湘南SPレコード愛好会

鎌倉・大磯を起点に年に4回例会を開催し、蓄音機の様々な活動をしております。

第3回 通常総会

2013年12月10日 | 連絡・報告
湘南SPレコード 第3回通常総会 議事録

日時:12月8日(日)午後4時30分より
場所:カフェサンスーシ(鎌倉)

開会の言葉:金子家祥

会長の挨拶:村上信至

資格承認
会員数32名、出席者15名、委任状11名。会則第6条(総会)の規定である過半数に達したので、本総会は成立した。同6条の規定により、会長が議長を務めた。

議長挨拶:村上信至

議案審議

第1号議案  平成25年度 事業報告・平成25年度 会計決算報告

       
議案審議の上、承認された。

第2号議案  平成26年度 事業計画案・平成26年度 会計予算案

議案審議のうえ、承認された。

第3号議案  役員改選

現会長、村上信至氏が会員から次期会長候補に推薦され、これを本総会で承認した。続いて次期会長から下記の通り次期役員が指名され、役員選考規約に則りこれを決定した。

会長  村上信至
副会長 渡邉治雄
会計  方緒千恵子
幹事  金子家祥・古屋 明・喜代門守
監査  西山直利

第4号議案  会則の変更

議案審議の上、承認された。

新会長の挨拶:村上信至

閉会の言葉:金子家祥


♪忘年会♪
総会閉会後、午後6時に所を鎌倉駅前の「山下飯店」に移し、忘年会が開催された。新会員2名を迎えて、SP談議や音楽談議に花が咲いた。自己紹介や手品まで飛び出し、楽しい一時であった。午後9時に散会した。




本日は長時間に亘り大変お疲れ様でした。
今期のご協力に感謝申し上げますとともに、来期も何卒宜しくお願い申し上げます。 
良い年をお迎えください。
                                   新旧役員一同




♪次回例会のお知らせ♪
日時:平成26年2月9日(日)午後2時~
場所:無罣庵(むけいあん)
    JR大磯駅から徒歩3分、大磯図書館裏、大磯幼稚園前
担当:金子家祥 会員
テーマ:縦振動の魅力、PART3「エジソンとパテとコロンビアの聴き比べ」
    3社のシリンダーレコードと蓄音機を聴き比べて鑑賞します。


☆例会場移動のお知らせ☆

平成26年度から例会の一部を大磯の「無罣庵」(上の写真)に移動します。こちらは商業スペースではなく、N氏個人のサロン風ホールです。この度、氏のご厚意でお借りすることになりました。雰囲気のある素敵な空間を提供して下さったN氏に感謝申し上げます。鎌倉での例会の回数は減る事になりますが、引き続き同地でも開催いたします。今後は会員以外を対象にした大型の会場でのイベント等も企画中ですので、ご期待ください。なお、会員各位のご助言、ご助力を頂けると助かります。



☆ホームページへの移行について☆
平成26年2月より、湘南SPレコード愛好会の例会報告やお知らせは、ホームページに移行します。今後は、投稿やご意見なども承りますので、遠慮なくお寄せください。
尚、当ブログは、アーカイブとして暫くの間ご覧になることができます。


湘南SPレコード愛好会 事務局
HP: http://www.geocities.jp/shonangramophone/
E-mall: shonangramophone@yahoo.co.jp





       
 


