●「断捨離」
戦後2年目の年に瀬戸内の小さな島の丘の上で生まれた私。
御多分にもれず何もないので、寄せ集めの廃材での掘っ立て小屋暮らし。
小屋の前の草っ原には、たしか…イモやカボチャが雑草の中にひょろひょろ。
68年ほど遡った3歳の頃の記憶が、ちらりほらりと脳みその片隅に残る。
ゆえに…手元にあるものは簡単には手放せない私。
「あと何年生きられるか判らへんのやから…」 と深い選別なく捨てるお母ちゃん。
力関係?の結果、重いものや大きな物から 「断捨離」 となる (笑い)。
ある絵の教室で、過ぎた日々には題材として活躍したであろう小道具のアレコレが、ダンボール2箱にギュウギュウ詰め。
クマのぬいぐるみ、手袋で作った人形、オレンジ帽子の人形、酒瓶片手のピエロも断捨離の対象。
何故か忍びなく、せめてカメラに収める。「ごくろうさま…」 とつぶやきつつ (笑い)。