21.11.28(日) 試合

2021-11-29 12:54:32 | リバ剣
リバイバル剣道を始めて4年目。

その間、怪我やコロナでトータル1年半くらいは稽古できていない・・か。

稽古は週二回がMAX。

そんな環境で 2度目の「試合」に挑んできた。



思えば(2年前か)前回は悔しかった。

個人戦は秒殺、というか瞬殺される。

団体戦も・・胴を二本獲られるというなかなかレアな負けた方をした。

ずっと続けてきた方に。

現役バリバリの学生さんに。

勝てるわけがないのだが、その晩眠れぬほど悔しかった。



今回は目標を決めた。

1.怪我をせず帰宅すること

2.(一勝、ではなく)一本獲ること



個人戦の1回戦。

結果は引き面と小手を獲られて負けたわけだが 嬉しいことがあった。

「そこそこ試合になった」のである。互いに中心を取り合い、相手を動かすプレッシャーをかけあっての

試合。

2年前の個人戦は、こちらからプレッシャーをあけることもできず、また相手にしても様子を見る前もない

といった様子であっさり2本小手を獲られた。相手に剣道をしてもらえなかったのだ。

今回は相手の小手を摺り上げての面、も出すことが出来た。結果打ち負けたが、反応できただけでも上出来。



団体戦は次鋒で出場。

先鋒が負けてしまったうえでの次鋒。そこで面を二本獲れたのは本当に嬉しい。

この試合もまたお互いに中心を取り合い、相手を動かさんとする切っ先の攻防があり、

結果的には打ち勝ったようだ。



審判の声がよく聞こえず、またどちらの旗が上がったのか確認する余裕がなかったので

とにかく打ったら抜ける。抜けたら伸ばす。気合は止めない。残心は遠間で取る。

とまあまるで段位審査のような規定的な動作だったが 今の自分にしては出来すぎと言える。



4段を受けられる時期まであと1年3か月。

その間、実戦があるのかどうか、わからないが

とにかく、段を取る前提の稽古は崩さない。



試合に出られるならもちろん勝ちたい。

だが「当てっこ」にこだわっても意味がないのだ。そういう年齢ではない。

且つ、今以上に筋肉を使わない、跳躍しない剣道を心がける。











もうひとつ。











試合以上に緊張したのは 係員としての任務だった。

審判を務められるほど上位の段持ちではないので

時計係を任命されたわけだが

とにかく緊張した。全集中だった。



ストップウォッチのスタートボタンを押す

止め、で一時停止

停止中は黄色い旗を揚げる

始め、で再開

3分経ったら 終了の電子ホイッスル? を鳴らす。



たったこれだけの動作だが・・

  試合に見惚れてなるものか。

  ぼーっとしてなるものか。

と思いながらこなすの大変緊張感のあるものなのだ。



そう思って挑んだ理由は・・

はるか昔 高校生の頃 中学生の試合の時計係を務めた記憶までさかのぼる。

今でも忘れられないのは

自分の発した終了の合図が、時計より1秒強 遅かったような気がしたことがあったのだ。

その試合は終了間際に決めた面が勝敗を決したのだが

もし遅かった「ような」ではなく本当に遅かったとしたら、あの試合は延長に突入していたのだ。

勝ったほうの子はいいだろう。ブザービートで決めるなんて気分は最高だったに違いない。

だが負けたほうの子は・・

ましてやこの試合は決勝戦だった。

人生かけて試合に臨んでいたかもしおれないし

この負けが理由で 剣道嫌いになってしまったかもしれない。

考え出したらきりがないが、あれはミスだったのかもしれない、ミスで人様の人生に影を落として

しまったかもしれない、という思いがずっとあったからだ。


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