リゲイン狩猟日誌-頑張れマスターズ!

ハンター”リゲイン”の狩猟記録と日々思うこと。

イノシシ捕獲からの止め刺し、解体

2023年01月13日 08時36分38秒 | 狩猟生活

昨年から行ってきたくくりわなの見回り、空振りも多くなかなか獲物には出会えなかったのですが

 

とうとうその日がやって来ました!

 

師匠より朝イチで連絡があり「イノシシがわなにかかったので見に来るか?」

 

二つ返事でOKして師匠と一緒に現場へ

 


動画では止め刺しや解体のシーンは割愛してあります、狩猟にご理解のある方にご覧頂ければと思います。

 

今回かかったのは一歳くらいの小さい子です、性別は雄です


イノシシは目隠しされると急に静かになります。この子は体長80センチ、22kgでした。

 

今回は二人で捕獲する予定だったのですがわな猟の会のメンバーが駆けつけてくれて4人体制

 

暴れたのか、わなのワイヤーが周囲の木に絡みついていました。幸いにそのせいでイノシシも身動きできず、サッと二人で両足を縛り上げてJET SLED(海外でもシカ猟などによく使われるプラスチック製のそり)に乗せて引っ張って行きます。


JET SLEDに乗せられたイノシシを前に師匠と一緒に

 

師匠が解体場所まで軽トラで送ってくれました、あとは会のベテランの方たちと一緒に止め刺し、解体です。

 

とめ刺しと解体は猟師をやっていく上では避けて通れません、すし屋のマグロの解体ショーを見て可哀想と思う人は少ないかも知れませんが、イノシシは我らと同じ哺乳類で形格好は違えど、人間の友である犬や猫と同じ四つ足です。

 

ついつい情が湧いてしまいます。

 

最古参の猟師さんが手際よく進めて行きます・・・やってみろとナイフを手渡され勇気を出して解体を手伝いました。

 

猟で頂いた命は粗末には出来ません。解体後のお肉は無駄にすることなく頂きます。


自ら解体したお肉は下処理後冷凍庫へ

 

イノシシには里山という生息地がありますが、わな猟は農作物被害を食い止める為に人里に近い山の入り口付近に設置します。目当ては人里まで降りてきて畑を荒らすイノシシなのです。イノシシ被害は桁外れの数字となっていて、日本全国に約90万頭いるとされるイノシシによる農作物の被害額は年間約40億にも達しています、大企業ではない農家にとっては深刻なダメージなのです。

 

帰宅すると猟友会に頼んであった狩猟免許の参考書と例題集が届いていました。春には第一種狩猟免許とわな猟免許の同時取得を目指します。



最新の画像もっと見る