忘れ物夫を置いて帰宅する

281　　　忘れ物夫を置いて帰宅する
282 　　 不必要　声大にした　天下り
283 　　 作品賞　あげてもいいか　大家族
284 　　 想像し　悶々してる　床の中
285 　　 頷いた、首が今では、足枷に

286 　　 請求書、水増ししてる、バーのママ
287 　　 判断は　優柔不断の　総理殿
288 　　 強いぞう　毛が生えている　心臓に
289 　　 恋の街　ロマンチックな　恋の夜
290 　　 肩すぼむ　コートの襟で　防ぐ風

291 　　 言うのかな　言わないのかな　プロポーズ
292 　　 高嶺には登れないから諦めた
293 　　 聞かせたい　いの一番に　花便り
294 　　 判決は　裁判員の　胸三寸
295 　　 待ち合わせ　到着してる　五分前

296 　　 垣根越し境界線で揉めている
297 　　 原発に頼ってばかりいられない
298 　　 技術点　転倒すれば　差し引かれ
299 　　 聞かれても明日の風向き分からない
300 　　 様子見に　恐る恐ると　沖縄へ

301 　　 三月へ先延ばしした梅の花
302 　　 平凡で　特徴無い顔　直ぐ忘れ
303 　　 早くです　確定申告　焦ります
304 　　 政府には　それなりにある　考えが
305 　　 ボランティア　一度やったら　病み付きに

306 　　 防衛相　頭上がらぬ　女房には
307 　　 誰に聞く　ママが駄目なら　パパに聞く
308 　　 それがない　お困りでしょう　大変ね
309 　　 まだ若い　つもりが身体　追いつかぬ
310 　　 始まりで　隣り合わせの　雨宿り

311 　　 建て直し　二重ローンは　組めません
312 　　 朱印帳　本人だけの　宝物
313 　　 慰安会　費用賄う　寄付金で
314 　　 明暗が　選挙結果に　表われる
315 　　 厳重に　二重三重　鍵を掛け

316 　　 帯着物　老舗呉服屋　値が張って
317 　　 続きます　途絶え無ければ　繋ぐ人
318 　　 長いこと　三重に巻いても　余る帯
319 　　 若いのね　徹夜をしても　疲れない
320 　　 大威張り　大盛況の　政治塾

安物は洗濯すればすぐ縮む

251　　　安物は　洗濯すれば　すぐ縮む
252 　　 死んでるか　熊が近寄り　覗きこむ
253 　　 過ごしてる　毎日非難　浴びながら
254 　　 旅支度　書いて置きましょ　遺言書
255 　　 行ったけど会社へ入れぬ日曜日

256 　　 足うずく　水虫さんが　目を覚まし
257 　　 散歩道　完全装備の　犬と会う
258 　　 歩けたら　後は歩数を　伸ばすだけ
259 　　 母のもの　私にゃ度数　合いません
260 　　 キッチンでキチンと整理父の役

261 　　 満足度　中っ位の　夫婦仲
262 　　 漢方で　不老長寿の　薬なし
263 　　 もう遅い　これを呑んだら　帰ろうか
264 　　 教えてね　手取り足取り　最初から
265 　　 福寿草　春の息吹を　絵手紙に

266 　　 頬赤く、エッチなことを、囁かれ
267 　　 うさぎ小屋、いきものがかりが、掃除する
268 　　 着込んでる脱がせる苦労も又楽し
269 　　 合格なんて　夢のようだと　頬抓る
270 　　 何時までも　貴方の傍を　離れない

271 　　 程々に、隣りの嫁と、お付き合い
272 　　 役に立つ還暦過ぎても現役だ
273 　　 変わる日も　何れ来るさと　自民党
274 　　 花粉症　対策コーナー　花盛り
275 　　 刑罰で　復活させたい　百叩き

276 　　 震災で　ポストが増えた　閣僚の
277 　　 満腹でも　一夜明ければ　腹が減る
278 　　 乗る前に　行き先表示　確かめよう
279 　　 聴きながら　尻川してる　器用人
280 　　 暮らし向き　中の中から　中の下へ

