7月に3750がEOSを迎えた為市場に大量投入されて嬉しい限りです。
そんな3750のIOS入れ替えをやってみた。
Project-M No.015 3750IOS入れ替え
37502台のうち1台がIP Baseモデルの為
IOSを入れ替えてみる。
IOSは3750-24TS-Eからイメージを読み出しPCに保存する。
PCから3750-24TS-Sにイメージを書き込む。
今回はFTPでの通信に挑戦。
PCにnekosogiftpdをインストールし、3750-24TS-Eから
c3750-ipservicesk9-mz.122-25.SEB2.binを取り込んだ。
その後どうやってもダウンロードがうまくいかないので
かなり回りくどいが以下の構成で実験。
構成図
全ての装置が同一ネットワークで、
それぞれIPアドレスを振ってある。
PC2はUbuntsでFTPサーバーを動作させている。
PC1からPC2へIOSをアップロードし、
3750のコンソールからcopy ftp: flash:を実行し
PC2からダウンロードに成功。
ブートのIOSを指定して再起動。
モデル名はWS-C3750-24TS-Sのままだったけど
無事にIP Serviceで起動し、OSPFが使えるようになった。
メモ
3750のflashファイルシステムはディレクトリがあるので
ファイル参照する際には作業ディレクトリに注意する。
FTPサーバのファイル参照ディレクトリは
ログインユーザのhomeディレクトリになる。
コマンドまとめ
copy flash: ftp: flash内ファイルをFTPサーバーにアップロード
copy ftp: flash: FTPサーバーからダウンロードしflashに書き込み
cd ddddddd 作業ディレクトリの変更
pwd 作業ディレクトリを表示
mkdir dddddd ディレクトリを作成
rm dddddd ディレクトリを削除
del ffffffff ファイルを削除
boot system ffffffffff 起動IOSファイルを指定
ip ftp username aaaaaa FTPでアクセスする際のユーザIDを指定
ip ftp password xxxxxx FTPでアクセスする際のパスワードを指定
参考サイト
ネットワークエンジニアとして
Cisco IOSファイル システム
参考書籍
CiscoIOSコマンド辞典
Ubuntsサーバ構築ガイド