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≪セットリスト≫
インパーソネーション
カタルシス
アンブレラ
2973
スケープゴート
ロンリークラウド
フェイク
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最近恭平Kamachoの演奏を聴くときの楽しみのひとつに「今夜のギルドの音はどうかな?」
という聴き方があります。
長いことタカミネのニューヨーカースタイルで弾くことが多かった恭平。彼が舞台ではほとんど使わなかったギルドD55-NT('79)にピックアップを搭載して出るようになってからもうすぐ1年が経つわけですが、いつも「ギルドっぽい」「恭平っぽい」の2面性があるのです。
カタルシス・・・・の間奏での柔らかい弾き方こそギルドの持ち味ですが、
ビート、ストロークでぶっ飛ばす恭平の持ち味の中、ギルドはギルドを出して行けているのか?
数万円のエレアコを完全に「鳴らせる」彼だからこそギルドとタカミネのストロークに差がないのかも知れません。只、
僕の耳に届く鳴りと、自身の腹に伝わる鳴りはきっと違うだろうと。
自分の腹にくると、心にくる。心にくると感情にくる。感情に来ると演奏に対して、振動として伝わってくると思います。
いつもながら、ステージ上にはいないはずのドラムやベースを感じるのですが
音の厚みはどうやっているのでしょう。
PAで特殊な加工をしてるとは思えないし、
オクターバーでも挟んでいるみたいな迫り方。でも恭平の足元にはエフェクトらしきものはなく。
Kamachoの足元もフットスイッチとハイハットのペダル以外は何もなく。
やはり
ギターは弾き方でいくらでも無限に音が変わるものなのですね。
弾き方で音が変わるという引き出しは、アンプ次第で更にまた新しい空け口を開発することも出来るようです。
決してアンプの力次第ということではないです。
今回Fenderのアンプを白っぽいモノから黒っぽい"Deluxe Reverb"に換えたKamacho。そのあたり、今後の変化にもクローズアップしていきたいですね。
スケープゴートのリフレインに「スケープゴート!」「スケープゴート!」と、表記している以上の「!」が入っていました。いつもと違う歌い方は、意識してのものなのか、それとも心の奥から思わず溢れ出るものなのか・・
それから
フィンガリングに対して。吹っ切れ感がありました。元々指弾きの鬼だった恭平ですが、自らのスタイルを確立するため敢えてそれを捨ててきたとも思えます。
「フロー」でそれを復活させたのですが、どこかに「照れ」があった感も否めないかなと。
ですが今回、指で弾きながら「いいだろう。な?いいだろう」と聞こえました。
次回のライブは多分・・6月ですね。
2人の演奏は僕にとって、おいしいところ満載のフルコース。今まで持っていたモノを磨く。新しく持ちたいモノを垣間見る。味わい所、噛み所は尽きないのです。
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※タイバンだった、徳網正宗 さん。
声とメロディラインが良かでした。
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