KAIGAN

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萌えない街 秋葉原

2005-09-15 23:50:37 | Special
『電車男』つくばエクスプレス秋葉原クロスフィールドヨドバシAkiba etc.
2005年現在、日本全国の注目を集めている街がある。秋葉原だ。

「萌え」、「アキバ系」、「メイド喫茶」、「コスプレ喫茶」等は、
その概念を超越して言葉としてすっかり定着した感がある。
電気街として名高い秋葉原は新たな“顔”を獲得したのだ。

ところが、本当の秋葉原はそんな街ではないという。
ならば問いかけよう。君は本当の秋葉原を知っているか。



きっかけは地図だった

暇さえあれば、地図ばかりを眺めている。
僕はそんな大人に育ってしまった。母さんごめん。
ある日、上野周辺を調べていた時のことである。
僕は気になる文字を見つけてしまったのだった。

秋葉原。
えっ、秋葉原!?

秋葉原の位置が明らかにおかしい。僕のイメージと違う。
ここが本当に秋葉原なのか。みなさんも地図で確認して欲しい。
面積わずかに2㌶。縦100㍍×横200㍍の区画が秋葉原だって!?

“秋葉原”が印字されていた場所は台東区。千代田区ではなかった!!
(リンク先、地図画像左上の文字列【東京都台東区秋葉原周辺】に注目)。

一般的に我々が想像する秋葉原、つまりJR秋葉原駅前に広がる地域一帯は、
実際は千代田区外神田という住所で、“秋葉原”とは似て非なるものだったのだ。
さらに神田勢は勢力を広げていて、千代田区北西部を完全に牛耳っていたのである。
江戸時代に城下町として栄えた神田は、現代にもその名を轟かせているということか。

このままでいいのか、秋葉原。
神田勢に負けて悔しくはないのか。

僕は驚きを隠せないまま、一路秋葉原を目指すことにした。
真実を明らかにするために。真のアキバ系になるために。


いざ秋葉原へ

今回目指す秋葉原は、JR御徒町の駅から徒歩で向かっても
ほとんど差はないように思えたので、敢えて上野から攻めてみた。

秋葉原方面
上野から秋葉原方面を望む。ここは中央通り。真っ直ぐ行けば日本橋に辿り着く。

台東区秋葉原に向かう途中、秋葉原(千代田区外神田)に存在する建物を思い浮かべてみた。
LAOX、オノデン、石丸電気、サトームセン、ラジオ会館、ガチャポン会館、交通博物館、万世、
ヤマギワソフト、Sofmap、アソビットシティ、ゲーマーズ、まんだらけ、イエローサブマリン。
秋葉原に馴染みのない僕でも、ザッと10個以上挙げることが出来た。大丈夫か、自分。

いつの間にか僕の脳内では、秋葉原に関する情報が蓄積されていたようだ。
ネットって凄い。と、そんな風に己を危惧していたら、まもなく秋葉原に到着したのだった。


ついに聖域へ到達

到着したら、まずは確認作業。ここが本当に秋葉原なのか、住所表示を探す。
その結果、電信柱や建物に複数の住所表示を発見した。以下がそれである。

秋葉原5番地  秋葉原1番地
こちらには振り仮名が振ってある。         でも、こっちは消されてる。何故だ!?

ここで注目したいのは、住所表示にある“台東区”の文字である。
秋葉原が台東区に存在していることが確認できた(JR秋葉原駅は千代田区)。
※ちなみに、これと同じ現象がJR山手線で確認できる。JR品川駅は品川区ではなく港区にあるのだ。
また、JR目黒駅も目黒区ではなく品川区に位置している。区画整理の変遷には興味深いものがある。


秋葉原という地名が秋葉神社に由来していることは知っていても、
本当の秋葉原を知る人は少ないだろう。ここに今回の旅の目的がある。
はい、確認事項終わりっ!

それでは、心の準備はいいですね。
これが秋葉原の本当の姿なのです!!!!!

リアル秋葉原
ここが秋葉原1番地。電柱のチラシにある“停電”の文字が虚しさを醸し出している。

ご主人様、秋葉原は全然萌えてませんでしたわ...orz

どこだろう、この殺風景な街は。これがあの秋葉原だって言うのかい!?
ご覧の通り、台東区秋葉原には雑居ビルや中小の事務所があるばかりで、
そこには無線・パソコン関係の店舗や、アニメ、ゲーム、声優、同人誌、フィギュア、
グラビアアイドル関連商品を取り扱っている店舗等は一切見当たりませんでした。

過度の期待を抱いていた皆さん、ごめんなさい。
これが秋葉原の本当の姿なんです。お兄ちゃん、ごめんニャン♪

以上、今回明らかになったのは、僕のアキバに対する思い違いであった(爆)。
妄想も甚だしい。アキバに精通したければ、ギャルゲー買って出直してきなさいっ!!
という怒号が聞こえました。と、とにかく、これからは台東区秋葉原に注目ですにょ。

【アキバ関連リンク】
アキバBlog(秋葉原ブログ)
秋葉原の最新情報を仕入れるならココ!
秋葉原公式ショッピングガイド
詳細な秋葉原マップを閲覧できる秋葉原公式サイト。
全国統一オタク検定試験(OTAK)
オタク知識が問われる検定。目指せ、オタクエリート!
アキバ屋台めし図鑑(デイリーポータルZ)
大塚さんによるアキバ記事。ワールドワイドな様相を呈している。
電車男をやってみる(デイリーポータルZ)
ヨシダプロさんの体当たり記事。衝撃的な結末が待っている。

ちなみに、秋葉原の歴史等に関しては、Wikipediaが詳しかったです。

【特別ふろく ふさおとめたん】
ふさおとめたん











千葉県産のブランド米「ふさおとめ」の
マスコットキャラクターを務めるふさちゃん
いわゆる萌えキャラに分類してもいいよね。
※ふさちゃんは、今回の記事とは直接関係ありません。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは! (otarako)
2005-09-17 11:36:32
面白い検証ですね!!

さすがタツヤさん、しかと堪能させていただきました。

秋葉原に勤務していた私としては

→実際の住所地は台東区台東でしたが・・・

自分が台東に勤務しているにもかかわらず

秋葉原勤務と公表していたことに恥ずかしさと自責の念にかられますよ(爆)

今回、貴方の記事を読んで、真実の秋葉原を知ってしまったからには

元アキバ勤務だなんて二度と口にしませんから(笑)
返信する
otarakoさん、こんばんは (タツヤ)
2005-09-21 19:23:51
御返事が遅くなって申し訳ございません。

パソコンが不調に陥り、あたふたしてました。



秋葉原勤務に憧れます。それが例え台東区だとしても!(笑)

上野不忍池に近い、東京銀座に近い、しかも新宿にもアクセス可。

地元秋葉原のみならず、このパフォーマンスは驚愕に値します。

というわけで、元アキバ勤務を堂々と名乗って下さいませ。
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