白窯だより

陶芸家の日常、思い事

ねこの友達

2015-01-25 02:17:24 | 日記

最近、ねこの友達ができる。

前の窯づめのとき,窯場をのぞきこんでたのが最初。それから、なんのつ

もりか毎日やっきて 戸口の外で鳴く。出ていくと逃げるのだが、こない

は 気まぐれによってきて、なでさせてくれる。うっ、うれしい。

きょうも、窯づめをしていると、また、しばらく眺めていく。

猫に認められたみたいで うれしい。


今日は窯焚き。









余市

2015-01-23 23:29:09 | 日記

マッサンブームで ウヰスキーの「余市」を買う。

普段、ウヰスキーとか飲まないのだけど、そこはマッサンブーム。

この「余市」は、香りも華やかで 重ったるくなくていい感じ。

 

「余市」、、、「よいち」、、いったねえ、、、、いった、いった。。。思い出が、、、、、、

 

あの日は、マンネリな大学生活に喝を入れようと、早起きをして、しまぬき と ながしまとで

余市のウヰスキー工場にいく。マッサンの工場。

早く行き過ぎて、工場入口で三人で遊ぶ。程なく、案内の人に付き従って工場見学。

三人で貸し切り。いい雰囲気の工場内。大きなポットミルのまえで、、、しまぬきが真面目に

質問するのが面白かった。,,、お前、真面目か?

見学の最後は お決まりの飲み放題。ウイスキーとワイン。

でも、そんなに飲めるわけもなく、、、すると、しまぬきがザックからペットボトルをとりだし、、、、、

貧乏学生ゆえお許し、積丹半島行きのバスの中は酔いつぶれて、気が付けば積丹。

「うに丼だ~~!!」とバス停前の食堂に入る。

「うに丼!」  「うに丼!」  「てんぷらそば。」     えっ!?  なぜにっ??

しまぬきだけ てんぷらそば。  

これをどうとらえればいいのか、彼にはこんなところがある。舞い上がらないというか、我が道を

行くというか、ノリが悪いというか、、、、、でも、もし、経済の問題だったら、、、これは、気の毒な

ことをした。舞い上がっていた自分が恥ずかしい。

先に、しまぬきの てんぷらそばがくる。ながしまと二人、しまぬきがそばをすするのをだまって

みつめる。たまねぎのかきあげ。  ああ~っ、うにが ”ちょっと”だといいなぁ。べーってのって

ないといいなぁ。

そこへ、うに丼登場。  あれっ!?  えっ!!これは、、、、、親子、丼?

卵でとじてある。あたりを見回す。間違えた様子はない。  ながしまも、素知らぬ顔で食べてい

る。たしかに、よーく見ると卵の中に  うにがみえる。

知っていたのか、ながしま。お前は、知っていたのか。 

その、ときどき生臭い玉子丼、を 黙々と飲み込む。ながしまも 黙々と食べている。

そばを食べ終わった しまぬきはスポーツ新聞を読んでいる。

北海道は、なんでもかんでも あまっからい。なんでもかんでも。

 

店を出て、百メートル歩いてから、やっと ながしまが口を開く。

「うに丼って、ちがうものを想像してたんだよねえ。」

「生だとおもったろ!なんで、たまごとじ?!なんで砂糖醤油!」

「イひひひ、、、いやー、気の毒でよう、見ちゃおれんかったわ。ひひひ、、、」としまぬき。

だから、スポーツ新聞!?それから、三人で堰を切ったように悪口、大笑い。

途中、カニと戯れながら神威岬へ。

断崖絶壁と蒼い海と丸い地球に圧倒され、、、、

 

一本のウイスキーがながながと思い出をひっぱりだしてくれた。

 

 


きょうは窯焚き

2015-01-10 04:07:02 | 日記

年末の窯はダメダメだったので、今年は新年早々の窯。

今回は、前回の焼き直し半分だが、あたらしい釉薬、あたらしい粘土でいれる。

青マット改良,黄マット釉。 温かい白釉。 黒陶土。

 

さてさて、、、、、、。