ずれている君のお顔の印刷は

211　　　ずれている君のお顔の印刷は
212 　　 お願いね痛くしないで歯医者さん
213 　　 場外に　飛びだし乱闘　プロレスは
214 　　 目が回るほど忙しい牛丼屋
215 　　 友達が　なかなか出来ぬ　転入生

216 　　 記録です越えれば残らぬ七時間
217 　　 夢見てる男の子ならパイロット
218 　　 私トド　ならオットセイ　夫さん
219 　　 人もおり　簡単に買う　ブランド品
220 　　 もう無理だ　階段走って　駆け登る

221 　　 残念ね　ロンドンへの道　閉ざされた
222 　　 ジム通い汗を流して飲むビール
223 　　 受験生　あとは待つだけ　天命を
224 　　 満足だ、元は取ったぞ、バイキング
225 　　 そうだよね相槌を打つ聞き上手

226 　　 この政府　もうそろそろか　見切り時
227 　　 風邪を引く　鼻声聞かせ　ずる休み
228 　　 必要か今の亭主は本当に
229 　　 まだ早い　嫁にゆくのは　女子高生
230 　　 駿河湾何が釣れるの今の時期

231 　　 可愛らしい、摘んでみたいな、サクランボ
232 　　 妻の愚痴　何時までグチグチ　止まらない
233 　　 懲りもせず　馬に人参　与えてる
234 　　 時にして　痛みが走る　古い傷
235 　　 名残り雪　降ってもう直ぐ　春が来る

236 　　 お昼時　だけ開店の　弁当屋
237 　　 とりあえず　ビールを頼む　居酒屋で
238 　　 遊んでね　声掛けてくる　女子高生
239 　　 ラブゲーム最近流行り携帯で
240 　　 何してる　私に隠れ　コソコソと

241 　　 安くなり　型が古けりゃ　半額に
242 　　 先がない　我が人生も　最終章
243 　　 分相応　見栄を張っても　しょうがない
244 　　 社長だと　呼ばれて否定　繁華街
245 　　 ミニスカート　似合わなくても　穿く度胸

246 　　 騙されて　全財産を　注ぎ込んだ
247 　　 願いかけ　投げ入れました　お賽銭
248 　　 多すぎて　使い切れない　お小遣い
249 　　 待つ間　携帯ゲーム　暇つぶし
250 　　 富士の山長くは見れぬ新幹線

自信持ち事に当たれば道開く

191　　　自信持ち事に当たれば道開く
192 　　 実現す　自分の店を　持つ夢が
193 　　 庭狭し　楽なもんだよ　草むしり
194 　　 何に見え蟻ん子の目人間は
195 　　 知らぬ気に尻など触るラッシュ時

196 　　 あさげかなインスタントの味噌汁は
197 　　 度胸もねなくて好きだと言い出せず
198 　　 ドキドキ感　初めて入った　ラブホテル
199 　　 一度きりの積りが続く二度三度
200 　　 週刊誌　手垢が付いてる　待合室

201 　　 見てみたい　どんな顔だろ　初孫は
202 　　 もう少し　じっとしていて　そのまんま
203 　　 元気かな　君の奥さん　宜しくね
204 　　 膳飾る　目刺三匹　寂しげに
205 　　 のんびりと　冬将軍の　長っ尻

206 　　 屋根裏に、昔住んでた、ネズミ君
207 　　 無駄遣い、ばかりしてては、自己破産
208 　　 片想い告白されたクラス会
209 　　 大家族　仲良く暮らす　嫁三人
210 　　 何食べた　覚えていない　一昨日

一日をブログに綴り締め括る

141　　　一日をブログに綴り締め括る
142 　　 まだかいな　昼飯催促　お爺ちゃん
143 　　 止めようよ二十歳未満の酒タバコ
144 　　 朝日はね　水平線から　上がるのよ
145 　　 残します　あればの話し　遺産はね

146 　　 道端に土筆蒲公英顔出した
147 　　 服装もあまり気にせぬ歳となり
148 　　 沢山ね　風に靡いて　洗濯物
149 　　 あの魚　話題になった　人面魚
150 　　 ラブレター　貰えば心　ときめいて

