お孫Tくんが生まれてからもうすぐ2ヶ月。

老眼鏡をかけても、爪が小さすぎて

実家からdoor to doorで30分もかからないのに、私が手伝ったのはたったの数日。
それを可能にしたのは今月末で育休が終了する娘のパートナーの子育てに対する意識の高さが要因だと密かに思っている。
いくら育休を取ったとしても、自発的に家事や育児に関わらなければ、育休の意味がない。
彼は、家事全般を担い、新生児にも向き合い、娘と二人三脚でこの2ヶ月を過ごしてきたのがわかる。
お疲れ様旅行をしたいと娘から相談があったので、こちらも是非にと了承。
娘夫婦水入らずで一泊二日の温泉旅行を計画。
お孫Tくんは我が家でお預かりすることになった。
出発の日の朝、大荷物と共に託されたTくん。私とだんなさんで事前に準備はしていたけれど
やはり子供と孫は大違い。
首も座らぬTくんではあっても、怪我をさせないように細心の注意を払った。
基本、おむつ替えをし、3時間おきにミルクを飲ませて、ゲップをさせ、眠かったら寝かせる。その繰り返しなのだが
可愛さもあって、
ずーっと二人でTくんのそばにいた。
どっちかがミルクを作り、飲ませてゲップをさせる。
ぐずると抱っこするのはだいたい私で、
う○ちをした時も
「あなたの方が得意だから」とかなんとか言っちゃって私に委ねる。
まぁ、食事作りや片付け、あとお風呂にTくんを入れたりしてくれたので(洗うのは私)、彼もすごく働いたのだけど、
1日半ぐらいTくんと密に過ごすと
娘を産んだ時の29年前の記憶がどんどんよみがってくるのだ。
あの時も、自分の苦手なことは私に押し付けてたよなぁ。
それで「私だって初めてなんだからできないよ〜」と悶々としていた。
「これでいいのだろうか…」と不安になりながらも
初めての育児は待ったなし。難題が目白押し。やるっきゃなかった。
日に何度もTくんのおむつ替えをしているうちに、やり方を思い出してきて、手際がどんどん良くなるのがわかる。
寝てる間に足の爪でも切ってあげようと思ったけど

老眼鏡をかけても、爪が小さすぎて
怖くてできなかった。
私は母乳だけだったので、泣いたらすぐ飲ませられたけど
ミルクは作るのに手間がかかるから、Tくんの泣き声で結構焦った。
夜中、急に悲鳴のような声をあげたのでびっくりして顔を覗き込んだけれどスヤスヤ寝ていた。
これって、昔も経験したことがあるぞ、と自分の子育ての記憶もまた蘇った。
Tくんは、いろんな表情が増えて、声も出るようになり、体重も増加した。
Tくんとの二日間は
娘からのプレゼントだと思うぐらい
嬉しく楽しい時間だった。
(寝不足だし、腕は筋肉痛だけど)
充実した旅行から戻った二人にTくんをお返しした。
返し忘れたガーゼが一枚浴室に残っていた。
Tくんの残り香と共に
今日は寝ることにしよう。
Tくんが泊まりにきてくれたおかげで
明日の検査結果のことを考えずに済んだ。
しばらくはTくんロスが続くだろう。
娘が近くにいるおかげで
私たち夫婦ももう一度育児体験させてもらっている。
娘よ、信頼してくれてありがとう。
そして、楽しい時間をありがとう。

すごい、なかなか出来ない経験ですね。
皆が幸せになることが出来るような
感じで、良いなあ〜と
じんわりしました!
Yちゃんにとっては親孝行、とかげさん夫婦にとっては娘さん孝行になったのではないでしょうか。素敵な関係です。
そしてやっぱり、Tくんの足の指は長いですね~!
数年後の自分がどうなっているかさえ想像できなかった苦しい時期を思うと
こんな幸せでいいのかと逆に不安になることもありますが
今をごきげんに過ごすことが今できることですよね。
頑張ります。
やっぱりそう思う?指長いよね。
孫バカ全開で夫婦で言い合っています。
筋肉痛がじわじわきていますが
それも嬉しい悲鳴かも。
ロスに打ち勝つぞ!