心は秘密

仏心に住して菩薩のように語るブログ

新型コロナの猛威と対処

2020-04-17 13:09:19 | 仏教
怖いですね、新型コロナの猛威。Yahooニュースで「自宅に3週間こもり続けた女性が新型コロナに感染」だとか。これはアメリカでの話ですけどね。


このウイルスの感染力、我が国でも凄まじい勢いですから、政府も緊急事態宣言の対象を七都府県から全都道府県に拡大しました。これで感染拡大の威力を食い止めることができなければ、大変なことになります。厳しいですが、全国民の一致団結的自覚と実践が必要でしょう。


しかし心を心配事だけに支配されても、陰鬱になってよくありません。そんな時には気休めにもなる瞑想でもしてみませんか。


今紹介する瞑想法は、三解脱門と称されている解脱法の中の一つの、空解脱門を瞑想するものです。


先ずは、この世に現れた森羅万象の在り方を観照すると、生じたもので滅しないものは無いということが分かります。もしも森羅万象は観照し尽くせないと思う場合は、私たち人間の生涯だけを観照してもよいでしょう。この世に生まれ、成長し、やがては老いたり、病を得たり、或いは不慮の事故によって生涯を閉じます。このように観照すると、人間の生涯は夢幻のようですね。なので森羅万象の本性は空無だと認識することができます。


以上のように観照した認識を禅観とし、禅観で認識した私たち現存在者の本性としての空無に心を相応させる行を禅定とします。こうして瞑想していると、心はこの世に生滅する森羅万象への執着から解放された自由空間、つまり不死の境地へと解脱した安らぎを得ることができます。


こうした安らぎの瞑想から、再びコロナ対策の現状に立ち帰るときには、慈悲の観を起こすとよいでしょう。つまり個人的には不死の瞑想で心の安らぎを得ることはできるが、他の人々と共に行ってはじめて叶う肉体の保安のためにも、外出自粛を含む様々な感染予防法の実践に励むのだという信念です。



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