151 　　 聞こえるの隣りの部屋で話し声
152 　　 厳しいね　選手を扱く　鬼コーチ
153 　　 あさり汁、獲れたて新鮮、潮干狩り
154 　　 少しだがぽんと一億義援金
155 　　 来る為に　墓を探そう　お迎えが

156 　　 卓球は結構多い運動量
157 　　 云うじゃない隅に置けないあの人は
158 　　 代金は何時でも良いと電器屋さん
159 　　 タレントよ　旬のうちだけ　人気あり
160 　　 大きくて　太っていれば　声掛かる

161 　　 春気分　足元軽い　スニーカー
162 　　 しませんね、私は正直、ネコババは
163 　　 気が楽だ、ラクダに乗って、旅をする
164 　　 遊ぶ事ならば意見は一致する
165 　　 人だかり　見ていたような　事故現場

166 　　 チャン呼びで　呼べなくなった　課長さん
167 　　 妻の尻に敷かれ座布団ぺっちゃんこ
168 　　 女子高生　中にはいるね　ボインちゃん
169 　　 やって来る　毎日定時　郵便屋
170 　　 遅いから　早くお帰り　お二人さん

171 　　 お出ましだ　お呼びじゃないよ　小沢さん
172 　　 出来ぬまま　答案用紙　提出し
173 　　 伏せたまま　獲物を狙い　身構える
174 　　 愛嬌が　取り柄職場の　花ですよ
175 　　 やっとです　長かった春　終止符を

176 　　 人の道　外したばかりに　ムショ暮らし
177 　　 留守番を　頼むとワンに　言い聞かせ
178 　　 梅の花　塀越しに見る　散歩道
179 　　 境目だ　家の真ん中　県境
180 　　 シャボン玉　儚い命　束の間の

181 　　 消えた夢　都会の隅で　嘆いてる
182 　　 隙間風　心も冷える　仮設です
183 　　 トラブって　原因究明　埒明かず
184 　　 眠くなり　催眠剤で　あの世逝き
185 　　 非難した　与党のやること　何もかも

186 　　 ドラマかな　嵌まっています　韓国の
187 　　 かぐや姫　老舗家具屋の　お嬢様
188 　　 自慢なの　私の大事な　旦那さま
189 　　 その次です　訊けば答える　看護師さん
190 　　 焦ります　終電発車　一分前

うようよしインフル菌が空気中

101　　　うようよしインフル菌が空気中
102 　　 大人たち不味いビールを飲んでいる
103 　　 古臭い　考え方は　流行らない
104 　　 人生は　下天の夢か　幻の
105 　　 した事も今じゃ時効の不倫愛

106 　　 天秤や、担いで流す、金魚屋は
107 　　 姿無し声はすれども揚げ雲雀
108 　　 発案者だけが儲かるネズミ講
109 　　 潜り抜け　暖簾の先に　友がいる
110 　　 取り戻し　飲んで元気を　リポビタン

111 　　 愛煙家あるかと聞いてる喫煙席
112 　　 氷の海　流氷寄せる　オホーツク
113 　　 見上げてる　スカイツリーの　下に立ち
114 　　 足湯かな　大根足の　品評会
115 　　 老いが来る　足の先から　頭まで

116 　　 鼓舞をして　エイヤッと起きる　朝の床
117 　　 知っている　道に詳しい　ナビゲーター
118 　　 階級も　上がれば増える　星の数
119 　　 生徒たちがお金に見える進学塾
120 　　 逢えそうだ夢の中なら何時だって

121 　　 寒つばき　血の色に似て　吐く命
122 　　 酒タバコ、止めてりゃ今頃、家が建つ
123 　　 買ってやる、マンションだって、愛人に
124 　　 政権党吸っているのか甘い汁
125 　　 愛妻に　キスされ出社　その昔

126 　　 短命で　線香花火　一瞬の
127 　　 調べたよ　マルサ厳しく　脱税を
128 　　 長く生き　五十年後を　見てみたい
129 　　 と金だぞ　歩も使いよう　役に立つ
130 　　 受験生　お守り札を　懐に

