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ひとりごとです

松竹大歌舞伎 ◼️◼️「玩辞楼十二曲の内 土屋主税」「汐汲」◼️◼️

2023年09月16日 | 演劇

今日はゴーンさんと

歌舞伎を見に行った
東銀座の歌舞伎座ではなくて
地方公演
このような貴重な文化財が
身近に見られるのはとてもとても
ありがたいことだ
 
ゴーンさんは歌舞伎は
初めてだったのだけど
演目が大正時代に作られたもので
忠臣蔵前夜エピソードなので
わかりやすかったのが良かった
とても楽しんでもらえたようだ
(演目によっては通好みというか
鑑賞眼のない人間には
退屈と思ってしまうものもあるけど)
 
舞踊の「汐汲」の方も
衣装が素晴らしく
早変わり、隈取、睨みなど
いかにも歌舞伎という
お楽しみがあって
とても見応えがあった
 
初心者向けの演目だったな
 
 
ふと気づくと自分も還暦になって
歌舞伎界で還暦迎えると
もう大御所的な存在なんだろうな
 
長唄や
三味線など和楽器の奏者さん達も
生まれた時から
この道に進むと決まっていたのか
決められたレールを進むこと
反発は感じなかったのか
 
それともご自分で
この世界の門を叩いて
弟子入りすることを志願して
修行されたのか
 
歌舞伎界は閉ざされた世界だから
お師匠様と弟子との間は
パワハラ当たり前だったのでは
(今は変わってきているのかな)
 
なんてことも考えながら
鑑賞しました
 
演者さん達は
背景の大道具の中に収まっている時
全てが日本人形のように
美しかった
 
 
「土屋主税」の方は
日本人大好き忠臣蔵の仇討ち話で
当時は
主人には死ぬまで
いや、死しても忠誠心を誓い
主人が恨みを残して死んだ後には
敵討ちをするのが当たり前
こういう武士道の精神は
日本人の心の中に
長く伝えられているような気がする
(今の若い人はどうなんだろう)
 
でも、当時の世間が
赤穂浪士に心を寄せていたのは
吉良上野介が狡猾で姑息で
周りからかなり
嫌われていたからなんだろうな
 
忠臣蔵の歌舞伎もいつか観てみたい
 
 
ゴーンさんが
歌舞伎を気に入ってくれて良かった
これからはこういう
日本文化を愛でる日を増やしたい
このように思うのは
歳をとったせいなのだろう
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