小さな旅

気ままなドライブ旅行、思いついたこと

ヒマワリとカワラヒワ

2014-08-26 00:43:16 | 思いつくまま

 8月に入るとヒマワリがぐんぐん伸びて、私の背丈より大きくなってしまいました。

「太陽の花」と言われるだけあって、その姿は夏そのものです。

 

 

 

この花が終わる頃になると、カワラヒワがやって来ます。カワラヒワ(スズメの

ような鳥)はヒマワリの種が好きなので、種の成熟度を偵察に来るそうです。

 

 

8月も下旬になってしまいました。窓から覗いてみると、ヒマワリの枯葉が揺れています。

目を凝らすと数羽の鳥がせわしなく枝を飛び交い、種を啄ばんでいます。羽の黄色が

見えます。カワラヒワです。

 

この鳥がヒマワリに来ると、夏も終わりです。

 

 今のヒマワリ

カワラヒワ

 

 

 


カラスウリ

2014-08-20 05:01:48 | 思いつくまま

近所に住む友人が、

「もうじき月下美人が咲くから、見に来ない」と誘ってくれました。

月下美人は神秘的な花です。「人が寝静まった夜中に、華麗な姿を見せる」のだそ

うです。

用事があって家を空けた翌日友人が来て、「昨夜、月下美人が咲いたのよ、呼びに

来たけど留守だったわ」

「昨日だったの、残念だわ」

友人は月下美人の写真を持ってきました。

「何度も撮ったけど上手くいかなくて」

 

 月下美人

 

 

カラスウリの花

また、カラスウリの写真も持ってきました。

「カラスウリって知ってる?」

「子供の頃に見たことがあるけど、最近は見ないわね」

 

 

私が子供の頃、家の近くの土手に夕方になると白い花が咲いていました。初めは

何の花か分りませんでしたが、レースのような繊細な花の様子に目を見張ったも

のです。その側には、ナツメの木がありました。

そんな風景を思い出すのです。

蝉取りに夢中になっていた夏が終わる頃、カラスウリの花は、真っ赤な小さな実に

なっていました。

 

 


宅急便

2014-08-14 23:57:19 | 思いつくまま

「お荷物ですよ」

玄関先で声がします。宅急便が来たらしいのです。ハンコを持ってドアを開けま

した。

女性は手押し車の中に縦に積んである荷物を、無造作に取り出しました。その

荷物を渡された時、それが知人から送ってきたモモだと分ったのです。

「モモを縦に積んで、大丈夫なのかしら?」

配達の女性は荷物の効率的な運搬方法ばかり考えて、「それがそのような品物

で、荷物によって扱い方が変わる」ということまで、考えていないのかもしれません。

箱の表面には「軟弱果実です。取り扱いに充分気をつけてください」と書いてあ

りますが・・・・・・。

箱を開けてました。知人が送ってくれたモモは横になったり、下向きになっている

ものもあります。

折角梱包に注意して送ってくれても、取り扱い方が悪ければ、品物の価値は下がっ

てしまいします。

宅急便の大手の会社だけに、残念です。

 

 

本来はこのように、整然と並んでいたはずなのに

 


ゴーヤとスズメバチ

2014-08-12 21:30:31 | 思いつくまま

4年ほど前から、窓際にゴーヤを植えるようになりました。

今年は、種からゴーヤを育てました。ゴーヤは南国の植物なので、地温が上がらな

ければ幾ら早く種を蒔いても芽を出しません。植木鉢をプチプチで覆ったりして、やっ

と芽を出した時には感激したものです。

そのゴーヤが次第に大きくなって、窓いっぱいに広がるようになりました。いわゆる

緑のカーテンです。太陽を浴びたゴーヤの葉はキラキラと光っています。そのゴーヤ

越しに、爽やかな風が入ってきます。

 

 窓いっぱいに広がるゴーヤ

 

  ゴーヤの実がなってきました。

 

 ゴーヤが大きくなり、屋根の庇にまで伸びています。その先についている実を採

ろうとするのですが、背を伸ばしても届かないので、高枝切り鋏で取ることにしま

した。ところが、枝が絡まって上手く取れません。腕がだるくなるので一時作業を

止めては、また、前と同じように高枝切鋏を持ち上げます。

そんな動作を何回も繰り返して、やっとゴーヤをとることが出来ました。

ヤレヤレです。

ところが、ふと横を向いた途端、体が固まってしまったのです。すぐ横に、スズメバチ

の巣があったのです。

恐る恐る後づさりして、家の中に駆け込みました。

窓からこわごわ覗いてみると、直径15cm位の巣があり、その上に1匹の蜂が止

まっているのが見えます。このまま放っておくわけにはいきません。家人は勿論、近隣

に迷惑がかかります。スズメバチは凶暴と聞いています。

どうしたらいいのでよう・・・・・。

「よ~し、思い切って退治しましょう」とは言うものの、上手くいくか心配です。

 