131 　　 低燃費　TNPの　コマーシャル
132 　　 変わってる　髪型に夫　気付かない
133 　　 良かったね　夫が介護　してくれる
134 　　 慣れてきた　仕事の仕方　さぼり方
135 　　 進学だ　滑り止めでも　受かりゃ良い

136 　　 押しかける　安いと聞けば　遠くても
137 　　 押し通す　秘書の一存　やったこと
138 　　 意外です　安い契約　目っけ物
139 　　 肖って　モデルが着てる　ドレス買う
140 　　 歩くだけ　交通マヒで　雪の道

出している臍にピアスのファッション

71　　　出している臍にピアスのファッション
72 　　 朝ごはん　ヨネスケ突撃　まだ早い
73 　　 推す輩　押すな押すなの　政治塾
74 　　 より豪華　芸能人の　披露宴
75 　　 アスリート　やはり素質が　物を言う

76 　　 春の風固い蕾を開かせる
77 　　 姉御肌　気風の良さは　親譲り
78 　　 高望み、せずに妥協し、今の夫
79 　　 後遺症　半身不随　脳卒中
80 　　 お裾分け　はしたないけど　期待する

81 　　 古い友　断りもなし　先に逝く
82 　　 着るものが　無いから行かぬ　参観日
83 　　 お前さん、見れば見るほど、良い男
84 　　 ばったりと倒れそなままあの世逝き
85 　　 別荘に、三年ばかり、行って来た

86 　　 トロロ蕎麦　噛まず呑み込む　喉越しに
87 　　 うまいです　口先だけが　政治家は
88 　　 試合あり　絶対負けれぬ　この一戦
89 　　 感激でつい眼がしらが熱くなる
90 　　 支度有り　出かける時は　色々と

91 　　 請求が冬場は倍の電気代
92 　　 客が来る　手薬煉引いて　待つ床屋
93 　　 気にしてる　しても増えない　髪の毛は
94 　　 春よ来い　呼ばずとも来る　そのうちに
95 　　 判らずに　そのうち忘れる　そんなこと

96 　　 二歩三歩　試しに歩く　リハビリは
97 　　 動かない　不動明王　字の如く
98 　　 胸の谷　深みに嵌まって　動けない
99 　　 よく似合う　新婚カップル　褒めちぎる
100 　　 身勝手さ　電話一本　ドタキャンは

寄せて集めて上げれば出来るCカップ

31　　　寄せて集めて上げれば出来るCカップ
32 　　 その心　整いましたは　もう落ち目
33 　　 魚たちの　名を教えてる　さかなクン
34 　　 いい色に　焼けねば壊す　陶芸家
35 　　 髪の毛が　抜け替わらずに　そのまんま

36 　　 高台へ、造れば売れる、分譲地
37 　　 ありません子孫に遺す財産は
38 　　 家主変えられぬ今更低家賃
39 　　 突っ張るわ　安石鹸で　洗う顔
40 　　 逃げて行く　私の顔見て　ストーカー

41 　　 竹藪で　作って遊んだ　秘密基地
42 　　 参考に　されて意見は　不採用
43 　　 振り向かず　声掛けられて　おばさんと
44 　　 過ごせたら　一日無事で　それで良い
45 　　 溶けてゆく飴玉転がし口の中

46 　　 カミカゼが　アメリカ軍に　恐れられ
47 　　 頑張るよ、特殊技術で、町工場
48 　　 指で触れお医者ごっこでこれは何
49 　　 靴の底　よく知っている　散歩道
50 　　 痛いとこ　不思議に消える　お呪い

51 　　 逸らさずに　ジッと私の　目を見てね
52 　　 その辺で止めりゃ良かったパチンコ店
53 　　 昔事、ソップだったが、今アンコ
54 　　 ワインなど甘口だからと二日酔い
55 　　 問い合わせしても電話が繋がらぬ

56 　　 消しゴムで擦れば消える薄い髭
57 　　 残し柿　ガキは知ってる　その渋さ
58 　　 塾が待つ　好きで行く子は　少数派
59 　　 物だらけ　要らないけれど　捨てられず
60 　　 いたものが　消えて無くなりゃ　寂しいね

