認知症の父との記録

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子猫の鳴き声

2020-12-22 08:04:00 | 日記
数日前、夜に子猫の鳴き声がした
子供と一緒に庭に出て探したが
鳴き声が聞こえない

警戒したんだろう

次の日、どこからともなく鳴き声が...
うちの愛猫も反応して外を見渡す

2日程きこえたけど
それっきり聞こえなくなった

落ち着く場所が見つかってれば良いな

ある日の父③

2020-12-21 16:47:00 | 日記
夜、22時まわった頃(冬)

玄関から
父「行ってくるぞー!」

ん?私、玄関へ

私「どこに?」
父「夜警」
私「?????どこに?」
父「夜警たい」
私「え?」

このやりとりを聞いていた主人が
「消防団の見回りの事じゃない⁉︎」

あーなるほど!
とにかく行くのを阻止するには
話を合わせるしかない

私「お父さんは大丈夫よ!〇〇←主人の名
が行くから!」
父「何で?俺が行かんで良いかい?!」
私「大丈夫!うちが行くよ!」
父「そうね〜1人行くと良いね〜!」
一旦部屋へ

簡単に書いたが、30分位何度もこのくだりを繰り返して、ようやく落ち着いた父


自分の年齢はもう忘れてて
記憶が子供の頃や2、30代とか若い頃の感覚みたいだ
年齢を伝えるとびっくりして
は???と言う

父にとって私は、どう写っているのだろうか?

幸いな事に、家族の顔は忘れてないし
名前も一応、わかる(たまに自分の息子と孫を間違えるが)


だから余計に私や孫はどのような立ち位置なのか考える
父→30代(思い込んでる)※本当は80代
私(娘)→40代
孫→20代
きっと深く考えてないんだろうな〜












ある日の父②

2020-12-18 15:17:00 | 日記
3年程前の早朝(5時くらい)
玄関の開く音がした
父親だ!とわかりすぐ見に行く
家の周りをまわってる
父「あら、牛は???」
私「?????」
ここは話は合わせられない
私「いないよ、飼ってないし」
父「飼ってない?そんな事ない、牛にご飯やらんと親父に怒られる」

.....よし合わせよう

私「それは本家でしょ!うちにはいないよ!」
父「おらん?ここは違う?」
私「ここは本家違う!」

辺りを見渡し...(住宅街)
父「なら、しょうがない、誰か餌はやる?」
私「うん!やる!」

頷きながら部屋に戻る父

もちろん本家(父の実家)に牛はいない
きっと子供の頃の記憶が蘇ったんだろうな〜
(牛のくだりは、今でもたまにある出来事)




ある日の父①

2020-12-17 11:58:00 | 日記
3年前から、父の症状が進んでるのがわかるようになった
認知症と診断されてすぐの頃は
デイサービスにも、気をつかうから行きたくない...疲れる...と言っていた
でもその内、慣れたのか嫌がらず行くように
(毎回、デイて何?と聞かれるが)
今では仕事だと思ってる
デイから帰ると送ってきてもらった事を忘れ
車でちょっと家に帰ってきただけだから、すぐ会社に戻る!ならね!行ってくる!
かなりの確率で言うように
そこで父の言ってる事を否定すると
お前は話にならん💢と余計出掛けようとするので、話を合わせる
今、仕事終わった!って帰ってきたよ〜
車もちゃんとあるし、夕ご飯の時間だよ!
とか言うと、そうだったかね〜と落ち着く
(それでも落ち着かない時は一緒に近所を歩く
その内、どこに車停めたかな〜と言いながら歩き疲れ家に戻る)

考えた、毎回このくだりは私も疲れる

そこで、デイから戻ったら、洗濯をするからって、着ていた服を脱いでもらい、すぐ家着に着替えてもらうようにしたら毎回は言わなくなった!

デイに行った日は何かしらある
ちょっと面白かったのは
父が布団の準備をしていて呼ばれた
こら大きい...こんな大きいなら焼けんよ
最初何を言ってるのかわからなかった
どうやら布団を大きな食パンだと思っている
ひたすら大きいを連呼
食べるのが大変よ〜と
そうきたかと思った
私も考えた
こうしたら良いんじゃない!と言いながら畳んでみた
そしたら父、おーそうね〜!それなら焼けるね〜♪(まだ焼ける大きさではないが...)
うん!明日の朝、焼くね!と言ったら落ち着いた

何だか、認知症の症状はそれぞれだけど
一生懸命、そうだと思ってやってる事は、否定してはいけないんだと言う事を学んだ




発症して6年

2020-12-16 12:46:00 | 日記
父親が認知症と診断されて6年
あれ⁈と思うような行動が気になり出した6年前
まず、夜遅くにご飯を炊くそれもたくさん
買ってあるお菓子やおかずを全部食べる
寒い冬に冷房つける
夏なのに冬用のセーター着る
火にかけた鍋を忘れる

それでもまだ近くに歩いて買い物は行けていたしお金の管理もできていた

それから2年程はそれほど進行せずの状態

4年前、お金の管理が出来なくなる
郵便局でおろしたはずのお金をどこにしまったか使ったか覚えていない
結局家にはない
それからは私が管理し決まった額を財布に入れるようにした
(千円札で5枚、5千円札1枚、使ったら足す形に)

ある時、外出先で迷子に(一緒に出掛けていた方が目を離した隙に)
午後12時位に連絡が来て探しに出る
11月後半、夜は気温が下がる
早く見つけてあげなくては.....
午後1時過ぎ警察へ連絡
行方不明として探していただく
娘に連絡係として家にいてもらう

どこを探せば良いのか...
とりあえずいなくなった場所を中心にコンパス状に探す
人影が見えたら細い道だろうが進み確認...(田舎なので車で捜索)
途中、悪い事ばかり頭をよぎって怖くなる
どこにも居ない

居なくなって5時間過ぎた
外は暗くなってくるし気温も下がってきた
寒いだろうな...今何を思ってるだろう...そんな事を思いながら大通りへ出た所で父親発見!!
じっと立っていた!
すぐ車に乗せて一言喋ろうとした瞬間
ちょうどタクシーひろって帰ろうと思ってた〜っと明るく言われた
寒い中、きっと自分はどうしたら良いんだろうと思ったはずで、帰る家もわからなかっただろうし、今どこに居るかもわかってなかっただろう
私を見た瞬間に何事もなかったように明るく
お前が通ってちょうど良かった〜って

プライドの高い父がそこに居て、私も本当ちょうどだったね〜っと言いながら涙が出た

無事で良かった

財布を確認したら750円使ってた
父親に確認したら何も買ってないよ!と
途中、お腹が空いて何か買って食べたんだろう