白窯だより

陶芸家の日常、思い事

コバルト

2016-12-29 16:12:14 | 日記

師匠から贈りものが届く。

 

マイセン呉須,酸化コバルト、二酸化マンガン、、、、、貴重な金属、木灰、りんご。

貴重なものをこんなにたくさん。ありがたくて、ありがたくて、恐れ入ります。

「どう使おう。いい焼き物にせねば。」 頭の中がコバルトブルーになる。青い青い贈り物。

大切に使わせていただきます。ありがとうございます。


窯修理

2016-12-14 17:24:52 | 日記

今日は、窯修理の日。はじめての大修理。

どうやって悪い所だけ取り換えるのかとおもいきや、さすが窯屋さん。

見事な手際で、わるいところの耐火煉瓦だけ壊して、また見事にレンガを築き直してくれました。

プロの手業には恐れ入る。

また生まれ変わった窯で焼くのが楽しみ。

 こないだの窯のおおがらな片口。

前回は久しぶりの「まぁまぁ」。 一安心。


接触

2016-12-12 12:10:30 | 日記

一か月まえから、窯場の蛍光灯がつかない。どうやったって、つかない。

窯焚きも、暗闇の中、ごそごそと懐中電灯で。不便この上ない。

それで、いよいよ電気屋さんをよぶことに。

電気屋さん登場。 今までのいきさつを、なかば口をとんがらせて説明する。

「電球もかえました。」    「はぁ」

「スターターも変えました。」   「はぁ」

「どうやったって、だめなんです。押しても引いても」    

電気屋さんは、ポケットからテスターを取り出しながら、「ちょっと見てみましょう。」と蛍光灯に

触った瞬間、ぱっ。「あれっ、ついた。」

思わず「いま、なにした?」   「いや、回しただけ。」 

うそーん、俺が回した時、うんともすんともいわんかったやん。

普段、返事もしない子が、大先生の前では、「。。。。くんっ」 「はいっ」

もう一か所も、

「。。。。。くん」 「はっ、はいっ」 と、いいお返事。 おまえらいいかげんにしろよ。

電気屋さんは気の毒そうに笑っている。「接触が悪かったみたいですね。ハハハハハ」

テスターをそっとジャンパーにしまう。

「せっしょくですか。はははは」 二人でふにゃふにゃの大笑い。

古くなるといろんなところの接触が悪くなる。

 

 

 

 

 


じたばた

2016-12-10 10:47:04 | 日記

 このバラは一輪ずつ何度も咲く。

庭の紅葉も見ごろで、

焼き直し中心の窯。

前回の窯は酸化してしまうは、温度は足りないは、で、やりなおし!。

温度の管理が難しくなってきている。人も窯も年を取る。

調子の悪いときは、じたばたする。


おやおや12月

2016-12-02 16:30:19 | 日記

釉薬を調整しなおしたり、いろいろいろいろしていたら、もう12月。

11月はどこへいってしまったのかしら。

 やっと窯に火がはいる。

 音楽シリーズやら、

 器もの中心。

おりゃおりゃおりゃ。と、どんどん描く。

今朝、ドラマを見ていると、猫が家に上がってきて大騒ぎになる。

こちらは「おっ、久しぶり。どこいっとったん?」のつもりだったが、あちらにすれば、

「げっ、捕まったら人形にされる。」といったところか、

「やべー、びびったー」の後ろ姿に笑ってしまう。