リゲイン狩猟日誌-頑張れマスターズ!

ハンター”リゲイン”の狩猟記録と日々思うこと。

山岳遭難事故について考える

2023年09月10日 09時26分25秒 | 狩猟生活

山の遭難というと道に迷い、下山ルートを見失い山中を放浪とか、滑落して怪我を負ってしまい動けなくなるとかを想像しがちです。

全国4位の遭難事故が起きる神奈川県

その大半が丹沢山系、そして最高峰の大山で起きています

山岳救助隊の記録を見ると、意外にも多いのが疲労遭難、、なんじゃそれ?

すなわち、体力の限界で動けなくなり救助要請をかけるケースが多いのだそうです。


疲れたから助けて欲しいは山岳救助隊の皆さんにとって迷惑な話でしょう

 

何故、そのような結果になるかといえば、第一に準備不足があります、山行計画も立てず軽装で登ってみたものの疲れ果てて疲労遭難となるわけです。

 

これは自分がどの程度の体力がありそれを登りと下りの配分で合わせて90%程度に押さえれば下山出来るわけです(実際は70%程度が無理のない登山かと思います)

体力に見合わない計画、もしくは無計画で登ってみたものの頂上ですでに体力の7割を使ってしまっているケースです。

 

こうなると残り3割の体力で下山するので大山のような急斜面では足がもつれたり、道を間違えて稜線を歩き下山ルートから外れ、体力を使い切り山中で動けなくなるケースです

 

こういう方は大抵の場合、山用の地図が入っている携帯などを持たない様です。

 

リゲインが使うヤマレコは非常に便利で山行計画を事前に立てれば、総行程の所要時間が把握できます。


ヤマレコは山行記録を残せる他、各種SNSに簡単にリンクを貼れるだけでなく、ヤマレコ自体がSNS的な使い方もできるのです

 

自分は日没から逆算し、いつ下山を始めるか予め決めて入山しています、当然夏場と冬場では気候の問題だけではなく日没に合わせて計画を臨機応変に変更しています。

 

その為には自分が今どこにいて、下山コースは近くにあるのか?

もし無いなら先に進まずに1番近い下山ルートへ引き返すことも大切なのです。

 

多くの遭難はこの来た道を引き返すという基本を行わず漫然と進んだ結果起きているようです。

 

また、入山届けも万が一の際には有効です、ヤマレコにはコンパスという機能があり、山行計画でこのコンパスを有効にしておくと、ヤマレコに対して入山届けと山行計画が登録されます。

コンパスは神奈川県警と連携しています、連携していない県もあるので注意が必要です。

 

自治体・警察との連携::登山のコンパス~山と自然ネットワーク~

 

ヤマレコのコンパスには様々や登山届けと同じ項目が登録されるのでで万が一の遭難の場合、どこのルートを歩いたかが容易に推測でき、早期発見につながります。

 

 

 

おう
下山してアプリを終了すると自動的に下山通知が送信されます

熊鈴などは丹沢山系では必須になりますし、ヤマビル対策の薬品、噛まれた際にヒルジンを吸い出すポイゾンリムーバーなども携行する必要があります。

 

またこれから丹沢山系を歩くことが増えるので山岳保険にも加入しました。「ココヘリ」というGPS端末でレスキューヘリを呼べるサービスもあります。

おうd
山岳遭難でヘリなどを呼んだら破産しますので、転ばぬ先の杖は必要です

 

登山は備えあれば憂い少なしなのです。熊はいるけど・・・



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