トライアングル*ダイアリー

風を感じ、光を感じ、耳を澄ませて....

耳をすましてみませんか。

2009-01-13 11:31:51 | 音の世界 Sound
ライアーを扱うようになって、音に敏感になってきたように思います。
シーンと静まり返った静寂の中に身を置くと、
広い広い宇宙に浮かぶ一つの星になったような気がしてきます。
心を静め耳をすます・・・色んな音を感じ、季節を感じます。


デパートに行っても、喫茶店に入っても、
スーパーに入っても、商店街を歩いても、
いつもバックに音楽が流れています。
本屋さんですらそうです。

いつだたかちょっと忘れましたが、夏だったと思います。
山の中の小さな村の古い民家を利用した
美味しいお食事ができるところに行きました。
どこもかしこも開け放され、縁側からすーっとトンボが入ってきたりします。
音楽は流れていません。
お店の女将さんの明るい声と、お料理される音。
お客さんで席は埋まっているのに
ざわざわしていないのです。
お友達と美味しいお料理を頂いた後、
縁側に座って小さな庭を眺めていると、
ぴかっと雷。
遠くのほうからゴロゴロゴロ!
雷さんが空をかけめぐります。
ポツン!ポツン!・・・ポツポツポツ!
ザーッ
そしてさーっと射すお日様。
人工的な音がなく、自然の音や生活の音だけが聴こえます。
自然の音は心地よく、
開け放されたお家は風が通り抜け、
そこにいる人が皆穏やかで、時間が止まったようでした。


「シュタイナー教育の音と音楽  静けさのおおいの中で」という本で
吉良 創(きら はじめ)さんが聴くことの大切さを
書いていらっしゃいます。
そして、静けさを聴く楽器の紹介もあり、キンダーハープや、木琴、鉄琴など
のことがかいてあります。

吉良さんの本を読むとちょっとテレビや音響機器のスイッチを切って
自然の音に耳を澄ましたくなりました。
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