第11回例会

2013年12月10日 | 連絡・報告
日時:平成25年12月8日(日)午後3時~
場所:カフェサンスーシ(鎌倉)
追憶の童謡集  担当:西山直利



使用蓄音機:ビクトローラVV,1-90

今から六十年以上前の、まだ幼かった頃に耳にした懐かしい童謡を集めて、皆様と一緒に鑑賞致します。きっと、当時に戻ったような感慨を覚えるのではないでしょうか。

①とんがり帽子(昭和22年) 川田正子  
                菊田一夫 作詞 小関祐爾 作曲     コロンビア A-294

②靴が鳴る(大正8年)  香取みほこ  高橋裕子  狩野和子
                清水かつら 作詞 弘田龍太郎 作曲   コロンビア A-44

③可愛い魚屋さん(昭和12年) 坂田眞理子
                加藤省吾 作詞  山口保治 作曲    ビクター 40053

④ねこふんじゃった(作者、年代不明、外国曲) 伴久美子
                海外では色々な曲名で歌われている。   コロンビア C-271

⑤背くらべ(大正12年) 杉田和子
                海野 厚 作詞  中山晋平 作曲    ビクター B-114

⑥ねんねのお里(大正12年) 田端典子
                中村雨紅 作詞  杉山はせお 作曲   ビクター B-351

⑦赤い靴(大正11年) 松永園子
                野口雨情 作詞  本居長世 作曲    コロンビア A-494

⑧森の小人(昭和16年) 近藤恵子
                玉木登美夫 作詞  山本雅之 作曲   キング  10017

⑨緑のそよ風(昭和23年) 川田孝子
                清水かつら 作詞  草川 信 作曲  コロンビア AK-102

⑩花かげ(昭和6年) 川田正子
                大村主計 作詞  豊田義一 作曲   コロンビア C-25

⑪交通整理のおまわりさん 川田正子 川田孝子 川田美智子(三姉妹)
                丘 十四夫 作詞  海沼 実 作曲  コロンビア C-325

⑫みかんの花咲く丘(昭和21年) 川田正子
                加藤省吾 作詞  海沼 実 作曲   コロンビア C-24




歴史的レコーディング集  解説:マック杉崎 



使用蓄音機:ビクトローラ・クレデンザ


エンリコ・カルーソ(1873~1921)
ガイスバーグが見出したカルーソの最初のテイク、1902年に録音した物の中からご紹介します。本日は、”Caruso Discogrphy”に紹介されている回転数に合わせてお聴かせします。このレコードは、71,9rpmと67,92rpmの二種類あり、78rpmと比べると1分間で約10回転も違ってきます。78rpmでは、これはもうカルーソではありません。今日はその辺も聴き分けていただきたいと思います。

オペラ史上最も有名なテノール歌手。1902年のファーストレコーディング、G&Tミラノ録音、全20曲の内の3曲を聴く。イタリア出身。

 4月11日 10曲 71,29rpm
11月30日  7曲 67,92rpm
12月 1日  3曲 67,92rpm
※回転数につては ”Caruso Discogrphy”Dr John・R・Boingによる。
 初版:1973年、改訂:1988年

①ヴェルディ 作曲 歌劇「リゴレット」より
 マントーヴァのアリア ”あれかこれか”  G&T:GC,52344

②プッチーニ 作曲 歌劇「トスカ」より
 カラヴァドッシのアリア ”星は光りぬ”  G&T:GC,52349

③ポンキエリ 作曲 歌劇「ジョコンダ」より
 エンツオのアリア ”空よ海よ”      G&T:GC,52417


ネリー・メルバ(1861~1931)
続いて、フランス歌曲を2曲聴いて頂きます。他の国とは余りにも異質な独自の音楽です。先ず、メルバをお送りします。このレコードは、ロンドンでの録音、丁度100年前のもので、一番入手困難なSPレコードです。そんな訳で私もIRCC盤です。歌詞をご紹介します(対訳を朗読)。録音レベルが低いので音が小さいです。

ヴィクトリア朝後期から20世紀初頭にかけての最も有名なソプラノ歌手の一人。オーストラリア出身。

④ショーソン 作曲 プショール 詞 ”リラの花咲く頃”
                      1913年、ロンドンでの録音 IRCC:NO,7

ピエール・ベルナック(1899~1979)
1930年代の電気録音です。音もメリハリがはっきりしていて、これぞSPレコードという音がします。この曲の歌詞は、ボードレールがテュパルク夫人に献呈しています。半音階とピアノのアルペジョの曖昧模糊とした響きの中に、フランス歌曲独特の難解な歌詞がちりばめられています(対訳を朗読)。ピアノ伴奏は、作曲家のプーランクです。

フランス語芸術歌曲の卓越した解釈者、声楽教師の重鎮としても高名なバリトン歌手。多くの優秀な弟子を排出した。フランス出身。

⑤デュパルク 作曲 ボードレール 詞 ”旅への誘い”
              ピアノ伴奏:F・プーランク          HMV:DB-6312