植林が急いで必要だ！

　ウガンダを上から見るときっとモグラたたきの様になっているはずだ。岡から岡の間には低地、湿地帯がある。パピルスが密生していて水は直接見えないが、雨や生活用水が岡の上を流れて集まっている。そばを通るとお風呂屋さんの下水の匂いが漂っている。
岡の頂上は丸坊主が多い、そのほとんどがバナナ（マトケ）と芋畑、朝暗いうちから夜暗くなるまで良く働く、子供も５歳くらいになると畑仕事は当然のこととして駆り出される。
　先日、ンムパタフォレストの見学をして来た。ウガンダは大昔は森林であった。今はその森林がほとんど畑になってしまっている。
　泉が無い、川が無い。だから地下水が溜まらない。水は汚れた生活用水と一緒に表面を流れて湿地帯を作っている。浅井戸等も水が臭い、異様な臭さである。やはり雨水は森林に吸収してもらわなければ、自然の摂理に適わない！
　昔、鬱蒼していた森林を蘇らせないとビクトリア湖の水まで異様な臭いに変わってしまう！心配した通り、６月５日ビクトリア湖とナイルの源流ヘ行った。数年前には無かった異臭が鼻をついた！大変なことだ！水をきれいにするための「ホテイアオイ」が異常に増えている！
　ウガンダの植林は急を要する！