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ミュージカル「エリザベート」

2012-10-01 | ミュージカル*


無事に千秋楽を迎えた、帝劇ミュージカル「エリザベート」本当に楽しかったです!(遅っ

今回の舞台は、エリザベートが春野寿美礼そして、瀬奈じゅんのWキャスト
トートは山口祐一郎と石丸幹二、そしてマテ・カマラスのトリプルキャスト
フランツ・ヨーゼフに石川禅と岡田浩暉のWキャスト
皇太子ルドルフには、大野拓朗、平方元基、古川雄大のトリプルキャスト
ゾフィー皇太后には、寿ひずる、杜けあきのWキャストでした
どの組み合わせで観ようか・・・考えるだけでも、楽しかったです

 エリザベート 春野寿美礼
とても自然体で、儚げな印象の、おしとやかなシシィでした
「鳥のように自由に空を飛びたい」・・・そんな心を感じさせる、オサシシィは、
誰よりも、魂の束縛を嫌っていて、政略結婚なんて、絶対に合わないタイプ・・・
印象に残っているのは、精神病院でのソロのシーンで、
全てを諦めたような歌詞と、オサシシィがシンクロしていて、泣けました


              


 トート 山口祐一郎
長身でシシィより、ひとまわり大きく、存在感溢れるトートは、やはり圧巻ですね~
シシィを包み込むような包容力があり 力強い歌声も、囁きかけるような、ウィスバー・ボイスも、
どちらも、とても魅力的なパワフルなトートでした
少年ルドルフとのシーンでは、おもちゃのピストルを向けられたシーンで、
ルドルフが引き金を引いた瞬間、「キャッ」と驚いてみせられていて・・・
何というか・・・こっちが驚きましたけど
お茶目な一面も垣間見れました


              


 エリザベート 瀬奈じゅん
少女時代は天真爛漫で可愛らしく
宮廷に嫁いでからは、我が道を行く、そんな強さのあるシシィでした
自然の中で、のびのび育ったシシィは、
その無邪気さゆえに、宮廷の窮屈な生活に耐えられなくなっていく・・
それでも、周りの状況と闘いながら、自由を求めていく・・・
そんなシシィをうまく表現されていました とてもお綺麗でした~


              


 トート 石丸幹二
クールなトートで、ふとした冷ややかな笑みにドキリとしました
ナチュラルなメイクに、ラメラメセクシーな口元・・・
一歩引いたクールなトートに、変貌されていましたね
柔らかく、艶やかな響きの声で、少年ルドルフとのシーンでは、
素晴らしいファルセット・ボイスを聴くことができました~
ドクトルの時のヨボヨボした老人の演技と、その後の、肉食獣トートへの変貌が見事でした
ルドルフとのキスシーンのあと、ルドルフの口元にまで、
ラメが付いてしまって、大変なことになってましたよ・・
             
 トート マテ・カマラス
以前、ミュージカル「MITSUKO」で拝見した時よりも、日本語が上達されているようでした。
ロックな熱さと、力強さが混ざりあって、それはもう!!野獣な感じで、カッコいいトートでした
ワイルドな野獣になって、ガンガン髪を振り乱しながら、
シシィに襲いかかるところなんて、スゴいです
そうかと思えば、シシィに拒絶されて、しゅんとなって・・・
すごすごと引き下がっていくところもあって、
ちょっと可哀想なくらいでした
繊細な部分とワイルドな部分が混在する、魅力溢れるトートでした
  

              


 フランツ 石川禅
とても皇帝らしい安定した演技で、お歌もお上手で、流石でした!!
青年期から老齢を迎えるまでの、時間の流れを巧みに表現されていました。

 フランツ 岡田浩暉
禅フランツよりも、もっと弱々しい皇帝だつたので、ちょっと存在感が薄かったかな・・・
特に、シシィ、トートと3人で並んだ特にはバランスが悪くなってしまった感がありました
晩年の皇帝というには、若かったのかな・・ちょっと残念です

 ルキーニ 高嶋政宏
少し軽く流している感はありましたが、案外 お歌がお上手でした
一度だけ、ルキーニが帽子を落としてしまった場面がありましたが、
素で落としてしまったらしく・・恥ずかしそうにされていたところが、可愛らしかったです

