●「イノチノオモサ」
年賀状は出したものの、新聞に載った絵手紙を添えて姉にメールを送る。
姉から返信 「当たりぃ。縁起が良いね。娘んとこも腎臓病だった主人にドナーが見つかって、今、移植手術待ち。
心臓の止まるのを待って手術…、相手の人のことを思ったら複雑な気持ちや。家族の人は少しでも永く…
と思うだろうし…でも、待つ身は落ち着かない」
私…「ドラマの中だけの話とは違うねんなぁ。」
姉…「凄く複雑。すぐにでも駆けつけたいけど足腰が悪くて、行っても足手まとい。案じるだけ…」
私…「新しい命、待ってます」
姉…「さっき、移植が始まったと連絡ありました。また明日連絡します」
翌朝…
姉…「おはようさん。無事成功したそうで、ホッとしました。お昼から病院へ行って娘にお疲れさまと言ってやります」
私…「ごくろうさまです。良かったなぁぁ。どこの病院なん?」
姉…「枚方市駅前の△△医大です。私は2時頃に行く予定です」
私…「俺も行って良いかなぁ?場所は判ってるし」
で……20数年ぶりに合う甥・姪を含めて全員集合は7人。
病室の本人には会えなかったが、あれやこれやのハナシはあっという間の2時間近く。
腎臓を提供してくれた家族を想い…
ネットで「臓器提供を希望」探すも…年齢制限あり。残念。
改めて命の重さを考えた今年の始まりでした。