小さな旅

気ままなドライブ旅行、思いついたこと

ムカデ

2016-07-08 23:25:44 | 思いつくまま

「痛い!」

急に足先に鋭い痛みが走りました。

あわてて足元を覗くと、小さなムカデが床にいます。

とっさに近くにあった紙を丸めて、ムカデを捕まえました。

見ると幅5ミリ、長さは5~6センチくらいのものです。

小さなムカデですが、噛まれた跡が痛いのです。

こんな時にはどうしたらいいのだろう。アンモニアを塗ったらいいのかしら。

 

大きな声を出したのを聞いて、娘がやってきました。

「吸い玉で毒を吸い出したらいいよ」

小さな注射器のようなものを、私の足の指に付けるのですが、足の指は

肉が無く骨ばっているので、上手く吸い付きません。

結局、化膿止めの薬を飲んで、虫刺されの薬を塗っておきました。

熱を持った患部は、むず痒いのです。

氷で冷やしたりと、大変でした。

 

ムカデと言えば、以前にも刺されたことがあります。

我が家は木造の古い家なので、自然が豊富?なのです。

 

ムカデの生態を調べると

日本のムカデには三種類あるそうです。

トビズムカデ、アオズムカデ、アカズムカデだそうです。

ムカデの寿命は6~10年位で、鋭い歯で噛みながら毒を注入するそうです。

ムカデは本能的に、動くものを襲うのだそうです。

普段は外で生息していますが、じめじめした場所を好むので、湿気が多い

梅雨頃には家にも入ってくるそうです。換気口や浴室、台所、排水溝の隙間

からでも入ってくるそうです。

 

ムカデに噛まれた傷がやっと治った頃、就寝中に腕のかゆみで目を覚ましました。

「蚊に刺されたのかしら。蚊がいるような気配は無かったのに」

寝ぼけ眼で薬を探し腕にこすり付けました。

かゆみで、時々目を覚まします。

蚊にしては、キツ~イかゆみが消えません。

 

夜が明けてみると、腕の外側が赤くなり、盛り上がっています。

これは蚊ではありません。またムカデに噛まれたようです。

娘が吸い玉を持ってきました。今度は腕なので、よく吸い付きました。

「痛いわ、もっと軽くやって」

「毒を全部出した方が、早く直るよ」

暫くすると、かゆみが収まってきました。

 

「ムカデのような害虫は、この世に存在しないほうがいいのに」

と思ったりしますが、ムカデは害虫とばかりは言えないようです。

「ムカデは肉食で、昆虫や小動物を餌にする。家の中のゴキブリや蜘蛛

などを食べる」とあります。

 

「この世の中に存在するものは、無駄な物がありません」

と生物学者の方が言っていたっけ。

でも、身近にいたら困るなぁ~~。