無音

無音
テレビの音もなし
ラジオの音もなし
音楽の音もなし
ただ
わんこ君の足音だけだ
まわりも
無音に近く
車の音も
少ない
最近は
無音にしていることが
多く
考えては
いるが
なんとなく
瞑想みたいな
感じになっている
ただ
時計を
見たり
あくびの度合いで
眠りのタイミングを
考えている
また
たぶん
あしたに
いろいろな行動を
するんだろうなと
思う
けれども
あしたの予定は
考えないように
している
未来のことまで
考えられないからだ
今の現実実際空間で
精いっぱいだ

にぎわい

夏の
にぎわいも
薄れ
活動期から
ゆっくりの時期に
なる
だんだんと
寒くなるから
動きにくくなる
日の暮れも
早くなるから
余計に
落ち込みやすくなる
落ち込んだら
次は
晴れ晴れとした
気持ちを
持ちたい
人間は
暗いことが
多いから
気持ちだけでも
軽くしたい

わんこ君

まだ暑いから
わんこ君にも
ノミが
いるらしくて
ときどき
かいている
人間みたいに
二足歩行が
できれば
前足が
手になるのだが
とにかく
生き物は
大変だ
わんこ君で
このありさま
だから
人間なんて
超手のかかる
生き物だ

今

今
見えているのは
夢なんだからと
言い聞かせ
ストレスからの
ショックを
和らげるのだ

心

心は
疲れるのか
疲れるのだろう
それは
余計な神経を
使わなければ
ならないからだ
いったい人間は
すり減らしながら
生きるのか
生まれて
すり減る人生だったら
情けのないことだ
事実だから
悲しい