認知症の父との記録

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発症して6年

2020-12-16 12:46:00 | 日記
父親が認知症と診断されて6年
あれ⁈と思うような行動が気になり出した6年前
まず、夜遅くにご飯を炊くそれもたくさん
買ってあるお菓子やおかずを全部食べる
寒い冬に冷房つける
夏なのに冬用のセーター着る
火にかけた鍋を忘れる

それでもまだ近くに歩いて買い物は行けていたしお金の管理もできていた

それから2年程はそれほど進行せずの状態

4年前、お金の管理が出来なくなる
郵便局でおろしたはずのお金をどこにしまったか使ったか覚えていない
結局家にはない
それからは私が管理し決まった額を財布に入れるようにした
(千円札で5枚、5千円札1枚、使ったら足す形に)

ある時、外出先で迷子に(一緒に出掛けていた方が目を離した隙に)
午後12時位に連絡が来て探しに出る
11月後半、夜は気温が下がる
早く見つけてあげなくては.....
午後1時過ぎ警察へ連絡
行方不明として探していただく
娘に連絡係として家にいてもらう

どこを探せば良いのか...
とりあえずいなくなった場所を中心にコンパス状に探す
人影が見えたら細い道だろうが進み確認...(田舎なので車で捜索)
途中、悪い事ばかり頭をよぎって怖くなる
どこにも居ない

居なくなって5時間過ぎた
外は暗くなってくるし気温も下がってきた
寒いだろうな...今何を思ってるだろう...そんな事を思いながら大通りへ出た所で父親発見!!
じっと立っていた!
すぐ車に乗せて一言喋ろうとした瞬間
ちょうどタクシーひろって帰ろうと思ってた〜っと明るく言われた
寒い中、きっと自分はどうしたら良いんだろうと思ったはずで、帰る家もわからなかっただろうし、今どこに居るかもわかってなかっただろう
私を見た瞬間に何事もなかったように明るく
お前が通ってちょうど良かった〜って

プライドの高い父がそこに居て、私も本当ちょうどだったね〜っと言いながら涙が出た

無事で良かった

財布を確認したら750円使ってた
父親に確認したら何も買ってないよ!と
途中、お腹が空いて何か買って食べたんだろう