今からほんの数年前は、夏が来るのが楽しみでした。
雲南市の大東町の七夕祭り、鳥取のしゃんしゃん祭り、
仁多町の愛宕祭り・・・
勿論、写真を撮影するためでしたが大きなズームレンズを
取り付けたカメラを両肩からぶら下げて首からはライカを1台。
全然重さなんか苦にならなかったです(笑)。
じゃあ何で全部止めてしまったかと言うと・・・
私がハマっていた祭りは鳥取しゃんしゃん祭り以外は
のどかのものでした。
夕方になると町民がどこからともなく集まってきて祭りが始まる。
それが良かったのに毎年毎年見物人とカメラマンの数が
増えてきたのです。
結果、それまでは祭りの列に入って撮影が出来たのに
人が多くて出来なくなった。
祭りが有名になりすぎて県外から観光バスで
爺婆カメラマンが大挙押し寄せてきた。
そんな爺婆カメラマンが偉そうに現場を仕切るようになった。
中でも一番腹が立ったのがいつものように
70~200ミリレンズで撮影していたら
一人の爺カメラマンに怒鳴りつけられました。
「協定を守れ」
意味わかんない??
よくよく聞くと私がこの爺カメラマンのフレームに
インしてるから目障りだ・・・。
目障りって・・・
あんたのカメラに付いてるレンズって21ミリレンズじゃん!!
そんなレンズで撮影されたらフレームインしているカメラマンは
全員はるか彼方まで退避しなきゃいけないんだよ。
そうでなくても他のカメラマンに気を使って
フレームインしないようにこちとら望遠レンズ使っているのに。
それに協定って何?
この祭りに来ている全員のカメラマンから承諾取ったの??
ここまでまくし立てたら流石にこの爺カメラマンも
黙って行ってしまいました。
これが止めた理由の一つ。
二つ目の理由は愛宕祭りのよさこいダンサーズの
撮影しているときあまりにも見物人が多くてダンスが
途中でストップ しまいそこから先は全く動けずじまいでした。
この時に私の中でこの祭りは終わったなと言う声が
聞こえてきたのです。
これが祭りに出かけなくなった理由かな。