ライトアップされて花嫁入場す

ライトアップされて花嫁入場す
けれどダメ私にゃ夫が居るんです
自転車通勤で浮かす定期代
夫を待った中々来ない先に行く
ネオン街暇持て余す夜の蝶

夫婦の溝みぞれのように冷たくて
空虚な心ポッカリ穴が開いたよう
相手にとって僕の存在如何映る
あれもこれも僕にとっては大切だ
半分叶えばもう僕の手の内さ

試行錯誤ピッタリ嵌まる物が無い
景気回復に奥の手はないものか
ポッと火がつき燃え上がる焼けぼっくい
焼け石に水２兆円も効き目無し
赤字国債増える借金誰払う

無駄なお金とは思わないギャンブラー
元はと言えば全て貴方が悪いのよ
ぼったくりビール一本ン万円
如何って事あるさ返せよ貸した金
おじさんは昔これでも持てたもの

季節外れで首を振る扇風機
春は花粉で毎年のよう悩まされ
メランコリーの言葉に酔っている女
深くって測り切れない井戸の底
当てにならぬ今度奢るというアイツ