Seriously?

ひとりごとです

映画 ■■スペンサー ダイアナの決意■■

2022年10月25日 | 映画
先日亡くなられた
エリザベス女王にしても
ダイアナ妃にしても
遠く離れた日本に住む
日本人でさえ
興味を感じ
健康を害されたと聞いては
「早く良くなって欲しい」と
案じたものだった
 
イギリス皇室のメンバーが
日本人の生活に影響を及ぼしたり
することはなさそうなのに
 
はるか東に住む
異国の私たちにとっても
存在感が非常に大きかったと
つくづく思う
 
そしてそんな私たちの
「公的報道以外では
どんな感じなのか見てみたい」
という過度な興味が
ダイアナ妃を死に追いやったとも言える
 
 
映画 ■■スペンサー ダイアナの決意■■
 
 
まるでダイアナ妃そのものの
顔やスタイル
表情、立ち振る舞い
喋り方
 
ファンもものすごく多い人を
演じるのだから
相当苦労したに違いない
本当に
本人がそこにいるようだった
 
 
時代は
二人の息子が生まれた後
夫チャールズの不貞に気づき
皇室を離れることを
決意するまで
 
ダイアナは
精神的にものすごく不安定になって
摂食障害や自傷行為に
苦しめられている
 
誰かが「読みなさい」と
言わんばかりに置いた
アン・ブーリンの本
あれは実話なのか
フィクションなのか
 
もし実話だとしたら
ダイアナは「殺されるかも」
という恐怖も感じていたのでは
置かれていた
「アン・ブーリン」の本は
脅迫のようにも見える
 
常に好奇の目に晒されて
プライバシーなどない
心を許した衣装担当者に
伝えた秘密の言葉も漏れている
もはや誰を信じていいか分からない
 
過去から未来まで
変わらない伝統を繰り返す日々
 
これは精神が破綻してしまっても
無理はないというか
しない人がいたら
その方が異常なような…
 
 
崩れ落ちそうになる
すんでのところで
自分の足で歩く決意をする所に
救いを感じつつも
 
この後に続く悲劇を
観客はもう知っているんだなあ
 
 
この人の人生は
フィクションを超えてドラマチック
今は静かに休まれていますように
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