったのではないかと、少々心配。

それにしても、よくガンバったね!初デイ・サービス。(T-T)v
今日の父に、金メダルを!


そして、
父をここまで元気づかせ、若返らせてくださった介護士さんたちに、
ただ、ただ、感謝…

オリンピック。

2008-08-19 | Weblog
ゆうべ、珍しく父が全神経を集中させて、
夜中までオリンピック(室伏のハンマー投げ)を見ていた。
最近では、あんなに大好きだったテレビも、
めったに見なくなっていたので
(見ていても理解できなくなってきている)
不思議に思っていたら、案の定
その疲労?のせいか急にパニック障害に。
心拍数、血圧、急上昇。
「救急車を頼む!」と父。
「母さん、世話になったな。後はよろしく頼んだぞ」
と大号泣しながら、母に抱きついている。
でも、このパニックは時が経てば治まることを、
母も私も知っていたので、
手を握ったり、足を揉んだりして、
馬にドゥドゥするように、落ち着かせた。
睡眠剤も効いてきたようで、ようやく眠りについた。

まさか、119に電話して、
「オリンピックを深夜まで見ていた疲労で…」
って救急隊の人に言えないよ。お父さん(;-_-)

しかし何故、楽しんで見ていたのにパニックに?
母曰く、
「お父さんが昔、生徒たちを連れて、
東京オリンピック(当時、代々木で五輪が行われていたらしい)を見に行っていた時に、母(私の祖母)が倒れたという知らせを受けたのよ。
それを思い出したのかも知れないわね。」
(結局その日、母の臨終に間に合わなかったそう)

父よ、母を思い出したのか…?

それとも…

室伏がメダルを逃したのが悔しかったのか?(;-_-)

翌朝、
案の定、ゆうべの記憶はすっかり忘れ、
母と私の目の下のクマさえ知らず、
美味しそうにコンビニのレタスサンド(父のお気に入り)を頬ばっておりました。


ちゃんちゃん。

えんがわ。

2008-08-12 | Weblog
えん 縁側で
が  かわいい孫と
わ  笑ひあふ

今更ながら「恍惚の人」(有吉佐和子著)を読み終えた。
呆けてしまった茂造の孫は、両親に
「あんなになるまで長生きしないでね」と言う。
高度医療・高齢化による認知症患者の増加が問題となっている昨今。
そして、わが家庭も。
誰もが「茂造」「わが父」のようになり得るのだ。
「長生きは罪」となる社会になっては欲しくない。
人の支えあっての、老後。
安心して笑っているお年寄りが、
増える社会になって欲しいと願う。

あおいうみ。

2008-08-01 | Weblog
あ あおい空
お おおきな海を
い いついつも
う 内なる胸に
み 満たして生きん


父を兄に預けて、
母と海へ出かけました。

大好きな海。
父が病んでから、
ずぅっと行けなかった海。

リフレッシュしてきました!
現実から逃避してきました!

帰宅したら、いきなり現実に戻され…
父は、ズボンを裏返しで履いており、
おしりにンコがベッタリ…汗。
兄よ、ちゃんと看ていてくれたんだろうか。。。
でも、居てくれただけ、良しとしましょう。
安心して二人で出かけられたんだから。

この夏、
もう一度、父を兄にお願いして、
母を海に連れて行ってあげる予定です。