軒下にある蜂の巣

 

「昆虫は夜になると目が見えない」と聞いていたので、夜まで待つことにしました。とこ

ろが夏の日はなかなか暮れません。やっと日が落ちても、周囲の外灯が明るいのです。

「大丈夫かなぁ」と思いながらも、実行することにしました。

カッパを着て手袋をはめ、ゴーグルをつけました。ゴーグルをつけると見えにくいので

外し、買ってきた「スズメバチジェット」を取り出しました。

用意が出来ました。懐中電灯で蜂の巣を照らすのですが、蜂が飛んできたら困ります。

こわごわ巣に近づき、「スズメバチジェット」を噴射しました。時間からするとたいしたこ

とは無いと思うのですが、とてつもなく長く感じられました。

 

翌日、窓からそうっと覗いてみました。蜂はいなくなっているようですが、、駆除出来

たのでしょうか。

翌々日になって、巣の近くに行ってみました。巣の上にいた蜂の姿が見えません。

それでもまだ心配です。 

 


屋久杉自然観と焼酎

2014-08-12 02:18:33 | ドライブ旅行

 

屋久杉自然館

船に乗るまで時間があるので、「屋久杉自然館」に行くことにしました。

「屋久杉自然館」は、初日に行った「ヤクスギランド」へ行く途中にあります。余り期待をせ

ずに行ったのですが、建物の入り口にある大きな屋久杉のオブジェに目を見張りました。

手を加えたわけでもないのに、木がそこにあるだけで惹きつけられてしまうのです。

 

屋久杉自然館の建物

 

入り口近くにある屋久杉のオブジェ

 

自然館の館内

 

屋久杉

 

屋久杉伐採に使われた、全長2mのチェーンソー  

 

 屋久杉の年輪 (成長が遅いので、年輪幅が狭いのです)

 

 屋久杉の展示

 

 屋久杉で作られた館内

 

入り口で靴を脱いで、そのまま館内へ。床の感触が心地よい のです。

 

屋久杉を切り出して木材として出荷する、昔の映像

 

屋久島は島の中央に高山が多く、島を縦断する道がありません。それで島の集落は、

全て海岸沿いにあります。例外として、屋久杉の伐採が盛んだった時代に、内陸部に

集落があったそうです。

その小杉谷集落には大勢の人が住み、屋久杉の伐採、トロッコによる運搬などの仕事

に従事していたそうです。今は集落はありませんが、木材を運んだトロッコの軌道跡が

残っています。

 

屋久杉をいう名前を聞いたのは、友人の家へ遊びに行った時でした。ご主人が株で

大儲けしたとかで、「立派な屋久杉のテーブルを買った」と言うのです。私はその時、屋

久杉の価値を知っていたわけではありませんが、見事な年輪に見とれた覚えがあります。

高価なものだったのでしょうね。

 

今は屋久杉を伐採することは出来ないそうですが、かつて、伐採された屋久杉の切り

株や根、台風などで倒れた倒木などが工芸品として使われているそうです。

 

 

焼酎

自然館から下っていくと、酒造メーカーがありました。娘は看板を見ると、「入ってみよう」

と言うのです。

「入ると、”お酒を買わなかったらいけない”と思うから、入りたくないわ」

「買う積もりにしているのよ、友人から頼まれたのでね」

仕方なく中に入りました。

 

本道に出ると、この看板があったので

 

本坊酒蔵

 

 

中に入ると、店の方が説明をしてくれます。

 

年に1回仕込むのだそうです。

 

 

店に置かれていた焼酎

 

カウンターには、蔵で作った焼酎が揃っています。

 

見学が終わると、試飲コーナーに案内されました。

「味を見て下さい」と、真ん中の瓶の焼酎を勧めてくれます。

娘は、お酒が飲めません。

「お母さん、飲んでみたら」

「いいわよ」、私はオールフリー専門です。

「いいから飲んでみてよ」

仕方なく、一口飲みました。飲んだら、感想を言わなくてはいけません。

「癖が無くて、飲みやすいわ。あっさりしているのね」

「これはどうですか」

男性は右手の陶器に入った焼酎をコップに入れました。「原酒」と書いてあります。

「う~ん、これは・・・・・」

「じゃぁ、これはどうですか?」

一番右端の一升瓶です。

「コクがあって、癖になりそうですね」

男性はうなずきながら、「私は毎晩これを飲んでいます」

「では、このお酒はどうですか」

今度は左手の瓶です。

「甘いわね」

「女性向に造っているのです。女の人のほうが味が分るのかな」

その後、娘は友人に送るような手続きをしていました。

 

「お母さんが”、癖になりそう”と言ったとき、店員さんがうなづいていたわ」

「”飲んでみたら”っていうから、仕方なく飲んだのよ」

 

屋久島には、他にも酒造メーカーがあるようです。

「三岳は有名らしいわ」

娘は飲まないくせに、小瓶を買っていました。