消さない記憶

昨夜、あのドラマが放映されてた。私を奈落の底に突き落としたあの人が作った作品。

大ヒット作だから嫌でも耳や目に入ってくる。。そして、その度に思い出す、消しゴムでは消せない嫌な記憶。。

残酷な裏切り。。

「弱者はこうして切り捨てられる」
世の中の悲しい摂理を初めて思い知らされた。。もう6年も前の記憶。

あの頃が、私の人生の底だと信じたい。。

だけど、私は彼女を怨んではいない。

彼女は私に、それまで知らなかった華やかな世界を覗かせてくれた。いろんな人に逢わせてくれた。
仕事を教えてくれた。
そして何より「絶対に見返してやる！」というエネルギーをくれた。

私が今日まで頑張って来れたのは、あの時の悔しさがあったから。。

だから、怨んではいない。

彼女にはもっともっと活躍して欲しいと思う。
彼女がBIGになればなる程、私の反骨心は燃え上がるから。。

彼女の記憶の中に、もう私は存在しないかも知れない。。
でも、この仕事をしていたらいつかまた会う事もあるだろう。その時は・・・
「貴女のお陰でここまで来れました。ありがとう」
と言ってやりたい。

そう言えるようになりたいと思う。