第97回二科展が国立新美術館で9月5日~17日で行われています。前回の入選は上野の森美術館の展示だったので、ここに展示して頂くのは初めて!すこしドキドキしています。
入り口付近には主賓の間ということで、贅沢な空間に負けない大先生の絵が飾られていています。
今年は被災地児童作品特別展示「未来の夢のまち がんばろう福島」というタイトルで石神第二小学校5.6年生の夢のある絵が飾られていました。
絵を描く事で、子供たちの心の癒しになれば・・・と言う事から共同制作が始まりました。
最高賞の内閣総理大臣賞「はこぶね」です。震災がきっかけで描いたそうです。大変な大作です・・・私とは全く違う画風と、自信まんまんな人格に圧倒されました。
今年5月30日に99歳で亡くなられた、生涯現役の名誉理事長 織田 廣喜先生の絵です。先生の絵と人柄は、私の心の中で生き続けます。
青森出身の大先輩、月館 れい先生の絵です。90歳を越えても今だ現役で新鮮な絵を描かれていることは、尊敬以外のなにものでもありません。今年開場でお会いできなかった事が残念でした。
このような感じで、全く個性の異なる絵が1000点以上が飾られていました。その他写真の部・彫刻の部・デザインの部が有り、全部見たら正直疲れました。
その一角に、私の絵を発見!出展した中で一番小さい50号です。なんだか浮いている!廻りの絵と全く違う表情という事がわかりました。
これも現場にいったから解ったことです。
美術評論家の方にも批評をお頼みしたところ、コメントがあいまでした。・・・私の絵は建築の思考の隙間から生まれる構図なので、絵画を勉強した方とは違う事がわかりました、この路線を突き詰めてみよう!
工藤 静香さんの絵です。ご本人もカメラマンと一緒に一瞬来ていました。たぶん取材でしょうね!
今回は青森支部事務局と言う立場で本展に行ってみましたが、全国のレベルには、今の青森では規模・指導者・環境・経済等々比較してしまうと、つらい状況という事を肌で感じました。事務局等の対応もある意味冷たく感じた事も、青森の置かれている状況からかもしれないと思いました。
お金と力で大先生を囲んで作られた支部とは違う活動!例えば同じ弱小東北の岩手・福島支部と復興支援と子供たちの絵画展の支援を行い、絵画(二科会)と音楽会(ピアノ等)を行って、東北ならではの新しい発表を行う事で、二科会を東北に認知して頂く。などアイディアはいくらでも有るとも思いました。