 マックス 今井清隆
今回は、娘への愛情を強めた役作りになっていたんですね・・
とても優しさに溢れていて、温かみのある、良いパパでした
ただ、浮気をするようなタイプには、見えませんでしたけど・・・安定の演技とお歌でした

 ゾフィー 杜けあき
若く美しいゾフィーで、シシィにも負けていない、
まさに「宮廷でただ一人の男」という存在感たっぷりのゾフィーでした

 ゾフィー 寿ひずる
「強く、厳しく、冷静に、冷酷に」を文字通り、迫力たっぷりに表現されている印象で、
貫禄十分の、強いゾフィーでした。

 少年ルドルフ 加藤清史郎
自分を残し旅に出た母への思慕を透き通った歌声にのせて、豊かに表現していた清史郎君
母に会いたいと訴える演技も、引き込まれるものがありました
将来が楽しみですね~

 少年ルドルフ 坂口湧久
透明感のある歌声で、一生懸命歌っていて、好感が持てました
終始、寂しげな表情で、ルドルフを表現出来ていたと思います。
可愛らしかったですね~

トートから渡されるのが、おもちゃのピストルに変更になっていましたが
青年になったルドルフが、本物の銃を渡されるシーンへの布石となっていたようですね

総勢8人のトートダンサーは、圧巻でした
3階席から観た時は、トートダンサーの動きが良く見えて、より楽しめました

オケの、クラリネットの音色は、とっても良かったです~
残念だったのは、ラッパの音が気になってしまう場面が何度かあって・・
ちょっとがっかりでした

結局、古川雄大のルドルフなど、観られなかった方もいて
キャストを全て網羅することは出来ませんでしたし・・・
観られなかった組み合わせもありましたが・・
「エリザベート」は本当に楽しくて 何度観ても色んな発見があって・・・
奥深い作品です 人気があるのも頷けますよね
まるでウィーンにいるような気になってしまう 楽しい一カ月でした!!



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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (よこまる)
2012-10-01 20:43:01
こんばんわ。
エリザベート終わってしまいましたね。
楽しかっただけに、なんとも寂しい気がしております。
な、もので!!!
レポがUPされているのが、とっても嬉しく、
もはや懐かしく、こうやって思い出して楽しめるのも、
幸せなことですね!
えらく感動した「加藤くんの子ルドルフ」感想をガッツリと書こう!!!と思ってたのに、すっかり時期を逸しております。ははは
ただ、頭の中は、毎日、エリザの曲がまわってますけどね(笑)
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よこまる様☆ (lilly)
2012-10-02 13:58:36
そうですよね~一か月楽しかったです
私も、毎日エリザの曲が廻っています
家事とかしながら、歌っている時もあるくらいです・・・
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Unknown (ピースのおかん)
2012-10-02 14:32:28
MY楽から1週間たっても、まだエリザが抜け切れていない私です。
日々、そして一日中エリザの曲が脳内再生され続けています。
毎度そうなんですけど、今回のエリザはまた新しい発見とかあって、特別楽しかったです。
平方ルドだけ見逃してしまったのが残念でしたが。
1ヶ月、楽しかったけど、早かったですよね。

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ピースのおかん様☆ (lilly)
2012-10-04 14:37:39
楽しかったですね~
私も、まだまだエリザの曲が脳内再生しております
あっという間の一か月でしたね~
平方ルドルフ良かったですよ 残念ですね・・・
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Unknown (ジャバ)
2012-10-05 20:42:10
エリザベートはやっぱり力のある作品ですよね。
今回はオサさんがシシィを演じられたので、またまた新しい発見があった公演でした。
キャストをコンプリートできなかったのが心残りですが…。
ちえさまが全国を回っていらしたので仕方ないですね(^^;
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ジャバ様☆ (lilly)
2012-10-07 22:01:02
オサさんが、新しいシシィを表現されていたので、
益々、新しい発見のある エリザベートを観ることができて、
本当に楽しかったです
でも・・そんな中でも、全ツの日程を追いかけておられたジャバさんには、脱帽です
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