湘南SPレコード愛好会

鎌倉・大磯を起点に年に4回例会を開催し、蓄音機の様々な活動をしております。

第3回例会 報告

2012年09月03日 | 連絡・報告


日時:平成24年8月24日(日)午後4時から6時
会場:カフェサンスーシ

             ♪ルミエールによるヴァイオリンの巨匠達♪      担当:村上信至

◎HMV460 ルミエールについて

フランスのルイ・ルミエール(映画の発明者)の発明機。キャッチフレーズが No soundbox,No tonearm,No horn であった。明快かつ柔らかく、繊細な音がする。
製作は1924年~5年の一年間のみ。販売台数は1037台、売れ残ったルミエールは通常の蓄音機に改造されてHMV461として販売された。ルミエールがあまり売れなかった理由としては、構造上とてもデリケートであり、取扱が難しい事が考えられる。振動板が紙であるため、直接手を触れると簡単に破れてしまう。現存する物は殆どが修理を施されていて、完品は台数が少ない。しかし、良く整備し調整されたルミエールの、美しい音色は魅力的である。


◎HMVルミエールを聴く

1、ヘンデル:調子のよい鍛冶屋 ランドフスカ(クラブサン)

2、グノー:セレナーデ ロガチェウスキー(テノール)

3、ジュナン:ベニスの謝肉祭 モイーズ(フルート)

4、竹久夢二作詞・多忠亮作曲:宵待草 ベルトラメリ能子(ソプラノ)


◎SPコンサート ヨアヒムからハイフェッツまで

1、ヨーゼフ・ヨアヒム(ストラディヴァリウス) ブラームス:ハンガリア舞曲第2番

2、アドルフ・ブッシュ(ストラディヴァリウス) ドボルザーク:スラブ舞曲第6番

3、ウィリー・ブルメスター(  ?  ) ラモー:ガボット

4、ヨーゼフ・ヴォルフシュタール(グァルネリ・デル・ジェス) ブラームス:ワルツ

5、ブロニスラフ・フーベルマン(グァルネリ・デル・ジェス/ストラディヴァリウス)
                バッハ:パルティータより

6、ユージン・オーマンディー ミネアポリス交響楽団 クライスラー:愛の悲しみ

7、バルナバス・フォン・ゲッツイ(ストラディヴァリウス) R・コルサコフ:印度の歌
                コリュス(ソプラノ)ザイドラー=ウインクラー指揮 管弦楽団

8、フリッツ・クライスラー(ストラディヴァリウス) 自作:ヴィーン奇想曲

9、ヴァーサ・プシホダ(ストラディヴァリウス/グァルネリ・デェル・ジェス)
                ドヴォルザーク:スラブ舞曲第10番

10、ウージェーヌ・イザイ(ストラディヴァリウス/グァルネリ・デル・ジェス)
                メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲第3楽章

11、ジャック・ティボー(ストラディヴァリウス) グラナドス:スペイン舞曲

12、ジョルジュ・エネスコ(グァルネリ・デル・ジェス) プニャーニ:ラルゴ・エスプレッシーボ

13、カール・フレッシュ(ストラディヴァリウス/グァルネリ・デル・ジェス) ファリャ:ホタ

14、トーシャ・ザイデル(ストラディヴァリウス) ブラームス:ハンガリア舞曲第1番

15、ヤッシャ・ハイフエッツ(グァルネリ・デル・ジェス) サラサーテ:チゴイネルワイゼン
                バルビロリ指揮:ロンドン交響楽団

予定した2時間で用意したSPレコードを全て聴くことができず、数枚が残ってしまいました。そこで午後6時に一旦閉会し、カフェサンスーシさんのご協力を得て、懇親会の時間を延長し、残りの数枚を聴いて頂くことが出来ました。ご配慮をいただき感謝しております。その後、皆さんの持参したSPレコードも聴かせていただきました。リストの「ハンガリー狂詩曲第2番」、「モンテカルロの一夜」や「会議は踊る」、クライスラーやザイデルのヴァイオリンなどを楽しみ、結局終了したのが午後8時。またもや時間延長になってしまい反省することしきりです。
皆様、ご協力ありがとうございました。

前回の第2回例会は私の急な入院により、今回の第3回例会のプログラムと入れ替えさせて頂きました。この変更をお詫びしますとともに、快く対応してくださった、金子さんに感謝と御礼を申し上げます。






♪次回予告♪
第4回例会:10月14日(日)午後4時より
会場:カフェサンスーシ
蓄音機:パラゴン
テーマ:「私の思い出の曲 童謡~歌謡曲~クラシック」
担当:金田邦明



☆来年度例会でのSPコンサートの担当者を募集します、ジャンルは問いません。開催月は偶数月です。復刻盤もOKです。会員の皆様の愛聴盤や愛機をご紹介ください。ご連絡は事務局まで。


☆会報第3号の投稿記事を募集します。内容は自由です。音楽以外の旅行記やエッセイ等でも構いません。内容は自由です。原稿の送付先は事務局まで。