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ひとりごとです

千代ケ崎砲台跡ガイドツアー @横須賀

2025年03月15日 | 関東近郊プチ旅行
横須賀2日目は千代ケ崎砲台跡
 
黒船来襲で有名な浦賀にきました
ここにペリーさん率いる黒船が
やってきたのか!
と、感慨深いです
 
 
JIROくん🚙
坂道を登って登って
千代ケ崎砲台跡の駐車場に
 
 
三浦半島と房総半島の間の
浦賀水道は
東京湾に敵艦が侵入するのを防ぐ
防衛の要の場所
 
この辺りには明治時代に作られた
大砲跡がたくさんあります
 
千代ケ崎砲台跡は
国史跡に指定されているそうです
 
無料でガイドツアーに
参加できるということなので
参加させていただきました
 
自分たちで勝手に
見て回っても良いのですが
ツアーに参加すると
一般には立ち入り禁止のところまで
案内していただけるそうです
 
 
 

当時使われていた掘井戸
当時の技術では
十分な水が手に入れられる井戸を
掘るのは難しかったそうです
 
 

ここの砲台で使われていた
弾丸の模型
 


コンクリートの床
当時、コンクリートは
とても高価だったけど
それが湯水のようにふんだんに
使われているそうです
 


房総半島の鋸山で切り出された石が
使われているそうです
 


井戸からくむ水では不十分だったため
雨水を使っていたそうです
 
大きな溜池でも作ったのかなあ
と、思っていたら
↑排水溝を通して
地下に集めたそうです


こちらで不純物を沈殿させ
上澄みの綺麗な水を
濾過して

こちらの取水所に送ったそうです
今も、物凄く深い所に
水があるのが分かりました
 


奥の赤いレンガは
低い温度で焼いたもの
 
手前の濃い色のレンガは
煉瓦造りの技術が上がって
高い温度で焼いて
水が染み込まない硬く丈夫なものが
できるようになった
新しい時代のものだそうです


教会のリブ・ヴォールド天井のように
綺麗なデザインになっています
 

ここの入口のてっぺんも
真っ直ぐじゃなくて斜めになっている
ガイドさん曰く
機能性だけじゃなくて
見て美しいものを作ろうとした
意図が見える
ちょっとした「余裕」を感じる
…とのこと
 

ここの通りも
真っ直ぐじゃなくて
ちょっとカーブさせているところが
イイ感じ
 






小菅監獄(今の東京拘置所)の印の
桜の刻印
受刑者が作ったので
とても安くできたそうです
 
 

砲台が戦後
民間に払い下げられた頃
屑鉄を集めてお金にしようとした人達が
壁を壊した跡だそうです


弾薬庫に入ります
 


弾薬が入っているので火気厳禁のため
ランプは
ガラスの入った棚に載せていたそうです
 


弾薬庫の上が砲台で
この穴から滑車を使って
弾薬を上にあげたそうです


こちらが砲台があった所
 


さっきの穴、上から見たところ
 
 







見張り台から
目標の位置などの指示が伝えられた穴
 








砲台、上から見たところ
 


戦後、自衛隊が使っていた頃は
この辺りは全て埋められて
この高台はテニスコートとして
使われていたのだそうです
 
横須賀市に返還されてから
発掘されたのだとか!
 

以前行った対馬、壱岐、下関でも
砲台跡を見ましたが
これらの砲台は結局今まで
使用されたことは一度もないそうです
 
それでも
高台から海を狙っているだけで
侵入してくるのを抑止する効果があったと
ガイドさんはおっしゃいました
 
 
すごく面白かった!
やっぱりガイドしてもらえるのはいいね
ありがとうございました
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