61 　　 毎日を　亭主は過ごす　千円で
62 　　 携帯機　無ければ無いで　過ごせます
63 　　 句作なり　捻る楽しみ　誰ぞ知る
64 　　 道ありて　踏めば音あり　霜柱
65 　　 言われてる　我が社の宝と　褒め殺し

66 　　 張り切って勝って来るぞと家を出た
67 　　 年度末丁度予算を遣い切り
68 　　 ボランティア　炊き出しをする　寒空に
69 　　 残ってる　燠火に火が点く　クラス会
70 　　 居候　上げ膳据え膳　お気楽ね

どうするの獅子身中の虫達を

1 　　どうするの獅子身中の虫達を
2 　　 苦吟する　固い頭を　叩きつつ
3 　　 子育て中　構ってられぬ　化粧など　
4 　　 マイホーム、建てる時には、高台へ
5 　　 なって来る当たれば笑顔に宝くじ

6 　　 孫あやす爺に泣き声でかくなり
7 　　 子は育つやがて追い抜く親の背を
8 　　 暮らしてる一日千円小遣いで
9 　　 駿河割り焼酎半々お茶で割る
10 　　 アルコール入いれば口も滑らかに

11 　　 若返る　肌にも何れ　来る限度
12 　　 母のよう　経験豊富な　看護師は
13 　　 何も無い　君の頭と　ピーマンは
14 　　 メールでね　届かぬ先は　無人島
15 　　 出来るのさ、里芋子芋、土の中

16 　　 お手上げよ万歳三唱ご唱和を
17 　　 マスコット、野球部の女子、マネージャー
18 　　 寒空に　ワンも散歩を　嫌がって
19 　　 母さんに　家族皆が　頼りきり
20 　　 居座って　コ－ヒー一杯　長時間

21 　　 各店で　チェーン店は　同じ味
22 　　 マラソンで　ロンドン目指し　駆け抜ける
23 　　 反対だ　党内造反　消費税
24 　　 私なの　隣り近所じゃ　有名人
25 　　 雪の下　埋まったままの　遭難者

26 　　 本当よ　信じてないな　その顔は
27 　　 カットからね繋ぎ合せて一本に
28 　　 春よ来い　来ないと夏が　先に来る
29 　　 立ち並び　沿道沿いに　観衆が
30 　　 来る筈が　来ないと気持ち　焦ります

考えてないのか天然ぼけの人

99971　　　考えてないのか天然ぼけの人
99972 　　 闊歩する大手を振って市長さん
99973 　　 主夫の味　隠れた才能　引き出され
99974 　　 戻ります　確定申告　還付金
99975 　　 歴史知る　大河ドラマに　教えられ

99976 　　 レパートリー　一曲だけの　カラオケよ
99977 　　 野次が飛び、審議進まぬ、委員会
99978 　　 払えない、ローンにマイカー、売り払う
99979 　　 友をつれ一緒に行った男子トイレ
99980 　　 みんな嘘　吐きも吐いたり　八百も

99981 　　 遠くから　見ているだけの　片想い
99982 　　 浮かばない　プールの底で　カナヅチは
99983 　　 逃げ道を塞がれネズミ反撃し
99984 　　 この私　自慢するもの　何も無い
99985 　　 気は心　釣りを寄付する　一円玉

99986 　　 ティータイム　仕事に付ける　アクセント
99987 　　 日々重ね　積もり積もって　半世紀
99988 　　 捨てていこ　マナー守らぬ　飼い主さん
99989 　　 酒癖は　飲めば後引く　梯子酒
99990 　　 老い迫る　追い追い来ます　お迎えが

99991 　　 出来悪い　子でも可愛い　一人っ子
99992 　　 長男の　嫁は忙し　盆正月
99993 　　 婆さんが　笑顔で受け取る　保険金
99994 　　 複雑に　愛憎絡む　サスペンス
99995 　　 顔を見せ　カモが来たぞと　喜ばれ

99996 　　 効果無い　知りつ買ってる　育毛剤
99997 　　 寒いので　体寄せ合い　猿団子
99998 　　 冷蔵庫　年中無休　冷やしてる
99999 　　 富士の峰　窓を開ければ　見える家
100000 　　 ひとまわり　小さくなった　去年の服

★★★　１０００，０００句到達　★★★