昨日のいわさん会

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　昨日は「いわさん会」いわさん会の例会があり、印刷産業の行く末をめぐって論戦になりました。印刷会社は全国でほぼ３万社あるのですが、そのうち約２万社が１０名以下の企業です。さらにそのなかの約１万社が３人以下の零細企業です。

　いずれにせよ、すべての企業が生き残るだけの市場はありません。たとえば、今新しいことに取り組むのはリスクが大きい、企業数が何社に減れば競争がなくなり、価格が安定する、あと４～５年の辛抱だという考えもあります。一方では、リスクをとれない経営姿勢では市場縮小に飲み込まれるから駄目だという考えもあります。

　当社が経験してきた業態変革は、帳簿製造、活版印刷、オフセット印刷というように変わっていますが、いまだに帳簿製造のころのお客様に当時と同じサービスをお届けしています。つまりリスクを避けながら長い年月をかけて変わってきた。それだけ時間がかかることなのです。

　私たちは仕事をつくりだす企業です。待つことも、リスクを承知で勝負することもしません。過去の経験から、お客様のお困りごとを察知し、うちのすることと違うなどどいって目を背けずに解決していった結果、仕事が生まれ業態は見事に変わっているはずだからです。
　
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