またキミに巡り合いたい。（story 1～story 4）

今度は渋谷すばる君のお話。

最後まで読んでくれたら・・・

渋「嬉しいな？」




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story 1




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あいつと出会ったんも、


一年前のちょうどこんな雨の日やった。


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渋「…めっちゃ降っとるやん。」


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傘持っとらんし…


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安「あれ、渋やん傘ないん？入ってく？」


渋「いやええわ。タクシー拾ってく。」


安「そう？じゃあ気をつけてな。」


渋「おん。」


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無事タクシーを見つけ、乗車する。


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渋「〇〇駅まで。」


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story 2





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渋「うわ…ここ懐かし。」


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窓から外を眺めていると


あの人との思い出がいっぱいやった。


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渋「あいつ、何やっとるんやろ…」


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ふと、交差点に目をやる


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渋「……りん…？」


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間違いない。


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渋「ちょっと止めて下さい！」

















story 3





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死に物狂いで探す俺


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渋「…あ、りん…！」


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って、いえへんかった。


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やって君の右側には、


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渋「…子供？」


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当たり前やん。


分かってた。


あいつと俺が別れたんやって


りんが結婚する言うから…


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渋「…カッコ悪……俺。」













story 4




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俺はただ、


雨のアスファルトの上で立ち尽くしていた。


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「何やってんの。」


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顔をあげると


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渋「…りん。」


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「…バカ。風邪引くよ?」


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渋「…おん。」


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久しぶりに会った彼女は、やっぱり優しくて、


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でもどこか切なかった。





















切なく儚いすばるの思い。
これからの展開、お楽しみに＾＾