自粛生活にもだいぶ慣れてきた。
山道の途中にあったベンチに
そうこう考えながらも
どんどん日が傾いて
週末のウォーキングが
習慣になりつつある。
先週は山から海へ
歩いた。
山道の途中にあったベンチに
ゴロリと横になり
空を見上げると
春を待つ木々の潔い枝ぶりが見えた。
地球に生きるもの同士
春を待つ心いきに共感した。
海に出た。
海に出た。
この空の向こうには宇宙が広がっていて
自然の摂理の中に
自分たちもある。
どうあがいても変えられないもの
があるように感じて
畏怖の念を持つ。
そうこう考えながらも
気分よく歩いていくうちに
空に光るものを見つけた。
とても細い三日月だった。
どんどん日が傾いて
夕焼け。
先のことは分からない。
ただ言えるのは
どんな喜びも悲しみも
いつの時代も乗り越えていくということ。